BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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セミファイナル組と復活戦組

「権利発生! 1番手や!」

6R復活戦快勝の澤大介に井口佳典が笑いかけた。復活戦からは1名がファイナルに進出するが、トーナメントの得点上位者1名ということなので、トーナメントで4着を獲った選手が有利となる。5Rはトーナメント5着の白石健が1着だったが、澤はトーナメント4着だったので、白石の権利は消失。ということで、復活戦組の選手は「復活戦でトーナメント何着の選手が勝つのか」に非常に注目している様子だった。こうなると、澤が勝ったことで、7Rと8Rの5着以下の選手のモチベーションが心配だが……。

一方、セミファイナル組はとにかく1着勝負。森高一真は「いつもと変わらんよ。いつだって1着獲ることしか考えてないんだから」とのこと。森高は4着で繰り上がりセミファイナル進出だっただけに、2着になった場合でもまず目はない。それだけに気合パンパンかと思ったら、いつも通りの森高なのだった。ようするに、いつもレース前は気合パンパンなのだ。もっともこれは森高ならではなのかもしれないが……。(PHOTO/池上一摩 TEXT/黒須田)