今日のイン成績
①①①①③③④①⑤②⑤①
1着率50% 2連率58% 3連率75%
1R開幕戦の永井聖美から、イン逃げ4連発スタート!?
これがSGなら当たり前の出来事なのだが、
女子王座では珍事と言うべきか。
ちなみに、3月の多摩川女子王座の初日は
イン逃げ1本(イン2勝)だった。
が、このイン逃げラッシュは、どう見ても怪しい4連発だった。
「まくられて当然」みたいな隊形から、
覗いた外の艇がまくりを自重して差しに転じた。
「ホーム追い風だから、握れば流れる」と判断したのだろう。
結果的に、それがインにとって美味しい壁になり、まんまと逃げきり。
SGチックな「磐石の逃走」には程遠い、
薄氷の逃げばかりだった。 で、12Rまで終わってみれば、
ドリームの田口節子も含めて想定内のイン6勝止まり。
明日は台風の影響でとんでもない水面になるかもしれないが、
基本的にインは1日4~6勝くらいと見ていいだろう。
「堅きインを買い、怪しきインを消す」という
取捨選択をしっかり見極めていきたい。
今日のコース別勝数
①6勝②2勝③3勝④1勝⑤0勝⑥0勝
スローの1~3コースが11勝!!
これもまあ、ギリギリ想定内の数字ではあった。
新ペラ制度への免疫ができ始めた
最近の記念戦線(特に初日)は、圧倒的にスロー勢が強い。
ダッシュ勢は、よほどスリット後に伸びない限り、
自力での勝利が難しい。
今日、ただひとりダッシュから勝った平山智加も、
3コースまくりの池田明美に連動したマーク差しだった。
ただ、このスロー圧倒の傾向は、
予選のどこかで大きく変わることがある。
というか、必ず変わる。
スタート勘が合いはじめた選手が次々と全速で攻める、
勝負駆けの気合いでメイチ踏み込む、
そんな理由で、ダッシュの迫力が倍増するのだ。
もちろん、特に伸びが強烈な選手を狙いたいのだが……。
今日の各レースの展示TOP選手
④枠4着、⑤枠6着、①枠1着、④枠5着、④枠2着、④枠4着、⑤枠6着、①枠4着、②枠2着、⑥枠3着、⑥枠5着、⑥枠3着、「①枠1着、③枠2着」
「各レースで、いちばん伸びる選手がどれだけ活躍したか」を
チェックしたのがコレ。6月の芦屋グラチャンでは、
それぞれのレースで展示トップ時計を弾き出した選手が大活躍した。芦屋も若松も、計時タイムに全幅の信頼が置ける
レーザー計測を採用している。
ならば、若松でも「伸びーーる選手はアタマから狙えるのでは??」と
思ったわけだ。
で、結果は……うーん、パッとしないというか、
艇番なりの成績というか、ちょっとガッカリなものではあったな。
枠番と着順を全部足してみると「52枠で48着」。ね、
フツーでしょ。ちなみに、最後の「①枠1着、③枠2着」は、
ドリーム戦の①田口と③山川美由紀の展示時計がTOPタイだった。
それでワンツー決着なのだが、
コースもまた1、2コースでの行った行った決着となっては、
威張れたものではない。
★残念な結論??/芦屋に比べて、
若松の展示TOP選手は信頼できない>< ってな感じですか。
だがしかし、先に触れたようにダッシュ勢がスリットから全速で攻めるようになれば、この時計がもっともっと生きてくる可能性もある。
今日でいうなら、6秒80の展示NO1時計を出した宇野弥生、
6秒81でランク2位の守屋美穂あたりが全速で握ったら、
いつでも脅威の存在になりうると思うぞ。
初日の結果だけでは決めつけずに、
明日以降も展示時計をしっかりチェックしてみたい。
独断のパワー診断
SSクラス(節イチ候補)
★★★山川美由紀…DR②
Sクラス(抜群候補)
★★平山智加…②①
★★鵜飼菜穂子…②
Aクラス(上位候補)
★角ひとみ…②④
★中谷朋子…⑥③
★廣中智紗衣…⑥④
★三浦永理…DR⑤
★田口節子…DR①
中谷朋子、廣中智紗衣以外は、
それなりの成績を残してくれた。
特にSS山川とS平山、鵜飼の3人は、
間違いなくトップ級だと思う。
ドリーム戦での田口VS山川のバック一騎打ちを見る限り、
ストレートは山川が強めだった。
平山は回り足を中心に、出足系統が強いというのも見立て通り。
伸びは水準レベルだが、他の足は全部揃っている。
鵜飼姐さんは、2コースから強引に握って攻めて2着残し。
1マークの強攻よりも、くるくる回って
後続を突き放したレース足がキラリ光った。
明日も内枠2走だが、本チャンの狙い目は
「5、6号艇→前付けインか2コース→くるり残し」だと思う。
で、V候補の田口は、やはり強かった。
これはもうパワー云々の強さじゃないけど。
ドリーム本番で横西奏恵が「2コースじゃ勝てない」とばかりに
4カドに引く奇襲を見せても、山川が素晴らしい差しハンドルで
舳先を突っ込んでも、慌てず騒がずそれらの猛攻を退けてしまった。この12点は、5日後に向けて、
かなりデカいアドバンテージになるだろう。
「田口さんの3連覇を阻止、したいなぁ」宣言をした山川は、
あの差しを決めておきたかった。(photos/シギー中尾、text/H)