BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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桐生WチャレカTOPICS 初日①

 今節はナイター&Wシリーズ開催&勝負駆け計算などなど何かと煩雑な日々になりそうなので、4日目までのTOPICSは早め早めにアップします! 「早くに切り上げて美味い酒が呑みたい」などというヨコシマな気持ちは1ミリたりともありませんよ、はい(笑)。場合によっては2度3度と小まめに更新するかも、です。

 まずは恒例のGP勝負駆け。昨日までの賞金ランクと私なりの大雑把な勝負駆け状況を記しておこう。

賞金ランキング  グランプリ条件
1毒島 誠 14096 GP選考1位確定
2吉川元浩▼12470 トライアル2nd確定
3峰 竜太▼10717 トライアル2nd確定
4桐生順平 9424 トライアル2nd当確
5瓜生正義 9131 GP確定
6柳沢 一 8716 GP確定
 ――――
7石野貴之 8341 GP確定
8白井英治▼ 8007 GPトライアル1st確定
9馬場貴也 7910 GP確定
10田村隆信 7148 GP確定
11菊地孝平 ▼7090 GPトライアル1st確定
12井口佳典 7045 GP確定
13徳増秀樹 7030 GP確定
14池田浩二▼ 6955 GPほぼ当確?
15太田和美 6891 GP当確
16今垣光太郎 6417 優出当確(断然有利な立場ではある)
17茅原悠紀 5973 優出3着当確、予選落ちでピンチ!
18原田幸哉 5965 優出3着当確、予選落ちでピンチ!
 ――――
19松井 繁 5870 優出3着当確(予選突破必須)
20木下翔太 5854 優出3着当確(予選突破必須)
21重成一人 5724 準V当確、優出3~6着で?
22平本真之 5678 準V当確、優出3~6着で?
23桑原 悠 5553 優勝当確、優出2~6着で?
24湯川浩司 5431 優勝当確、優出2~6着で?
25丸野一樹 5160 優勝当確、優出2・3着で?
26篠崎元志 5143 優勝当確、優出2・3着で?
27赤岩善生 5096 優勝当確、準Vで?
29中野次郎 4975 優勝当確、準Vで?
30大山千広 4925 優勝当確、準Vで?
31萩原秀人 4884 優勝当確、準Vで?
32永井彪也 4797 ほぼ優勝条件
33坪井康晴 4715 ほぼ優勝条件
35魚谷智之 4624 優勝条件
36興津 藍 4576 優勝条件
38稲田浩二 4511 優勝条件
39濱野谷憲吾 4398 優勝条件
40石渡鉄兵 4379 優勝条件
41松田祐季 4363 優勝条件
※▼は今節不参加

 うむ、我ながら実になんともザックリな条件付け。ボート界のお宝サイト『ひまひまページ』さんの足元にも及ばない手弁当の見積を許していただきたい。実際には選抜A・B戦などの結果によっても当落が変わる可能性があるのだが、それは後々のお話。とりあえず今日から4日目までの焦点は「僅差で競っている17位~20位のコツコツ賞金加算バトル」に尽きる。

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 特に、茅原vs原田の17位争奪戦が激熱ゾーン。優勝戦等でボーダー圏外の選手が這い上がる可能性を踏まえると、暫定17位と18位では天国と地獄ほどの差がある。でもって両者の昨日までの賞金差は、わずかに約8万円!! この金額は予選の4着(11万円)-1着(21万円)くらいで逆転するわけで、体感的には舳先を並べる同体と考えてもいいだろう。
 そんなヒリヒリモードのふたりが、いきなり今日の2Rで激突した。5号艇が幸哉、6号艇が茅原というのもなかなかに痺れる直接対決だ。で、レースは4カドの徳増秀樹が濃厚な絞めまくりでスロー3艇を粉砕し、デビュー2000勝達成。こんな展開だからして外の2艇にも大きなチャンスが発生したのだが、マーク差しを狙った幸哉は玉突き状態になった内3艇に行く手を阻まれて6着大敗(9万円)。片や最アウトの茅原は、その大渋滞を尻目にブルンと外から外へと握り倒して3着(13万円)をゲットした。
★茅原>幸哉の賞金差…約8万円→約12万円へ
 依然として微々たる差ではあるのだが、3着と6着では後々の準優ボーダー争いに与える影響は大差とも言える。両者の第1ラウンドは、とりあえず「茅原のTKO勝ち」とお伝えしておこう。

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 当欄では明日以降もこの茅原vs幸哉の賞金変動と、それに付随して19位・松井繁、20位・木下翔太の動向を随時紹介していくつもりだ。ちなみに、後半8Rは①松井vs③茅原、10Rは④幸哉vs⑤翔太のカードが組まれており、それぞれのファンは賞金争いも念頭に置きながら応援したいただきたい。
 続いて、レディース組のクイクラ椅子取りゲームは?

女子賞金ランキング クイクラ条件
1大山千広 4925 選考1位確定
2遠藤エミ 3648 確定
3守屋美穂 3619 確定
4寺田千恵 3173 確定
5松本晶恵 3117 確定
6田口節子▼ 3079 確定
7小野生奈▼ 2902 ほぼ当確
8今井美亜 2899 当確
9平高奈菜 2873 当確
10日高逸子 2869 当確
11長嶋万記 2719 激戦
12大瀧明日香 2687 激戦
 ――――
13香川素子 2633 激戦
16高田ひかる 2204 優勝しても……?
18渡邉優美 2127 圏外
19佐々木裕美 2098 圏外
20向井美鈴 2090 圏外
21竹井奈美 2081 圏外
22水野望美 2054 圏外
23中谷朋子 2044 圏外
24落合直子 2040 圏外
25魚谷香織 2017 圏外
26西村美智子 1957 圏外
※▼は今節不参加

 こちらもザックリ条件付け。「激戦」って(笑)。まあ、つまりは今節のレディースチャレカの焦点って、11位・長嶋vs12位・大瀧vs13位・香川の三つ巴だけ。16位の高田ひかるは微かに可能性があるものの、賞金下位の9選手はすでにクイクラ圏外なのである。

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 これでいいのか、チャレンジカップ!!??
 と言わざるを得ない非常事態だな。優勝賞金が450万円にアップしたのにこれだけ較差があるのだから、やはり来年からは「優勝者は無条件でクイクラ権利ゲット」というトライアル色を強めるか、賞金をドドーンと1000万円くらいに引き上げるか、はたまたレディースチャレカ自体を廃止にするか、何かしらの方策を考えるべきだと強く思う。少なくとも今節の状況を「チャレンジ」と呼ぶのはあまりにもナンセンス過ぎるだろう。
 さてさて、ほぼ3人だけの「チャレンジ」は、初日の前半戦で明暗が分かれた。というより暗暗の選手が出現してしまった。6着6着の大瀧明日香。こちらのシリーズは予選5日間の長丁場だから巻き返しはありえるが、このいきなりの躓きは激痛と言えるだろう。

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 もちろん、当面の敵の6・6着で断然有利になったのは11位の長嶋万記だ。ただ、長嶋自身も前半は5着大敗を喫しており、まだまだ安穏とはしていられない流れ。で、もっとも不利な13位の香川素子が3着に食い込み、ジワリと差を詰めた。後半9Rは①長嶋vs⑥香川のマッチアップ。ここで長嶋が再び突き放し、予選得点を引き上げることができるか。「チャレンジ」を占う意味ではそれなりに大きな1戦と言えるだろう。(photos/シギー中尾、text/畠山)