BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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ハマセン、爆走!

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 1R、浜先真範が今節4勝目。荒れ水面をモノともしないまくり差しで突き抜けた。
「ハマセン、すげえなあっ!」
 ピットで声があがる。そうですか、ハマセンって呼ばれてますか(笑)。ここまでの成績も、1マークの乗りっぷりも、「すげえ」がふさわしい。同期で、予選1位を争う中田達也も、「もうトップ無理じゃん」と舌を巻いていた。浜先がこれでトップをぐっと引き寄せたのは確か。ただし後半6Rは6号艇なので、まだまだ中田にもチャンスはある。113期同士のつばぜり合いの行方やいかに。

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 浜先のまくり差しをインで浴びたのは同県の下寺秀和。2Rエンジン吊りを待つ間に、浜先に乗り方を尋ねていた。江戸川8連勝、昨日の2着でストップも、ふたたび1着、という浜先は、江戸川での乗り方をつかんでいるということもできる。下寺はそれを間近で見せられたわけだ。というわけで、浜先は自分のボートに乗ると、下寺に乗り方を解説していた。7Rに登場する下寺、それを活かせるか。

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 1R前のピットには、今日もモーターが乗せられていないボートが。井上尚悟、今泉友吾、そして平高奈菜だ。井上は2R発売中には松井洪弥のヘルプを受けて装着を済ましているが、今泉と平高は2Rが終わってもまだ乗せていない。悪くない気配の今泉はともかく、機力に苦しんでいる平高はがっちりと本体整備に取り組んでいるはずだ。レディースの主軸であり、また劣勢パワーでよく戦っているわけだが、勝負駆けの今日はどうしたってもう一丁も二丁も上積みが欲しいところだ。11R1号艇で確勝を期すためにも、気合の整備調整は続いていくだろう。(黒須田)