BOAT RACE ビッグレース現場レポート

BOAT RACE ビッグレースの現場から、精鋭ライター達が最新のレポートをお届けします。

福岡・笹川賞TOPICS2日目

 さあ、今日も展示トツプ時計の検証から。

 

'★各レースの展示トップの着順

③④④③①①②(①③④)②②⑤(③⑥)' 

※8Rと12Rはトップ同タイムが複数あり。

 

 昨日より好成績ではありますが、枠番と比較するとどうか。

 

全50号艇→全44着

 

f:id:boatrace-g-report:20171206174934j:plain

 平均すると今日の展示トップレーサーは3・3号艇で2・9着。うーーーん、枠番より健闘しているものの、突き抜けるほどの活躍とは言えないかも? ただ、1号艇で展示トップだった選手(すべてインコース)は、5Rの岡崎恭裕はじめ①①②①着。昨日から6戦連続で2連対をキープしている。。

「1号艇の展示トップ選手は抜群の信頼度を誇る」

 という鉄則は今節もしっかり息づいている。明日以降も、1号艇=展示トップの場合だけ厚く勝負に出る手もあるかも??

 

万太郎、ゼロ……。

 

今日はイン選手の成績も書かねばなるまい。

 

'★今日のイン選手の着順

②②①①①①②①⑥①①①'

 

f:id:boatrace-g-report:20171206174948j:plain

 着外にブッ飛んでしまったのは、9Rの平山智加ちゃんのみ。イン受難の福岡水面としては、異常なまでの強さだった。この成績を反映するように、今日は万シューが0本……惜しかったのは10Rだな。バック直線で④石野貴之⑤寺田千恵が抜け出し、『穴・極撰』の予想フォーカス453=430倍が出来上がったかに見えたが、終わってみれば4番手の井口が先頭に立って143の大本命決着だった(号泣)。

f:id:boatrace-g-report:20171206174956j:plain

 が、穴党はここで挫けてはいけませんぞ。基本的に穴が頻発する福岡のこと、必ずや揺り戻しとして万太郎ラッシュが訪れるはず。元気いっぱいの秋山直之や峰竜太、石野貴之らが6号艇に控える明日あたりが絶好の狙い目かも? 展示トップ時計が5、6号艇だった場合も、100倍を超えるオッズに目を光らせたい。

 

やまと艦隊の快進撃、続く

 

f:id:boatrace-g-report:20171206175007j:plain

 2日目の今日もやまと軍団が6勝の固め撃ち! ま、1号艇=イン逃げが3本もあって昨日ほどの派手さはなかったけれど、1R毒島誠の俊敏な2コース差し、9R山口ツヨポンの4コースまくり差しなどなど天晴れな1日だった。

f:id:boatrace-g-report:20171206175018j:plain

 中でも出色は7R、100期・桐生順平の3コース一撃まくりだ。インに立ちはだかるは、95期の先輩・峰竜太。昨日、峰のターンはVモンキー級と絶賛したが、順平はこのブ厚い壁を豪快な全速モンキーでぶち破ってしまった。順平、お前のスピードは峰リューよりも凄いのか??

f:id:boatrace-g-report:20171206175029j:plain

 これで昨日から無傷の3連勝。もちろん、文句なしの予選トップだ。後輩の強襲を喰った峰リューもオール2連対で予選2位に。さらに成績表を眺めると、準優ボーダー18位圏内にやまとの諸君がいるわいるわ。4位に新田雄史、5位が前田将太、9位に岡崎など8選手が食い込んでいる。やまと軍団14人中の8人。これは凄い。6人のうち、井口佳典しか圏内にいない銀河系軍団とは対照的だ。

f:id:boatrace-g-report:20171206175038j:plain

 もちろん、これから百戦錬磨のベテラン勢があの手この手で追い上げてくるだろうが、今節の流れなら久々の「やまと卒業生V」も十分ありえるだろう。それが誰か……手駒が多すぎて、現状ではとても特定できない。(photos/シギー中尾、text/畠山)