仲航か中航か!?
11Rルーキーズ
①前田 翔(愛知・124期)15
②中島 航(東京・124期)16
③一色凌雅(愛知・124期)17
④仲 航太(東京・126期)06
⑤藤田俊祐(東京・129期)18
⑥濱野斗馬(香川・126期)19

白組の“代表決定戦”は大大大波乱となった。必殺仕掛け人は、初日からスタートも行き足も乗りっぷりも超ゴキゲンだった地元の航太クン。この大一番も4カドから鬼気迫るゼロ台スタート~自慢の行き足でスロー3艇を圧倒。124期の先輩トリオを遠慮ひとつなく飛び越え、豪快なまくり一撃で突き抜けた。かに見えた。

だがしかし、一気にまくられながら、最内をくるり小回りして息を吹き返した先輩がいた。同じく地元でルーキーズ団長の中島航! 航太がまくって航が差し粘って、このあたりの航航決着は私の脳内レースB面と重なったのだが、バック直線での航の追い上げ足が素晴らしい。

「(出足~行き足の)つながりが良かったですねぇ。前半は(気圧が上がって気温が下がって)回りすぎてたけど、回転を抑える方向でしっかり調整できました!」
と自画自賛する追撃足。その勢いのまま2マークを先取りし、気象の変化にぴったり合わせきった出足で後輩の航太を突き放した。嗚呼、私の予想は航航が入れ替わってジ・エンド(号泣)。

これで航・航太のワンツーは確定したが、この大会の準優はこれでは終わらない。白組のラストひとりを決する3着争いも、圧倒的に有利な3番手の一色に後輩の斗馬があの手この手で襲い掛かり、ラスト1周で凄まじい逆転“勝ち”を決めきった。

1着・航、2着・航太、3着・斗馬。
4カドからレースを作った航太にとっては悔しい2着だったが、このレースは紅白最終決戦の前哨戦に過ぎない。白組でもっともパンチ力がある航太30号機がセンター枠に就いた方が、団体戦としては有利に働きそうな気がするのだが、どうだろうか。特に、今日と同じ4カド想定になったりしたら……ニヤリ。

理想的な銀行レース
12Rレディース
①高憧四季(大阪)09
②勝浦真帆(岡山)08
③今井美亜(福井)11
④松尾夏海(香川)27
⑤中田夕貴(埼玉)18
⑥藤原菜希(東京)25

今日も強かった。今節の四季52号機の強さ凄さについて、もはや多くを語る必要はないだろう。節間成績は12111111。このうち、道中の鬼追撃でミラクル大逆転を遂げたレースが3つほど。まだこの大会に参加していなかった方は、黙って全8レースのリプレイを立て続けにご覧いただきたい。おそらく、最後まで黙ったまま観戦しきれるボートレースファンはひとりも存在しないだろうw

この準優もスタートよし伸び返しよしターンスピードよし、でケチのつけようがないイン逃げ圧勝。ひとつ気になったのは、スリット近辺の行き足で勝浦の方がわずかに優勢に見えたのだが、四季はアジャストしていたのだろうか。何にせよ、その後の伸び返しが秀逸だったから、さほど気にする必要はないのだが。

2着もすこぶる順当に勝浦73号機。3コースから握った今井の引き波をモロに浴びながらの小回り差しだったが、出口からの押し足は今井とはケタチ。あっという間に2艇身ほど引き離し、2マークはそのアドバンテージを生かした全速マイで後続を完璧にシャットアウトした。

これまた強い2着だったが、はるか前方でゴールした四季52号とのタイム差は、大差と呼ぶべき2秒2。明日は3号艇からモンスター四季をどう攻めたてるか。勝浦73号がこの大きなタイム差を覆すには、相応の勝負手が必要になるだろう。

11Rに続いて、こちらも3着争いがもっとも熾烈なデッドヒートになった。5コースから自在に攻めてバック3番手を取りきった中田と、3コース握りマイから勝浦に突き離された今井と。はじめは中田が優勢を築いたかに見えたが、勝負強い今井があの手この手で猛反撃。ついに3周目で逆転の3番手を取りきったが、パワー的にもほんのわずかながら今井36号機の方が優勢だったと思う。

1着・四季、2着・勝浦、3着・今井。
予選成績のままの準優ワンツースリー決着は、団体戦ファイナルにとっても有利に働く可能性は高い。節間の紅組トップスリーがそのままファイナルに居残り、さらに枠番も①③⑤の好枠を取りやすいから。事実、白組11Rの②④⑥決着に対して①②③だった今節の紅組は、ファイナルの奇数枠をすべて独占することができた。これで団体優勝が決まったわけではないが、紅組としては「もっとも理想的な布陣で最終決戦に臨む」と言ってもいいだろう。(photos/チャーリー池上、text/畠山)

12R優勝戦
①高憧四季(大阪)
②中島 航(東京)
③勝浦真帆(岡山)
④仲 航太(東京)
⑤今井美亜(福井)
⑥濱野斗馬(香川)