BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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多摩川に10年ぶりSG戦士が大集結

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 9時50分、通用門に着くと、長嶋万記! 早い! BOATBoyやパンフレットで出場選手をチェックしていた方は、「長嶋!?」と思ったかも。出場予定だった山田康二が公傷により欠場となり、長嶋の繰り上がりが発表となったのは昨日の午後! 午後1時頃に長嶋に連絡があって、しかしそのとき長嶋はお昼寝中、3時頃に気づいて「私がグラチャン!?」となったそうだ。長嶋はやはり今日前検の三国に出場することになっていたが、急遽グラチャン出場で多摩川へ。大きな荷物はすでに三国に発送済みで、つまり今日は多摩川には荷物が届かない! ヘルメットなども今日明日はレース場から借りることになるようだ。「最後に出場が決まって、荷物もないし、せめて一番早く来てやれ、って(笑)」。ということで、早々のレース場入りとなった次第。せっかくのチャンスだ、失うものもないことだし、思い切ったレースを見せてほしいですね!

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 長嶋だけでなく、静岡支部は全員が早い入りとなった。長嶋に続いてスター徳増秀樹が登場! と思いきや「殺し屋だから」と呟いて競技棟に向かうのだった。殺し屋? 今節、徳増を外した舟券を買ったら、バリバリ連に絡んできて、ワタシの舟券が殺されそうです……。菊地孝平、笠原亮、坪井康晴も立て続けにやってきて、静岡支部は早々に勢揃いしています。

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 今回のグラチャンは多摩川では約10年ぶりのSG。その10年前のSG=クラシックを優勝したのは、池田浩二! 今回ももちろん参戦で、早めの多摩川入りと相成っている。10年越しの多摩川グラチャン連覇なるか!? 

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 地元勢からは中野次郎と長田頼宗! エース濱野谷不在は寂しいが、その分もこの二人が多摩川グラチャンを盛り上げるはず。というか、盛り上げてもらわねば困ります! 中野は「もう緊張してます」。ちょっと早いと思いますが(笑)、それも地元SGへの気合のあらわれと理解しておこう。

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 ディフェンディングチャンピオンは白井英治。64年ぶりの徳山SGで涙の優勝を飾ったのが、もう1年前のことかあ。グラチャンは一時期、連覇の出ないSGと言われていたものだが、湯川浩司が連覇してから、太田和美、山崎智也と連覇を果たしている。白井の仲間入りにも期待!

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 連続優勝ということなら、やはり注目は吉川元浩! クラシック、オールスターとSG2連続V、このグラチャンでは史上3人目のSG3連続優勝に挑む。今のところ、今年のSGウィナーはこの人しかいないんですよね。当然、新聞などでも騒がれることになるわけで、本人も意識しないわけにはいかないはず。その戦いぶりにはとにかく注目が集まるだろう。

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 クラシックで負傷して途中帰郷、その後もしばらくレースを休んでいた丸岡正典がSGに帰ってきました! 穏やかな丸ちゃんスマイルはもちろん変わらず。戸田の落とし物を多摩川で拾い上げる戦いになる。あのときの痛恨の分も、日本一の静水面で取り返せ!

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 大トリは赤岩善生。今日は都内の電車が一部遅延したらしく、赤岩もそれに巻き込まれたらしい。到着は11時30分過ぎで、抜けた大トリでありました。急ぎ足で競技棟に向かう赤岩、道中ではきっとイライラもしたことだろう。レースで鬱憤晴らしを!(黒須田)