SGチャレカ
賞金ランク&今節予選順位
賞金ランク(今節順位) 備考
1峰 竜太 13870万円(6位) ※GP2nd1号艇当確
2平本真之 11540万円(23位) ※GP2nd当確
3濱野谷憲吾 10951万円(7位) ※GP2nd当確
4原田幸哉 10882万円(14位) ※GP2nd当確
5前本泰和 9339万円(18位) ※GP当確
6白井英治 9195万円(19位) ★注目①
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7桐生順平 9181万円(3位) ★注目①
8毒島 誠 8121万円(除外) ※フライングでGP1st確定
9石野貴之 7601万円(31位) ※GP当確
10丸野一樹 7324万円(28位) ※GP当確
11馬場貴也 7045万円(20位) ※GP当確
12菊地孝平 6852万円(13位) ※GP当確
13篠崎仁志 6808万円(25位) ※GP当確
14池田浩二 6723万円(8位) ※GP当確
15西山貴浩 6660万円(33位) ※GPほぼ当確も、今節の予選落ち確定
16坪井康晴 6167万円(9位) ★注目②
17佐藤 翼 6096万円(11位) ★★激戦区
18新田雄史 6095万円(4位) ★★激戦区
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19瓜生正義 6075万円(17位) ★★激戦区
20湯川浩司 6042万円(26位) ★★激戦区、5コースまくり差しで逆襲ムード?!
21太田和美 6000万円(24位) ※予選突破必須、イン逃げで逆襲ムード?
22篠崎元志 5929万円(22位) ※予選突破必須
23秦 英悟 5925万円(16位) ※予選突破必須
24中島孝平 5884万円(5位) ※予選突破必須
25上野真之介 5778万円(32位) ※予選突破必須も選手責任転覆で崖っぷちに
26今垣光太郎 5726万円(29位) ※優出必須も不良航法-10点で
27羽野直也 5603万円(21位) ※優出必須
28茅原悠紀 5595万円(2位) ※優出必須
29辻 栄蔵 5519万円(1位) ★注目③
30稲田浩二 5341万円(10位) ※優出必須
31寺田 祥 5338万円(12位) ※優出必須
32山口 剛 5333万円(15位) ※優出必須
35田村隆信 5102万円(30位) ※優出必須
37徳増秀樹 4885万円(27位) ※優出必須
※千円単位は斬り捨て
★★激戦区/大接近!!!!
GP入りへ大きなキーポイントである17位争いが、日々どんどん大変なことになっている。初日は佐藤翼、昨日は新田雄史、そして今日3日目は再び佐藤が17位に返り咲いたのだが、18位・新田との賞金差は……
1万とんで666円!!!!????
これはもはや血で血を洗うオーメンの領域なのか。ここまで接近してしまうと口が裂けても「どっちが有利」とは言えないが、現状の予選成績で上位に付けている新田が3mmくらい有利かも? いや、明日は翼だけ1号艇があるからして、最後の最後に「初日6号艇1着・10万舟の大波乱」という貯金が生きるのかも??
◎明日の佐藤【4R1号艇・12R5号艇】
◎明日の新田【3R5号艇・8R2号艇】
おそらく、両者ともに予選を突破して、よりでっかい賞金の戦いになると思うのだが、どうだろうか。
★注目①/大接近・PART2
賞金ランク6位・白井英治vs同7位・桐生順平による「GP2nd=シード権を懸けた椅子取りゲーム」も、昨日よりもさらに白熱の状況となった。今日は、白井の4・6着に対して桐生が5・1着。順位こそ替わらなかったが、両者の賞金差はわずか14万円足らずにに緊縮!
さらに煽りのスパイスを加えるなら、彼らより1000万円ほど少ない8位の毒島誠がフライングに散り、そこから600万円近く離れた9位の石野貴之も節間3・00と不振に喘いでいる。つまり、下位選手の優勝による一発逆転KOを喰らわない限り、ほぼほぼ両雄の一騎打ちという様相を呈してきたのだ。
さてさて、現時点で有利なのは……難しい! わずか14万円でも先行している白井が逃げきりそうな気もするし、今節の得点率で優位を保っている桐生がラスト2日で軽々と飛び越しそうな気もするし。もちろん佐藤vs新田同様に、「明日どちらか一方が準優で、一方が予選落ち」などという事態が発生したら、その瞬間に雌雄が決するとお伝えしていいだろう。
予選最終バトルは、桐生が【7R4号艇】で白井が【8R2号艇】。まあ、この“勝負駆け”は18位ボーダー争いよりはるかに贅沢なニコイチではあるけれど、できれば両雄ともに予選を突破して最終日最終レースまでシノギを削ってもらいたい。
★注目②/坪井、起死回生の4カドまくり!
昨日の当欄で「予選落ち=大ピンチ?」などと記した賞金ランク16位の坪井康晴が自力で準優圏外の危険ゾーンから這い上がった。4カドからスタートをバチッと決めて、目の覚めるような一撃まくり!
坪井のカドまくり?
4コースでは捌き主体の選手だけに、ちょいとサプライズな強襲だ。ずいぶん前に一般戦でやはり驚いた記憶があって、調べてみたら去年の12月2日の津。ほぼ1年ぶりの4カドまくりだったわけだ。
とにもかくにも、坪井にとってこの4号艇での1着10点はバカでかい。昨日までの節間20位から一気に9位まで跳ね上がり、ハッキリと準優の城門が見えてきた。機力的にも、どうにも頼りなかった前検~初日とは今や別物の気配に。
「初戦がひどかったのでギヤケースをやって、キャリアボデーも換えたら全部が良くなりました♪」
レース後に弾んだ声でパワーアップを自認した。「坪井の乗ったモーターは次節も注意」という金言があるほどで、今節も早い段階で相方の傷口を癒すことに成功したようだ。成績もそれを実証する6・3・2・1着
「どちらかと言えば伸び型ですが、ターン回りもいい感じ」
ひとしきり悦に入ってから、最後は力強くこう言いきった。
「明日も“勝負駆け”、精一杯頑張ります!」
この“勝負駆け”は今節なのかGPなのか、坪井の真意は分からないが、私は実質的にどっちでも同じことだと思っている。明日、坪井が準優に当確ランプを点すことができれば、同時にGP当確も授けるだろう。その重要なバトルステージは【2R2号艇・8R6号艇】だ。
★注目③/忍者の舞
「GPへほぼ優勝条件」という水底から、そろり不気味な選手が水面に顔を出した。忍者・栄蔵。3日目を終えて、あれよあれよの暫定トップだ。寺ショーでも峰でも桐生でもなく、辻栄蔵。
い、いつの間に!?
驚いた読者もおられるだろうが、だからこその“忍者”なんですな。峰のようなド派手なパフォーマンスとは真逆に、捌きに捌いて敵の背後ににじり寄り、大きなミスをひとつも冒すことなく隙あらば接戦に持ち込んで寝首を掻く。ふと気づけば得点上位、という玄人好みのレース巧者。
今節も、初戦の1号艇は馬場貴也の必殺技(3コースまくり差し)を浴びながら2マークでそろり息を殺した小回り旋回で逆転1着、2戦目は道中ゴタゴタの乱戦から流れ弾を避けるような捌きで3着、3戦目は2コースから普通に差して粘って2着……
そしてそして、4R4号艇の今日は①毒島のフライングでスタンド(全国のファンも?)が騒然とする中、人知れず4カドから冷静的確なまくり差しで先頭に躍り出ていた。都合1321着=8・50で、2位の茅原悠紀(7・50)とソコソコ大差の暫定トップ。流石の試合巧者、いや、シリーズ巧者と絶賛するしかないな。機力的にもターン回りが力強いバランス型で、おとといの当欄で評したとおりの「らしいレース足」に仕上がっている。派手なパンチ力とは無縁の、極めて実戦的なパワー。これさえあれば、忍者はなんだってできるのた。
明日の栄蔵は【10R5号艇】の一発勝負。その条件は暫定2位・茅原悠紀(7R6号艇)の着順などによって変動するのだが、今節の流れ的に「5コースからこっそり必要十分条件の3着でトップ当選」ってなことになるのではなかろうか(笑)。
※ちなみに、辻が優勝した場合は「白井vs桐生」の聖域には届かず、やはり6位争いは両雄の一騎打ちとなる。
レディースチャレカ
賞金ランク&今節予選順位
賞金ランク(今節順位) 備考
1遠藤エミ 4781万円(1位) ※TR1号艇当確
2平高奈菜 4611万円(15位) ※TR1号艇当確
3守屋美穂 3758万円(8位) ※QC当確
4田口節子 3601万円(16位) ※QC当確
5小野生奈 3592万円 ▼ ※QC当確
6渡邉優美 3540万円(17位) ※QC当確
7平山智加 3162万円(9位) ※QC当確
8細川裕子 3062万円(3位) ※QC当確
9寺田千恵 2915万円(6位) ※QC当確
10西村美智子 2893万円(7位) ※QC当確
11海野ゆかり 2763万円(2位) ※予選12位以内でQCほぼ当確
12三浦永理 2630万円(10位) ★★激戦区
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13松本晶恵 2594万円(18位) ★★激戦区
14中川りな 2576万円(13位) ★★激戦区
15鎌倉 涼 2567万円(5位) ★★激戦区
16大山千広 2557万円(11位) ★★激戦区
17櫻本あゆみ 2541万円(14位) ※優出必須
20長嶋万記 2453万円(12位) ※優出必須
21中村桃佳 2359万円(19位) ※ほぼ優勝必須
22大瀧明日香 2313万円(4位) ※優勝必須
26中田夕貴 2229万円(20位) ※優勝必須も初日責任転覆でほぼ絶望的に
※千円単位は斬り捨て、▼印は今節のF休み
★★激戦区/V候補のふたりに明暗
さてさて、レディースの方はあちこち接戦ながらも、賞金ランクの変動はなかった。で、相変わらず「激戦区」の鍔迫り合いは激しく有利不利に言及しにくいのだが、昨日からの大きな変動がひとつ。予選4位と5位で林立していた鎌倉涼と大山千広が、それぞれ今日の1走で明暗がくっきり分かれた。
まず、9R5号艇の大山は、1マークから道中からまったく精彩を欠くレースっぷりで大差の6着惨敗。前がガンガン競っても置き去りになっていたから、今日は調整段階からゾーンを外していた可能性が高い。まだ予選が向こう2日間あるとは言え、昨日の5位から11位への急降下は、まんま「QC黄信号」とお伝えしていいだろう。
一方、11R6号艇だった鎌倉は、アウトから粘り強い捌きで3着GET。昨日の予選4位からひとつ落として5位になったものの、試金石の6号艇をそれなりに克服したとも言えるだろう。このままの流れで鎌倉がファイナリスト=下克上の旗手となるのか。千広が意地とプライドで巻き返し、QCラインまで跳躍するのか。ともに優勝して不思議のない実力者だけに、明日からのポイント争いに注目していただきたい。
◎明日の鎌倉涼【5R4号艇】
◎明日の大山千広【9R3号艇】
(photos/シギー中尾、text/畠山)