BOAT RACE ビッグレース現場レポート

BOAT RACE ビッグレースの現場から、精鋭ライター達が最新のレポートをお届けします。

THE勝負駆け②5~8Rの前情報

 3R、鹿児島代表の藤崎小百合が2コースまくり一撃! 3連単配当は99倍で惜しくも3打席連続ホームラン(万舟)とはなりませんでしたが、6・00で暫定16位まで浮上。まだ当確とは言い切れないものの、準優の実像がはっきり見えてくる10点加算でありました。
 勝負駆けの中盤戦5~8Rの事前情報をお伝えします。
※推定ボーダー6・00、4R終了後の準優ボーダーもジャスト6・00

f:id:boatrace-g-report:20210709162334j:plain

5R
①池永 太 3着
②飯山 泰 ―
③萩原秀人 1・1着
④菊地孝平 1・2着
⑤金子和之 ―
⑥原田幸哉 3・4着
進入予想123/456
【キーポイント】原田の前付け警戒も、動いてスロー5コースまでか。菊地のカド攻めを信頼して枠なり3対3と見る。1Rで3カドまくりを決めた池永が逃げて連勝→準優好枠も十分。その流れを崩すとすれば菊地のカドまくりで、ワースト級だった2日目までの足色がやや上向いているのが不気味ではある。菊地の外に貼りついた金子に展開がハマれば、特大のホームランとなるのだが……。

f:id:boatrace-g-report:20210709162404j:plain

6R
①山口 剛 ―
②深谷知博 ―※前半F
③多田有佑 ―
④平高奈菜 完走当確
⑤今垣光太郎 4着
⑥毒島 誠 完走当確、3着以内で暫定トップ維持
進入予想123/456?
【キーポイント】首位独走にコースが欲しい毒島だが、内が今垣だけにどこまで入れるか。ピット離れで突出しない限り、枠なり3対3になるかも。ならば、前半Fの深谷&スリット足弱い多田を4カド平高が豪快にまくりきるシーンも(昨日の再現)。ただ、イン想定・山口の足はなかなか強力なので、しっかりブロックされる可能性もある。毒島64号機が6コースだとしたら、展開を突いてバックどこまで伸びるか注目したい。もしも先頭まで突き抜ければ、予選トップ~逃げ逃げVの黄金ロードに大きく前進することになる。

f:id:boatrace-g-report:20210709162433j:plain

7R
①市橋卓士 3着
②篠崎仁志 完走当確
③長田頼宗 1・6着
④太田和美 完走当確
⑤佐竹友樹 2着
⑥村岡賢人 ―
進入予想123/456
【キーポイント】常に4カドまくりある太田だが、前半2着で余裕たっぷりの当確。スタート勝負を控えると内寄り決着になりやすい。内3艇は出足系統がしっかりしていてスリット凹みの可能性も低そう。ガチの勝負駆け・佐竹にとってはあまりにも高い4枚壁ではあるが、うっかり2着をクリアしたら一気に配当が跳ね上がる要注意人物でもある。

f:id:boatrace-g-report:20210709162508j:plain

8R
①新田雄史 2着
②吉川昭男 ―
③西島義則 5着
④門間雄大 ―
⑤松井 繁 ―
⑥須藤博倫 当確
進入123/456

 昭男さんや王者が前半大敗で“消化試合”になるなど、勝負駆けとしては薄口のカードになってしまった。出足が整っている昭男さんと西島を壁にして、新田が逃げきる可能性がバカ高い。機力的に怖いのは須藤で、準優に入っても上位級間違いなしの鬼足。すでに当確ランプ&外コースではあるけれど、バック最内からスイスイ伸びて無欲の舟券絡みを警戒しておきたい。それから「一泡吹かせたい」などと吼えている道産子・門間が絡めば大波乱だが、この相手に太刀打ちできる実力・パワーじゃない気が……(涙)
(photos/チャーリー池上、text/畠山)