BOAT RACE ビッグレース現場レポート

BOAT RACE ビッグレースの現場から、精鋭ライター達が最新のレポートをお届けします。

次回は紅白団体戦!

f:id:boatrace-g-report:20200113183056j:plain

5回目のボートレースバトルトーナメントは瓜生正義のVで幕を閉じました。今年もアツい3日間でしたね。もはや完全に正月の風物詩です。来年の児島も楽しみです。

当欄次回は、2月4日~9日にボートレース津で開催されるボートレースレディースvsルーキーズバトルです。4度目の紅白団体戦。前回はレディースがルーキーズに一矢報いましたが、今回は!? また前検日から最終日まで現地よりレポートしてまいりますので、次回もどうぞよろしくお願いいたします。

今節もありがとうございました!(PHOTO/池上一摩)

 

尼崎BBTファイナル 極私的回顧

童顔ローンウルフ

12Rファイナル
①栗城 匠(東京)11
②福田宗平(大阪)17
③白石 健(兵庫)12
④峰 竜太(佐賀)13
瓜生正義(福岡)11
⑥徳増秀樹(静岡)20

 瓜生が5コースから一撃のまくり差しで頂点に立った。おめでとう!

f:id:boatrace-g-report:20200113182438j:plain

 スタート展示は徳増が動いて瓜生がブロックしての枠なりのオールスローだったが、いざ本番は徳増が作戦転換。そろり減速して、123/456の枠なり3対3で落ち着いた。もちろん、4カド峰の破壊力が倍増する進入隊形だ。
「なんか、ヤバそうやなぁ。クリキ~~ちゃんと逃げろよ~~、ミネ~~手ぇ抜いたってや~~♪」
「抜かん抜かん、ミネ君はいっつも全力やん」
 待機行動の間、スタンドの最前列に陣取ったカップルが楽しそうに話している。SGの興奮や緊張感とは違う、一般戦のファイナルらしい穏やかな空気。
 そんなほっこりの会話とは裏腹に、私はインの栗城だけを凝視していた。スタートを行ききれるか。行って逃げきれるか。逃げきってほしい。それだけを考えていた。

f:id:boatrace-g-report:20200113182515j:plain

 12秒針が回り、ジャスト100m起こしの栗城はしっかり踏み込んだ。2コースの福田がやや凹んだが、逃げても不思議のないスリット隊形だ。が、ほぼ同体だった4カドの峰だけが、スリットからにゅっと舳先を突き出した。そして昨日同様、覗いた瞬間にスロー勢を絞め込む。早くて速いモンスターアタック。
 その猛攻に対して身体を張ってブロックしたのが地元の白石だ。しっかり艇を合わせて受け止めきったようにも見えたが、こうと決めたら鞘を納める峰ではない。白石を叩き潰すようにしてインの栗城に襲い掛かり、今度は栗城が身を挺してその猛攻を阻んだ。マンモスを打ち倒すには、複数の人間の力が必要なのだ(笑)。

f:id:boatrace-g-report:20200113182547j:plain

 そして、そんな内コースの乱戦を横目に、峰にぴったり連動していた5コースの瓜生がえぐるようなマーク差しを捩じ込んでいた。バック中間ではインから粘った栗城にもまだまだ五分の勝機があるように見えたが、内から白石に舳先を突き刺され、外からは峰に絡まれ、2マークの手前でデビュー初Vの希望は潰えた。
 レース回顧はこれくらいにしておこう。栗城が勝てばレーサー人生を一変させるほどの大きな大きな勲章だったが、GPレーサーの瓜生にとってはひとつの勝ち星と年末のプレミアムGIの権利を得たに過ぎない。
 勝者としてフューチャーするつもりだった栗城匠のことを、負けたけれども少しだけ記しておこう。

f:id:boatrace-g-report:20200113182629j:plain

「そうそう、面白い子がいるんですよ」
 2016年3月、やまと学校118期の卒業式の前日、当時の主任教官が目を輝かせて話しはじめた。それは宮之原輝紀、板橋侑我という誰もが認めるエリート訓練生について話した直後だった。
「とにかく訓練での事故が多い子なんですけど、怖いもの知らずでターンも速い。事故パンじゃなければ、宮之原のリーグ勝率(8・12)に近い成績を残したかも」
 そして、こう続けた。
「でね、無口であんまり他の訓練生とも交わらない、一匹狼なんです」

f:id:boatrace-g-report:20200113182708j:plain

 一匹狼。
 私はその言葉にかなり惹かれつつ、そこでやっと訓練生の名前を教えてもらった。栗城匠。118期のやまとリーグ第1戦を今日と同じコンマ11で逃げきり優勝。その頃から宮之原と並ぶエリート候補と目されたが、その後は教官が言うように事故点に苦しみ最終リーグ勝率は6・65(十分に高い数字ではある)、やまとチャンプ決定戦も事故パンで除外された。

f:id:boatrace-g-report:20200113182747j:plain

 宮之原が太陽で、栗城は月。
 デビューしてほどなく、私は漠然とそんな印象を抱きはじめた。極めてスマートなレースっぷりで勝率を伸ばす宮之原に対し、栗城は鬼気迫るスタートと全速ターンで時に大穴を開けた。転覆や落水などの事故が多かったのは、もちろん栗城の方だった。それぞれまったく違うレーススタイルで同じように勝率を伸ばし、同時にA1昇格かと思っていた矢先、栗城がまたやらかしてしまう。
 2018年9月24日にフライング~同29日に平和島で2本目のフライング。
 1週間の間にF2持ちとなった栗城は、そこから長きに渡って5・6着を並べた。明らかにスタートを自重したそのレースっぷりはネットでも叩かれたし、期が明けてFが消えてからも栗城のレースはやや消極的に見えた。そんなここ1年の栗城だからこそ、今日はスタートを決めて欲しかったし、逃げきって欲しかった。

f:id:boatrace-g-report:20200113182911j:plain

 結果は道中で揉まれに揉まれて6着。非常に残念な結果だったが、トップタイのコンマ11は素直に讃えておきたい。そして、今節はすべて抽選の1号艇だったが、いつか必ずSGの舞台で「4日目からイン逃げ3連発V」という王道を歩める男だと確信している。今節はじめて栗城匠を知ったファンの方々も、「それくらいの資質がある男だ」と思ってもらって構いませんよ。今節もほぼほぼ笑わなかったこの艇界の一匹狼は、追っかけて損のない男だと確信を持ってお伝えしておきます!(photos/チャーリー池上、text/畠山)

感謝のV!

f:id:boatrace-g-report:20200113174701j:plain

 栗城匠、残念! やや深めのインからきっちりトップタイのスタートを決めたが、峰竜太の4カドまくりに対処している間に、差されてしまった。初優勝はお預けとなってしまったかたちだが、表情をほとんど変えない男は淡々とピットに戻ってきている。内心に忸怩たるものを抱えているはずでも、それを表には出さない。モーター返納作業も、ほぼ無表情のまま進めていた。
 帰り際、顔を合わせるや栗城は「すみません」。もちろん謝る必要などないのだが、今朝の会話でこちらの期待を感じ取ってくれていたか。そして栗城は「道中、3着をキープすることもできなくて……」と1マーク以外の走りを悔いた。やはり表情には出なくても、栗城の胸中は悔恨であふれていたのだろう。力強く「またお願いします!」と帰っていった栗城は、この思いを次のレースに活かしていくことだろう。初優勝は遠くないと確信する。

f:id:boatrace-g-report:20200113174747j:plain

 栗城を攻め立てた峰竜太は、栗城にすぐさま「ごめん!」と詫びている。栗城もかぶせ気味に「すみませんでした!」。レースの大きなポイントとなったインと4カドまくりの攻防。これぞボートレースという場面を生み出した二人は、心でノーサイドの握手を交わしたということだろう。峰はこちらの顔を見つけると、「全力投球!」と笑った。あのカドまくりは渾身だったのだ。だとするなら悔いもあるまい。ファイナルの見せ場を生んだのは、たしかに峰だったのだから。

f:id:boatrace-g-report:20200113174810j:plain

 福田宗平は、レース直後こそ淡々としていたが、モーター返納を終え、控室へと戻る道中、顔をしかめて髪の毛をくしゃくしゃっとかき乱した。3着に逆転したとはいえ、1マークではほぼ何もできなかったことが悔しかったに違いない。

f:id:boatrace-g-report:20200113174843j:plain

 白石健は、レース直後からすでに、顔をゆがめて悔しがってみせた。吉川元浩稲田浩二らは声もなく寄り添っている。白石も1マークでは峰に抵抗し切れずに見せ場を作れなかった。それでも2番手3番手はあってもおかしくない展開で連に絡めず。ここが地元水面だけに、なお悔しさはつのっただろう。

f:id:boatrace-g-report:20200113174904j:plain

 徳増秀樹は準V。しかしもちろん、これを望んでいたわけではない。だから表情はややカタい。結果的に枠なり3対3の6コースというのも不本意だったはず。しかし、復活戦組がファイナルで連に絡んだのはこれが初めてのことだ。誇っていい準Vだと思う。

f:id:boatrace-g-report:20200113174926j:plain

 初めてといえば、セミファイナル2着からファイナルに進んだ選手、すなわちファイナル5号艇の選手の優勝も初めて!(準Vは17年住之江の峰竜太がある)そう、これまでは圧倒的にセミファイナル1着組が強かったバトルトーナメントのファイナル。瓜生正義が5回目にして快挙達成!

f:id:boatrace-g-report:20200113175015j:plain

 もっとも、瓜生は「まさかの優勝」と謙遜する。今日は多少の上積みはあったようだが、しかし「出てるか出ていないかでいえば、ぜんぜん威張れない」という足色だった。モーターを仕上げたという実感がなかったのだ。それでも、ボートレースは機力だけでは決まらないというのを、瓜生はしっかり見せつけたと言える。峰がまくって生まれた差し場に飛び込んだのは、まさに瓜生の力量のなせる業だろう。
 それでも瓜生は、レース後はまず峰に「ありがとう」と笑いかけている。峰が全力投球のまくりを放ったことが展開を生んだのだから、そんな言葉が出るのは自然である。会見では「昨日は峰が押してくれた(瓜生5コース、峰6コースで、峰が攻めんとしたのを制しての先まくりで2着)。今日は峰が開いてくれた。全部峰のおかげですね(笑)」と笑わせた。あと、「抽選は当たりを引かなかった興津くんのおかげ」。すべてが他力本願のような言い方(笑)。まあ、それも瓜生らしい謙虚さであろう。

f:id:boatrace-g-report:20200113175058j:plain

 ウィニングランに向かう際には、カメラを向ける報道陣にも頭を下げていた瓜生。それは瓜生を祝福するために残っていたファンに対しても同様であろう。そう、まさにファン感謝3Days! ちょっぴり峰感謝、興津感謝3Daysかもしれないけど(笑)。そういう姿勢を率直にあらわにする瓜生は、この企画レースの勝者にふさわしかったということだろう。ゲットした暮れのBBCトーナメント優先出場権、それがなくとも出場は堅いだろうし、今さら一般戦の優勝ではしゃぐ瓜生ではない。それでも我々も率直に祝福しよう。瓜生正義、おめでとう!(PHOTO/池上一摩 黒須田 TEXT/黒須田)

『東都の超新星コロガシ大作戦!』予想

 期待の山本浩次10号機が非常識Fで帰郷するなど今節もリズム最悪、鳴かず飛ばずでここまで来てしまった>< だもんで、最後は掟破りの【三国12R→尼崎12R】の優勝戦コロガシを狙ってみます!

三国12R優勝戦(場外〆切15:54)
 ①大場 敏(静岡)
 ②北野輝季(愛知)
★③谷野錬志(静岡)直SS
 ④篠崎元志(福岡)
 ⑤谷本幸司(愛知)
◎⑥今泉友吾(東京)
進入123/456

 キーマンは節イチの伸び足を誇る谷野12号機。ここもスリット同体からグングン出て行くはずで、元志のカドまくりを受け止めての先制まくりが濃厚です。その猛攻で内水域が混乱したところに稀代の捌き屋・友吾先生のアウト差しが突き刺さります。過去5Vのうち2Vが6コースというアウト巧者のテクをご覧あれ! 超抜・谷野とのウラオモ勝負。

3連単★6=3-全

     ↓

 からの尼崎ファイナルです!

12Rファイナル(本場〆切16:15)
◎①栗城 匠(東京)B+【出B+・直B+】
▲②福田宗平(大阪)B+【出A・直B】
 ③白石 健(兵庫)B【出B・直B】
○④峰 竜太(佐賀)A【出A・直A】
 ⑤瓜生正義(福岡)B【出B・直B】
 ⑥徳増秀樹(静岡)B+【出B・直A】
進入123456か123/456か12356/4??

 はい、つまりは未来の東都を背負って立つ友吾先生→栗城の優勝リレー!!(←希望的観測)。昨日はコンマ16で「失敗」と語っている栗城が、今日はゼロ台全速でV街道を驀進します。もちろん、一番怖い相手は日に日にパワーアップしているモンスター峰。28%台の低調機×新プロペラがどうして3日間でここまで噴くのか? ワケが分からんけれど、今日もぐんぐん伸びて栗城に肉薄することでしょう。栗城よ、怪獣の猛攻に耐えきってくれ~! 回り足が強力な福田も加えた2点ポッキリ勝負!

3連単★1-4=2
ミリオンアタック★1-4-2の28倍に4万円(三国のド高目が来た場合のみ)

 

“本紙予想”ファイナル

12R ファイナル
注目データ 栗城1コース1着率=65.2% まくられ率=8.7% 差され率=21.7%
注目データ 福田2コース逃がし率=60.5% 2コースまくり/差し=0/3
注目データ 白石3コースまくり/まくり差し/差し=8/4/0
注目データ 峰4コースまくり/まくり差し/差し=5/2/3
注目データ 瓜生5コースまくり/まくり差し/差し=0/3/0
注目データ 徳増6コースまくり/まくり差し/差し=0/0/0

徳増動いても入れそうになく、並びは枠なり想定。栗城のイン戦は、信頼度は悪くないが、差され率が少々高めの傾向。一方、福田の逃がし率が高く、栗城が逃げ切るチャンスはおおいにあると言うべきだろう。
福田の2コース戦はまくり1着がないが、ヤングダービー優勝戦では2コースからツケマイを放っている。ここも警戒が必要か。白石の3コースはとにかく握る。福田が差し構えなら、攻め手になる公算が高い。まくり差しよりまくり1着が多く、外マイに行く可能性も。峰の4コースは自在。1着はまくりがいちばん多く、スタート決めてのカドまくりは充分考えられるが、最内差し1着も3本あり、白石の攻めに乗っての素早い差しは脅威。峰が差せば、瓜生はまくり差しに。ただ、足的にどうか。徳増は展開を突いていくことになるだろう。
福田の逃がし率を考えれば、本命は栗城。ただ、福田がツケマイに行くことがあれば、攻めっ気強い白石は差し遅れる可能性があり、そのときは峰に展開が向く。栗城が福田であれ白石であれまくりを張りに行けば、アタマ突き抜けもあるかも。峰のアタマも押さえるべきだろう。あとは福田の残し目に妙味ある。

◎栗城 ○峰 △福田
3連単14-142-全

優勝戦出場選手インタビュー

①栗城 匠(東京)

f:id:boatrace-g-report:20200113131755j:plain

(抽選でオール1号艇)はい、良かったです。自分で獲った枠じゃないので、それほど緊張はしてないです。足は全体的に良いと思います。(乗り心地は)問題ないです。スタートは昨日までは見やすかったけど、今日は向かい風か強いので調整したいです。インコースから行きたいです。優勝できるよう全力で頑張ります。優勝します。

②福田宗平(大阪)

f:id:boatrace-g-report:20200113131914j:plain

 足は悪くない、全体的に良いと思います。乗り心地も大丈夫。今日はもう微調整くらいであんまりやらないと思います。スタートは勘どおりに行けてるんですが、今日は向かい風が強いので特訓で修正したいです。2コースから。感謝の気持ちを込めて走ります。

③白石 健(兵庫)

f:id:boatrace-g-report:20200113131940j:plain

(抽選で3号艇)はい、赤色は好きな色、燃える赤なんで。前節も優出できたので流れは良いですね。足は中の上くらいで一緒くらいの人はいっぱいいます。朝にプロペラ叩いて乗って、しっくりこなかったんで元の形に戻しました。スタートは地元なんで入ってると思ってるところから行けてます。3コースから。今まで温かく応援してくれてありがとうございます。その応援が力になってます。今日も応援に応えられるよう、精一杯頑張ります。

④峰 竜太(佐賀)

f:id:boatrace-g-report:20200113132005j:plain

(抽選は2連続で緑)はい、最高でしたね(笑)。足は良いと思います。特に行き足と伸びが良いんじゃないですかね。(乗り心地は)最悪です! だから1マークでケリを付けたいっすね。スタートはあんまり見えてないけど、本番だけは行けてます。4コースから、ダッシュがいちばん良いですね。もっと魅せるレースします!

瓜生正義(福岡)

f:id:boatrace-g-report:20200113132028j:plain

 足は良くないと思います。レースしずらいですね。朝にプロペラを試してみて、良くなかったのでまたちょっと変えます。もう頭の中でベースは決めたので微調整くらいですけど。スタートは思ったより行けてないです。6コース以外ならどこでも。精一杯頑張ります。

⑥徳増秀樹(静岡)

f:id:boatrace-g-report:20200113132050j:plain

(見事な復活戦1着)初日に敗退してるんで、変な気持ちです。足は正直、この中でいちばん出てないですね。ただ整備士さんと相談して、朝乗ってみて、乗り心地はちょっと良くなったと思います。あとは微調整で。スタートは正直分かってないです。F持ちなんで、F持ちの自覚のあるスタートを行くつもりです。(コースは)みんな枠なりが良いみたいなこと言ってるんで、動くだけ動いてダメなら6コースから行きます。感謝の気持ちを込めて濃く行きます!

朝から精力的

f:id:boatrace-g-report:20200113121203j:plain

 昨年の最終日の記事を見たら、「朝はめちゃめちゃ静か」「ファイナル組は動きなし」と記しているが、今日は様相がまるで違う。峰竜太が真剣な顔をしてモーターを装着していて、その前にはもろもろの点検も済ませていた様子。完全燃焼を狙う男が、朝から精力的に動いているのだ。

f:id:boatrace-g-report:20200113121342j:plain

 その頃、白石健はすでに試運転中。こちらも動き出しは早い。ペラ調整にも精を出していて、ゆっくりしようという雰囲気は皆無。今日はすっかり晴れ上がり、気温はやや低下。そのあたりの調整も必要ということだろう。

f:id:boatrace-g-report:20200113121526j:plain

 徳増秀樹も1R発売中には着水。いったんボートを係留所につけ、2R発売中に試運転に出た。その前には、腕立て伏せとストレッチで入念に体をほぐしていた。寒いから、しっかり準備運動をしなきゃね!

f:id:boatrace-g-report:20200113121653j:plain

 それらに対して、内枠のふたりはわりとゆったり目の動き出しだ。福田宗平はペラ調整を始めている様子だったが、それよりもモーター架台の用意や、あかくみスポンジの準備など、若手仕事のほうが忙しそうだった。その間も表情は鋭い。

f:id:boatrace-g-report:20200113121823j:plain

 いちばんモーターの装着が遅かったのはなんと栗城匠。余裕綽々というわけでもないのだろうが、まるで浮足立ったところがない。声をかけて、気分はどう?と尋ねたら、「優勝したらインタビューがあるじゃないですか。それが緊張しますね。うまくしゃべれるかどうか」だって。話している間もまるで優勝戦1号艇の重圧や注目が集まる舞台の雰囲気に呑まれるところは見当たらない。この男、大物だぞ。なお、モーター装着の際に日高逸子が軽くヘルプ。年齢差を思えば、まさにグレートマザーのたたずまいでした。

f:id:boatrace-g-report:20200113122110j:plain

 実績組のなかでは、瓜生正義が遅めの動き出し。といっても、モーターの点検などは入念に行なっており、ようするにいつも通りの優勝戦の朝。やはり貫録たっぷり!(黒須田)