BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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初代覇者はルーキーズ&上條暢嵩!

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 11Rの特別選抜戦は、ピットで観戦していた女子勢が大盛り上がり。ここをルーキーズに獲られれば、レディースの敗戦が決定するという状況だったのだ。なにしろ、先頭は新田芳美! 4番手を走っている岩崎芳美が3着に浮上すれば、レディースのポイント獲得となる。いけーっ! 黄色い声がピットに響く。岩崎さん、いけーっ!

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 しかし、2番手・村松修二、3番手・豊田健士郎には遠く及ばず。このとき、高田ひかるが6番手を走っていたことで、ポイントはルーキーズのものとなった。レディース、終戦。女子勢は意気消沈……と思いきや、それほど大きな落胆はなかった。相手に不良航法や待機行動違反があれば、ポイントはレディースに入るということもあるのか。あるいは、最終日でモーター返納に忙しく、それどころではないということなのか。

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 これで勝利を決めたルーキーズも同じこと。中村泰平は1号艇で大敗を喫してしまったこともあり、悔しげな様子を見せていたし。ともあれ、初めての試みとなったレディースvsルーキーズバトルは、ルーキーズの勝利で幕を閉じました。おめでとう! 10万円で美味しい酒を飲んでください!

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 レース後に盛り上がったのは12Rのほう。優勝した選手への祝福は、どんなレースであれハッピーな空気を作る。上條暢嵩、おめでとう! 今節は、まさに上條のシリーズであった。第1回目のレディースvsルーキーズバトルは、上條暢嵩の名前とともに記憶されていくことだろう。上條への祝福の声は、大阪支部だけでなく、ルーキーズだけでなく、男女支部問わずに投げかけられていた。上條もニッコリと笑顔を返す。やはり優勝は嬉しいものだ。それがどんなレースであれ。

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 敗れた選手たちもサバサバしたものだった。今井美亜、梅木敬太は表彰式に駆り出されたこともあって、バタバタのレース後。三浦敬太、日高逸子、竹井奈美も、淡々と返納作業に精を出していた。敗戦は、やはりビッグレースのほうが重さが大きいだろうか。日高、竹井は2週間後に大舞台を戦う。その表情の差が楽しみだ。

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 表彰式は、まず個人優勝の上條から。一人で舞台の中央に立ち、喝采を浴びる。締めは当然、グラッツェ! おめでとう!

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 つづいて団体表彰。舞台には勝者のルーキーズからは団長の前出達吉、上條、小寺拳人、梅木敬太が立った。個人優勝者と地元勢ですね。さらに、レディースからは団長の今井美亜、西橋奈未、来田衣織。こちらも地元勢と最年少だ。ルーキーズ代表の前出には、新設レースの優勝旗が送られている。さらに、4人には10万円の小切手パネル。もちろん10万円もらえるのは4人だけじゃないですが。

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 で、女子勢は結局、一言もなし(笑)。相手の祝福にステージまで駆けつけて、ごくろうさまでした! 最後は1ポイント差まで追い上げた戦いぶりは、お見事でありました。
 というわけで、第1回はルーキーズに凱歌が上がって幕を閉じた。次回の江戸川は、どんな戦い模様となるだろうか。その水面の特殊性も含めて、楽しみ!(PHOTO/池上一摩 黒須田 TEXT/黒須田)