THE勝負駆け・前半
大混戦の予選トップ争い
前半戦が終わり、予選トップ争いの全体像がうっすら見えてきた。６Ｒ、昨日まで暫定トップの山川美由紀は６号艇という正念場。前付けも想定されたが、いざ本番は焦らず騒がず最アウトを選択。さすがにコースが遠く、１周バックは４番手という苦境に立たされた。
だがしかし、そこからの追い上げの凄まじいこと！ ターンマークごとにぐんぐん差を詰め、３番手……２番手……最後は先頭の池田明美まで追い抜きそうな勢いだった。28%モーターなのに、この人、凄すぎっ!!
さてさて、この逆転２着で暫定トップ＆後半10Ｒでの自力トップの権利をしっかり確保したものの、予選トップ争いはまだまだ大混戦ムードだ。有力候補５人の出場レースとそれぞれの勝率変動を列挙しておく。観戦のお供にしていただきたい。
９Ｒ
★３号艇・寺田千恵（２位）…①8・33、②8・00
10Ｒ
★１号艇・小野生奈（５位）…①8・17
★２号艇・中里優子（３位）…①8・40、②8・00
★３号艇・山川美由紀（１位）…①8・67、②8・33、③8・00
11Ｒ
★５号艇・細川裕子（４位）…①8・33、②8・00
もちろん10Ｒの山川が①着なら文句なしの自力トップ。で、９Ｒのテラッチが①着なら、着順点の関係で山川は「①着が絶対条件」となる。ちなみに、この５人が枠番通りの着順だとしたら、予選トップは目下５位の小野生奈ということになる。（text/畠山、photos/シギー中尾）
