【10R】憲吾、決めきれず!
★「②瓜生vs⑤濱野谷で1着なら確定=予選トップの天王山」と見ていた10Rは1マークから大乱戦。メイチ1着勝負の③林美憲が3コースから猛烈なツケマイでイン①坪井康晴を攻め倒し、5コースからその攻めに乗った憲吾がこれまた強烈なまくり差しを突き入れでバック直線は5-3模様。このままだと「憲吾の自力トップ確定×林は1点足らずで落選」という明暗が生じたが、1周2マーク、林が起死回生の差しハンドルで先頭に浮上。そのまま憲吾の追撃を交わして1着=6.17でゴールを通過した。7R③後藤正宗に続いて、同じく3コースまくりのビッケンにも「勝負駆けMVP」の称号を贈りたい。
★決めきれなかったとは言え、瓜生に先着した憲吾が8.13に暫定トップに浮上。準優1号艇を確定させるとともに、予選トップの可能性も残した。その条件は【11R①井口vs⑤守田がともに2着以下だった場合】だ。
【11R】井口、最後に笑う
★7R2着条件の中岡が6着⇒10R1着条件の瓜生×憲吾も3・2着の流れで、ついに予選トップ争いは11Rにもつれ込んだ。速報でも触れたが、トップの可能性は①井口か⑤守田か結果待ちの憲吾か、3人だけに絞られた。その条件もかなりシンプルで
【11Rで井口か守田で1着を獲った方、どっちも2着以下なら憲吾】
雌雄を決する11Rは①井口40号機がインからしっかりガッチリ押しきり、昨日の4位から逆転でシリーズリーダーを手中にした。
★同じく1着なら逆転トップだった⑤守田は外から外へ全速でぶん回したが、井口には届かず3着まで。7.33=暫定4位で準優2号艇が確定した。1号艇は井口・憲吾・瓜生の3人だ。
★伸びーーる選手×伸び―ーるモーターで注目している④平尾崇典42号機はスタート凹みで5着大敗。予選11位=準優4号艇となったが、実に魅力的な枠番ではある。大一番でパンチ力を削ぐであろう安定板が付かないことを祈るばかりだ。(photos/シギー中尾、text/畠山)