BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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桐生WチャレカTOPICS 2日目①

 まずは昨日までの賞金ランク。

賞金ランキング  グランプリ条件
1毒島 誠 14154 GP選考1位確定
2吉川元浩▼12470 トライアル2nd確定
3峰 竜太▼10717 トライアル2nd確定
4桐生順平 9454 トライアル2nd当確
5瓜生正義 9176 GP確定
6柳沢 一 8740 GP確定
 ――――
7石野貴之 8375 GP確定
8白井英治▼ 8007 GPトライアル1st確定
9馬場貴也 7936 GP確定
10田村隆信 7179 GP確定
11菊地孝平▼ 7090 GPトライアル1s確定
12井口佳典 7083 GP確定
13徳増秀樹 7076 GP確定
14池田浩二▼ 6955 GPほぼ当確
15太田和美 6914 GP当確
16今垣光太郎 6449 優出当確(断然有利な立場ではある)
17茅原悠紀 6003 優出3着当確、予選落ちでピンチ!
18原田幸哉 5991 優出3着当確、予選落ちでピンチ!
 ――――
19松井 繁 5908 優出3着当確(予選突破必須)
20木下翔太 5882 優出3着当確(予選突破必須)
21重成一人 5760 準V当確、優出3~6着で?
22平本真之 5707 準V当確、優出3~6着で?
23桑原 悠 5587 優勝当確、優出2~6着で?
24湯川浩司 5472 優勝当確、優出2~6着で?
25丸野一樹 5187 優勝当確、優出2・3着で?
26篠崎元志 5163 優勝当確、優出2・3着で?
27赤岩善生 5110 優勝当確、準Vで?
29中野次郎 4990 優勝当確、準Vで?
30大山千広 4940 優勝当確、準Vで?
31萩原秀人 4897 優勝当確、準Vで?
32永井彪也 4810 ほぼ優勝条件
33坪井康晴 4732 ほぼ優勝条件
35魚谷智之 4637 優勝条件
36興津 藍 4589 優勝条件
37稲田浩二 4525 優勝条件
39濱野谷憲吾 4423 優勝条件
40石渡鉄兵 4392 優勝条件
41松田祐季 4378 優勝条件
※▼は今節不参加

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 順位に大きな変動がなく、やはり気になるのは18位ボーダー近辺の争いだ。昨日も書いた通り、17位・茅原悠紀と18位・原田幸哉の賞金差はわずか12万円。で、今日の3Rで1号艇だった幸哉は、インコースからズブズブに差し抜かれて3着(賞金13万円)止まり。ほんの束の間、1万円分だけ茅原を差して17位に浮上したわけだが、もちろん喜んでいる場合ではない。ドル箱の1号艇を消化しての6・3・3着。今節の準優は18/34(ボーダー5・00前後)なので黄信号とまではいかないものの、2日目にして尻に火が付く状況となってしまった。

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 一方、18位に転落した茅原は6Rの道中で揉まれに揉まれつつ3着確保。幸哉とは痛み分けというか、再び12万円差の17位に返り咲いたわけだが、まだ1号艇を温存しながらの3・3・3着は大きなアドバンテージか。今日の両者は同じ着順ながら、「茅原の判定勝ち」とお伝えしておこう。

 続いて、GⅡレディース組の昨日までのランキング。

女子賞金ランキング クイクラ条件
1大山千広 4940 選考1位確定
2遠藤エミ 3658 確定
3守屋美穂 3647 確定
4寺田千恵 3183 確定
5松本晶恵 3138 確定
6田口節子▼ 3079 確定
↑7今井美亜 2907 当確
↓8小野生奈▼ 2902 ほぼ当確
9平高奈菜 2891 当確
10日高逸子 2885 当確
11長嶋万記 2738 圧倒的有利に。
12大瀧明日香 2695 有利ではあるが……
 ――――
13香川素子 2645 かなり苦しい状況に
16高田ひかる 2208 優勝しても……?
※▼は今節不参加、17位以下は圏外につき割愛。

 目立った変動としては、今井美亜がF休みの小野生奈を追い抜いて7位にランクアップ。まあ、7位でも8位でもクイクラのトライアル初戦は4号艇なのだが、気持ち的には弾みがつく昇格ではある。優勝すれば4位に食い込む可能性がある美亜。ここ一番で勝負強いお祭り女の奮闘を見守るとしよう。

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 さて、三つ巴のクイクラ勝負駆けは、前半戦でさらに縦長の展開になった。まずは1R3号艇の長嶋万記が3コースから自在に捌いて2着入線。ここでの賞金云々よりも、8点加算で優出または選抜戦(予選7~12位)に一歩前進したのは好材料だ。元より実力的には11位あたりにいるのが不思議な選手。このまま押し切るのみならず、最後に450万円を加算して一躍5位前後まで跳ね上がる事態まで想定しておきたい。
 一方、昨日の段階で長嶋に43万円差まで突き放された大瀧明日香は、今日の5Rも1マークから後手後手の展開を強いられて6着大敗。昨日の初戦から屈辱的な666の「オーメン」をやらかしてしまった。どうしたことか。鳴門の男女混合シリーズを制した勢いで桐生入りしただけに、これほど這うとは露も思わなかった。パワー的にも、これほど酷い成績に甘んじるレベルとは思えないのだが……。5日間のロング予選とは言え、このオーメン発進からファイナル入りするのは至難の業と言うしかない。

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 私の体感的には、2日目前半を終えた時点で長嶋は当確。残るひとつの椅子を大瀧vs香川素子が争うことになりそうで、この二者択一ではやはり50万円のアドバンテージを持つ大瀧が圧倒的優位か。昨日も触れたとおり、追いかける香川にとっては不良航法-7点のハンデはあまりにもでかいと思う。今日の11R3号艇でどこまで巻き返せるか?

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 こうしてボーダー近辺が縦長になると、今度はクイクラ初戦の1号艇が懸かった2位争いに食指が動く。昨日までの2位・遠藤エミと3位・守屋美穂の賞金差はわずかに11万円差。今日の5Rの遠藤が5着(29000円)だったので、11R4号艇の守屋が1着(125000円)ならばほぼほぼ肩を並べるデッドヒートとなる。守屋ファンはそんな皮算用も頭の片隅に入れつつ、11Rの攻防に注目していただきたい。(photos/シギー中尾、text/畠山)