桐生レディースオールスターの前検作業が終わりました。午後２時頃は前検中止が予想されるほどの波風でしたが、よくできたものでスタート特訓がはじまる夕刻６時には風がぴたり止んで絶好の水面環境に！ ただ、観測地点がスリット手前50ｍという「後追いポイント」だったため、スリット後の伸び足に関してはほとんど目視することができませんでした。自信度はＡ～Ｅの５段階評価でＤくらいとして、それでも私なりにバカに良く見えた人機がありましたよ～！ よく見えた順番にどーぞ。
Ｓ級（抜群候補）
★田口節子＝36号機
はい、12月に産声をあげた今季の桐生モーターの中で、私の初恋の相手がこの36号機。転覆などいろいろ紆余曲折があって今日はちょいと半信半疑でしたが、メチャクチャ良かった！ 出足～行き足のツナギが軽快で、さらにスリット付近でスーーッと伸びてゆく。その後の伸びは不明も、これだけ手前とセカンドがゴキゲンならどのコースからでも主導権を握れるはず。クイクラに続く女子ビッグ連続Ｖにグッと近づく特訓でしたね。おそらくきっと、贔屓目なんかじゃないと思いますよ～♪
Ａ級（上位候補）
★浜田亜理沙＝48号機
三島敬一郎イチ推しの亜理沙48号もかなりいい感じ。６・３・５コースのどこから行ってもスリット近辺まで余裕があり、内艇を出し抜くムードを醸し出してました。つまりは田口36号と同じようなタイプに見えたのですが、出足の先から押していく加速感で田口が上回っていると判断したので、今日のところは次位に据えておきます。
★勝浦真帆＝32号機
三島敬一郎の受け売りのような面々が並びますが、これもまた軽快そのもの。スタート特訓の第７班は三島十傑の３基が集結した激戦区だったのですが、スリット近辺の迫力で真帆32号機がアタマひとつ抜けている見え方でした。外からでも常に一発ロングショットがある選手だけに、穴党にとって目が離せないカップリングとお伝えしておきます。
★西村美智子＝22号機
このコンビはスタート特訓より足合わせでムムムと唸らせた。水野望美の内からスリット裏の前後で伸びる伸びる。特訓では期待したほどのスリット足ではなかったけれど、足合わせのド迫力の雰囲気に一票を投じます。これだけ伸びてくれれば、最近の美智子さまは５コースからでも絞めまくると思いますよ～。
★西橋奈未＝57号機
スリット近辺の迫力は他と一緒に見えたけど、特訓の２本目に深目の２コースから早い段階で伸び返した出足～行き足のツナギに目を奪われた。だいたい1/3くらいの伸び返し。その先は一緒でも、この手前の足を生かした捌きでしっかり上位着を並べそうな安定感を感じました。アウト筋から複数の引き波を超えてのまくり差し一閃、シリーズのどこかであると思います。
特殊Ｓ級（超伸び）
★高田ひかる＝24号機
はい、誰もが気になる「ひかるの伸び」、今日の段階でかなーりキテます！ 前述、伸び足が測りにくい観測ポイントから、ただひとりだけはっきり出て行くように見えたのがひかるでした。ドリーム組で、間違いなく1/2～ひとつは出し抜く伸び足です。後ろからでも分かるのだから、実際はもっと出て行くかも。明日、得意の３カドが実現し、しかもスリット全速同体で通過したら、美穂奈菜コンビをもってしても阻止するのは至難の業だと確信する特訓でしたね。
三島十傑以外ではドリーム組の小野生奈、宇野弥生、海野ゆかりのスリット近辺の行き足が強めに見えてました。前検タイムです。
前検時計TOP10
①高田ひかる 6.63
②倉持莉々 6.65
③田口節子 6.67
細川裕子
高憧四季
⑥勝浦真帆 6.68
⑦佐々木裕美 6.71
宇野弥生
西村美智子
土屋実沙希
中田夕貴
小芦るり華
はい、トップはお約束の伸び～るひかる様。他の選手だったらむしろビックリするくらい、単勝１・２倍のトップ当選ですな。倉持莉々の２位はちょいとサプライズで怖い存在。でもって前検イチ推しの節子さんがしっかり３位に食い込み、まずは一安心とお伝えしておきます。
前検ワースト５
①櫻本あゆみ 6.93
②川井 萌 6.90
③喜多須杏奈 6.89
④富樫麗加 6.88
中川りな
５人とも足が悪いかどうかは言及できないものの、あまり目立たなかったのは確かなところ。特に地元のまくり怪獣・あゆみさんには、しっかり回転を合わせてもらって明日の２Ｒ４号艇でシャカリキ攻めてもらいたいっすね。ではでは。（photos/チャーリー池上、text/畠山）
