(抽選前のつぶやき)
4月イッピから稼働している三国モーターの中で、2連対率50%を超えているのは47号機オンリーワン。当然、今回のヤンダビでもV候補の一角を担う銘柄パワーではあるが、私の評価はA級=上位のど真ん中まで。『BOATBoy』誌の一般戦ウォッチャー三島敬一郎も47号機のペラ交換後にやや疑問を抱いており、現状は「三国の絶対エース」と呼べる存在には至っていない。
で、私・畠山と三島が47以上の超抜パワーと信じて疑わないのが、2連率2位の41号機だ。前節の川原正明は調整が少しズレているように見えたが、合えば出足、回り足、出口の押し足が文句なしの節イチレベル。それでいて行き足~伸びも上位に仕上がることが多く、今日の抽選会は「誰が41号機を引くか」が最大のハイライトになると確信している。
いつものように、三島の推しメンを添えておこう。
★三島敬一郎の上位評価10基
41号機(48%)S 初卸しから推している基。特に出足と出口が超抜!
20号機(43%)A+ 新ペラ交換から出足・回り足系が超パワーアップ。
38号機(48%)A+ 三拍子揃うバランス型で、一番強いのは伸び足。
27号機(42%)A 伸び負けせず回り足も上位級で楽しみなモーター。
46号機(40%)A 整備入っているが、行き足重視の実戦型モーター。
19号機(40%)B+ 出足・回り足系は、かなり仕上がっている印象。
16号機(44%)B ペラ交換後も出足・回り足と良好。回転が合えば!
14号機(46%)B 整備多いが本体が良く、バランス取れて上位級。
37号機(38%)B 行き足は上位級で出足もなかなか。Sしやすそう。
47号機(51%)B? エース級だったがペラ交換で足落ち。ペラ次第で↑
そうそう、このリストが送られた直後、三島からの追加メールで「忘れてました。三国の36号機! 表には載ってませんが、ギヤケース交換から出足・行き足がだいぶパワーアップしてますので、使われたらチェックしてみてください」とのこと。36号機はここ1カ月で25%→30%台まで乗せてきたので、おそらくギリギリ斡旋されるはず。この赤丸急上昇36号機と私がBB誌で穴パワーに推奨したゴルゴ13号機(ここ1カ月で28%→34%)も、こっそりしっかりマークするとしよう。
(いざ抽選会場へ)
同世代の面々が集うヤングダービー。ルーキーシリーズなどでしょっちゅう顔合わせもしているため、会場の雰囲気はほんわか和気あいあいで、SGのようなビリビリムードは微塵も感じられない。で、地元から唯一参戦している今井美亜(もちろん選手班長だ)が、ガラポンの立会人として中央にででんと座っている。なんちゅーか、相撲部屋の女将さんのような貫禄さえ感じさせる佇まいだ。
ほんわかムードの抽選の中、私と三島のイチ推し41号機はけっこう早めに世に飛び出した。引き当てたのは有力なV候補のひとり、渡邉和将だ。52人の中で最多出場の6回目となる和将に、三国の水神様がご褒美を与えたのかも? もちろん、今回のヤンダビがラストチャンス。フラッシュとシャッター音の嵐を浴びつつ、超抜機を引き当てた和将はにんまり笑って右手の親指をGooooと突き上げた。BB誌とのコラボ企画で、私も明日から和将41号機の舟券を買いまくることになる。相棒に不足なし、緒戦からがんがん握りまくってピンラッシュで優勝戦まで驀進してもらいたい。
41号機に次いで三島が期待する20号機は春園功太、38号機は大上卓人の手に渡った。このふたりも今や記念の常連になりつつある伸び盛りの逸材で、ほぼ間違いなくV争いに食い込んでくるだろう。特に、伸びが強烈な38号機×4カドまくりが多い卓人のマッチングは、常にスタート一撃の強襲を警戒しておきたい。
さてさて、真夏の女王戴冠からの“色物GI連覇”を狙う大山千広は、三島リストにはない11号機を引き当てた。やや心細い気もするが、乗り手にさほど恵まれない割りに38%の数字を残している点は好材料と言えるだろう。「11」という数字を聞いた瞬間にちょっぴり寂しそうな顔を浮かべた千広ではあるが、ゲンのいい「ピンピン」に乗っかって今節も規格外の物語を生み出してもらいたい。
★三島推し&穴パワーを引いた選手
41号機(48%)S 渡邉和将
20号機(43%)A+ 春園功太
38号機(48%)A+ 大上卓人
27号機(42%)A 松山将吾
46号機(40%)A 荒井翔伍
19号機(40%)B+ 馬場 剛
16号機(44%)B 木下大将
14号機(46%)B 中村晃朋
37号機(38%)B 関 浩哉
47号機(51%)B? 板橋侑我
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36号機(30%)穴 井上一輝
13号機(34%)穴 金子賢志
(photos/シギー中尾、text/畠山)