BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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THEピット――西橋が地元優出!

 レディースチャレンジカップの優勝戦6名が出揃った。8R、西橋奈未は4着なら9Rを待たずして当確が出ていたが、わずかに及ばず5着。三浦永理に声を掛けられて、何度も苦笑いとともに目をギュッとつむったりしていたが、これは勝負駆け実らず、ではなくスタートについてだった様子。なんとコンマ00、タッチスタート! 切らなくてよかった~、の苦笑いだったようだ。ただ、Fを切らずに残していたのはツキがあるということではある。

 9R、西橋超えの可能性があったのは平山智加で、5号艇でピン勝負という厳しい条件。そして……無念の4着。逆転優出はならなかった。レース後はやや表情がカタいように見えたのだが、それを癒やしたのが田中信一郎。夫が田中の同期である福田雅一という縁もあって、田中や太田和美と平山の絡みはよく見かけるもの。田中が笑顔で声を掛け、平山の顔に笑みが浮かんでいく。ひとまず今回は残念だったが、大勝負の本番はクイーンズクライマックスだ!

 すでにお伝えの通り、予選トップ通過は守屋美穂。今日は冷えるからということもあるのだろう、後半の時間帯はSGレーシングスーツを着用していた。優勝すればグランプリシリーズも見えてくるだけに、クイーンズクライマックス当確といってもまったく緩めない戦いを見せてくれるはず。(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩 TEXT/黒須田)