BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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賞金女王シリーズTOPICS 3日目

惑星ムトー浮上

 

 

 

 

 

 

 

 

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悲喜こもごもの勝負駆け。昨日から何艇かの

入れ替わりがあったが、今日の全レースでもっとも目に付いたのが

武藤綾子の足だった。前半1Rは1マークで後手を踏みながら、

2番手の岸恵子をぐいぐい追い上げての3着。 

圧巻は後半7Rだ。3コースから握った武藤だったが、

完全に流れてバック5番手。しかも大外。

態勢としては5着がやっという位置だったが、

そこから内に切り返して、2番手・池田浩美の内フトコロに飛び込んだ。このときだ。まったくのマイシロのないターンだったのに、グググィッとサイドが掛かってそのまま2番手まで突き抜けた。凄まじい回り足、そしてターン出口のレース足!! このミラクルパワーで8点を加算した武藤は、10位で予選通過を果たした。今日の実戦足を維持できれば、準優の4号艇でも十二分に優出のチャンスはある。あまり人気にしないタイプだけに、連ヒモに絡めてみては??

 

 

 

 

貫禄のトップ当選

 

 

 

 

 

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Vに大きく近づくトップ争いは、昨日までリーダーの座を守ってきた

藤崎小百合が④④着で脱落。予選最終戦10Rの

①海野ゆかりVS②池田浩美の直接対決に絞られた

(相手待ちの岩崎芳美にもわずかなチャンスはあったが)。

条件は簡単至極。海野先着なら海野が、

浩美先着なら浩美がトップ。唯一、海野⑥浩美⑤のときのみ

岩崎が逆転トップという状況だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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10R、枠番も順位も同じ2艇の2連単1-2は1・7倍を示していた。

スリット、2コースの浩美がイン海野を半艇身ほど煽る。

が、海野も伸び返して同体になった1マーク。海野先マイ、

浩美差しの勝負。これは、勝負にならなかった。

浩美の差しは流れ、海野が一瞬にしてライバルを突き放した。

浩美がトップを奪うには、回り足を含めてすべての足が少しずつ

足りなかった。浩美は道中でも揉まれに揉まれて4着に敗れた。 

賞金ランク13位の永井聖美とともに、

V候補の筆頭格だった海野。その永井が“進級”してしまった以上、

主役の座は譲れない。

 

 

 

 

 

 

ミポリン終戦……

 

 

 

 

 

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ダメだった。今日は2走で10点を目指した守屋美穂だったが、

5R⑤着、8R⑥着。ひどい足だった。

まさに箸にも棒にもかからない回り足。ターンマークごとに

ズルズルとずり下がり、準優ボーダーラインからも滑り落ちた。

激変した気候のせいか、調整をやりすぎて失敗したか、

どちらにしても、今日の足は今節で最悪の状態だった。

 

 

 

 

 

 

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まあ、開き直ってしまえば、このシリーズは一般戦。

先の丸亀GⅡで男の猛者連が相手でも予選を

突破できるだけのポテンシャルを見せたミポリンだけに、

真っ直ぐ前を見て突き進んでほしい。とりあえず、お疲れさま。

期間勝率を落とさぬよう、明日以降も頑張れっ!

 

 

(photos/シギー中尾、text/H)

 

 

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