BOAT RACE ビッグレース現場レポート

BOAT RACE ビッグレースの現場から、精鋭ライター達が最新のレポートをお届けします。

応援する同郷のため

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 ピット取材からいったん記者室に戻ってきたら、畠山がキャッキャしている。2R、道産子・三浦敬太が1着! 見事なカドまくりであった。やはり甲子園の舞台でふるさと代表の1着は嬉しいもの。超銘柄が代表となっているボート大国出身の方はそこまで実感しないのかもしれないが、我々のような“田舎モン”にはでっかいことなのです。まあ、三浦としては予選突破にもつながる大きな1勝、ということなのであろうが、この大会は北海道の人たちがその勝利をきっと喜んでいる。けっぱれ!

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 で、エンジン吊りにも参加していた我が信州の星はといえば、三浦が控室へと戻ろうとしている頃、東京支部の面々に自分のお腹を触らせて悦に入っているのであった(笑)。サイクリストでもある飯山だから、そりゃあカッチカチでしょうね。ワタシとは違って。なんだか呑気なものだが、実際は朝から気合の入った表情で作業をしている。今日は1号艇! 負けられないのだ。朝一番で顔を合わせたときも、決意の目つきでこちらを見返してきた。やってくれると信じてますぞ!

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 今日も朝からプロペラ調整室は大盛況。飯山も含めて、多くの選手がペラと向き合っている。今日はまた一段と気温が上がっているからなー。気になったのは1R後の平尾崇典。ずいぶんと強い力でガンガンとハンマーを振るっているのである。伸びを引き出すことにかけては定評のある平尾。その一撃が伸びを引き出すだろうか。6Rはセンター3号艇! スリットからの足に注目してみたい。

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 整備室では重成一人が本体整備。ウェアの背中には「うどん県 それだけじゃない 香川県」と一句。そりゃそうです。うどんだけじゃない、重成一人がいますよ! あと森高一真も。丸亀は骨付き鶏が美味いしね。ここまで1着はないもののオール連絡み。さらにパンチをつけ、先頭ゴールを果たすべく、モーターに一喝を入れているということか。

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 で、そうしたなかで山崎智也のモーターがボートに乗っていないのである。整備室には、たしかに45号機が置かれていた。本体整備ではなく、まだ装着をしていない、のである。ピットには何度か姿を見せているが、特に何もせずに控室に戻っていく。余裕綽々と言っていいだろう。こんな智也、久しぶりかも!? 上州でエールを送るファンのため、今日もカッコいいレースを見せろ!(PHOTO/池上一摩 黒須田 TEXT/黒須田)