蜂のひと差し
今日の殊勲賞は『赤城のキラービー』だ。３Ｒ４号艇の蜂須瑞生は４カドから突出したスタートで進軍。あっという間に２、３コースを叩き潰してから、冷静的確なまくり差しハンドルでバック先頭に躍り出た。まさに「蜂の一刺し」！。
ただ、本紙予想の黒須田はじめ、多くの記者さんは「蜂須の４カドは絞めまくり」と決め込んで④－⑤⑥の筋目を爆買いしており、「まくり差しかよ～～！」という悲鳴があちこちから同時多発的に発生していた。ここ１年の４コース蜂須は【まくり１勝・差し系３勝（今日で４勝）】だからデータ通りではあったが、「４カドまくりの蜂須」というイメージは全国に浸透しているわけだ。蜂須ちゃん、次回の４コースは豪快にまくって全国のまくり好きを喜ばせてやっておくんなまし！
もうひとり、今日のシリーズ戦で唯一の大穴をぶち開けたのが10Ｒ２号艇の山下友貴。このレースはドリーム組の①中川りな－⑤松本晶恵がバカ売れしていたが、２コースのいちばん遅いスタートから機敏な小回りターンでバック先頭に。イン中川が３コース島田なぎさの握りマイを警戒して流れたせいもあったが、天晴れすぎる「遅れ差し」だった。
で、この10Ｒの道中で目を惹いたのは、今日も今日とて晶恵だった。バック離れた４番手から、１周２マークの鋭い切り返しでたちまち２番手浮上。レース足も上々なのだが、当欄で何度か書いてきたように格の差、場数の差がはっきり分かる逆転劇でもあった。
――やはり、松本晶恵はシリーズ戦にいるべき女性ではなかった。
この一文を、おそらく私は最終日の私的回顧で記すことになるのだろう。
明日の勝負駆け状況
ってなわけで、予選３日目を終えての準優勝負駆け状況をお伝えします。予選突破のボーダー予想はかなり難解も、今日の5・80から下がる可能性が高いとみて【5・67】設定にしておきます。
１松本晶恵 完走当確
２藤崎小百合 完走当確
３薮内瑞希 ４・５着
４平田さやか ４・５着
５松尾夏海 完走当確
６堀之内紀代子 ４・５着
７五反田忍 完走当確
８大橋栄里佳 完走当確
９中田夕貴 ３・６着
10中川りな ３・６着
11長嶋万記 ３・６着
12實森美祐 ５着
13島田なぎさ ５着
14山下友貴 ４着
15三浦永理 ２・６着
16宇野弥生 ２・６着
17高憧四季 ４着
18渡辺千草 ３着
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19谷川里江 ３着
20高田ひかる ３・３着
21富樫麗加 ３着
22櫻本あゆみ ２・３着
23角 ひとみ ２・３着
24川野芽唯 ２・２着
25勝浦真帆 １着結果待ち
27金田幸子 １・１着
28西橋奈未 １・１着
はい、当然というべきか、３日目を終えての断然トップは松本。しかも、明日の晶恵は【２Ｒ２号艇・10Ｒ１号艇】の好枠２戦。体感温度的にはトップ通過93％くらいと値踏みしているのですが、どうか。
それからそれから、暫定３位に超ダークホースの薮内瑞希が！ 明日は予選突破どころか、準優１号艇を狙う勝負駆けになります！（photos/シギー中尾、text/畠山）
