BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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熱闘! 勝負駆け!

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 甲子園はベスト8が面白い、などとよく言われるわけだが、ボートレース甲子園も明日の準優を控えるベスト8のような日、ということになるか。1Rから勝負駆け! ピンピンなら6・00にまで到達する池永太が、見事に差し切った。当欄ではボーダーを6・00と想定しているが、正直なところ、どこに落ち着くかは今後の戦況次第。それでも連勝で望みがあるのなら、何としても勝つ! ということで、池永はニコニコ顔でピットに帰還したのであった。九州勢もみな祝福! そしてまた笑顔!

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 勝負駆けではないのだが、2Rを逃げ切った野中一平も笑顔あふれるレース後であった。西島義則の前付けを受け止めての逃げ切り派価値が高い。年齢差33歳の巨匠の攻めをしのいだのだ。というわけで、野中もそうだが、出迎えた東海勢がまたニコニコ顔だった。菊地孝平が楽しそうに野中を祝福すると、野中はさらにニッコニコ! 強烈なメンバー相手に逃げ切って、肩の荷がかなり軽くなったのではないだろうか。

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 この2Rでは中島孝平が3着。勝っておけば当確間違いなしになっていただけに、やや複雑な表情。その中島を気遣ったのが今垣光太郎。今垣は1R後も今井美亜と話し込んでいた。福井支部の絆は強く、また今垣は頼りがいがありすぎる存在。今井は残念ながら予選落ちが確定的だが、今垣の言を力に、どこかで大穴あけてね!

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 勝負駆けに向けて、調整のピッチも上がる4日目。今日もかなり暑いわけだが、みな汗だくになりながら試運転やペラ調整に奮闘中だ。いや、勝負駆け組だけではないな、立具敬司は、2R発売中に整備士さんとかなり長い会話。5R出走なので大きな整備は間に合いそうにないが、何か手がかりをつかもうということなのだろう。とんでもないメンバーに放り込まれたような格好の今節だが、だからこそ多くの収穫を得てもらいたい。5Rは6号艇だが、整備士さんの言葉を糧にして一矢報いる走りを見せてもらいたい。

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 で、守田俊介は甲子園でもいつも通り。なんともゆったりとした過ごし方だ。今日はまあまあ厳しいノルマなんだけどな。しかしこれが守田イズム。飄々と勝負駆けに臨む!(PHOTO/池上一摩 黒須田 TEXT/黒須田)