BOAT RACE ビッグレース現場レポート

BOAT RACE ビッグレースの現場から、精鋭ライター達が最新のレポートをお届けします。

エース41号機は浦野海!

(抽選前のつぶやき)

 芦屋モーター群は去年の5月19日が初下ろし。たっぷり8カ月ほど稼働してきた中で、長いことエース機と謳われ続けたエンジンが存在しております。それも含めて、もちろん今節も信頼度抜群の三島敬一郎『エン魔帳』をご覧あそばせ♪ (↑写真は内山七海ちゃん)

三島敬一郎の芦屋十傑
★41号機(48.0%)A+ 二の足、スリット足と抜群、スリット先制のパンチ力!
★40号機(33.5%)A+ 行き足中心に良い動き、実戦足に反映していて狙える
★44号機(45.6%)A+ 全体的な足色に余裕あり、特に直線系が動き良い状態
★19号機(40.0%)A 出足中心に実戦足が強く、ペラ調整次第でさらに上積み
★55号機(41.9%)A 出足、回り足系とレース足にグリップ感あり上位だ!
★15号機(45.3%)A 中間速や出口の押しなど、レースに活きる足が上位
★27号機(38.8%)A 出足系のターン足が力強く、ペラが仕上がってる印象
★18号機(43.6%)A 初下ろしから動いてる本体素性良機で、調整次第だ!
★9号機(41.7%)B+ 転覆整備後は行き足中心に反応良く仕上がっている
★4号機(40.4%)B+ 行き足、直線系なら見劣りしないが、出足が甘い印象

 そう、芦屋のエース機といえば41号機!! そこそこ天邪鬼な三島も、この抜群機には一目置いているようでありますな(笑)。ただ、三島が「S」でもなく、「A++」でもなく、トップ評価としては最低レベルの「A+」に留めたのは気になるところ。改めて機歴を追っかければ、なんとなくその理由も分かってもらえるかも?
●芦屋エース41号機の履歴書
 2022年5月19日に産声をあげるや、地元の山ノ内雅人とともに抜群の伸び足で優出4着。
 2節目の地元・楠原正剛は噴きすぎで4日目にF~3節目のGⅡではこれまた地元の新開航とタッグを組んで1512331①で優勝!
 その後も地元の里岡右貴がファイナル1号艇で噴きすぎFとか、山口裕二がVとか、大賀広幸⇒武富智亮が連続準Vとか大暴れ。夏~秋に「不動のエース機」として君臨した。

 ってな感じで地元選手や近隣選手とともにエースまで駆け上った41号機でありますが、昨年の暮れあたりからちょっと往年の勢いがないっちゅうか、自慢の行き足に翳りが差したっちゅうか、そんな見え方が三島をして「A+」に抑えしめたんじゃないですかねぇ。実は伸びフェチの私も昨秋あたりまで「全国伸び――るリスト」に記帳しておりましたが、ここ3カ月ほどは圏外に置いちゃってます。もちろん、それでも芦屋ではトップ級のストレート足だと思ってはいます、けどね。

 でもって、三島の第二席は2連対率33%の40号機!! 正直、私はノーマークでしたが、この数字で三島A+となれば舟券的な妙味も十分すぎる。エース41号機との連番で脳みそに刻みつつ、前検からしっかりチェックしたいと思います。ちなみにこの40号機、今節のルーキーズの大将格・中亮太クンと8月半ばにランデヴー。予選2位⇒準優3着と挫折を味わっているだけに、是非とも再会を遂げてほしいっすね。

 三島・第三席の44号機は、機歴を眺めて「ああ、アレッ!」と叫んでしまった。昨年暮れのルーキーシリーズ、小池修平が12戦10勝で優勝したアレッす。スリット足主体に全部の足が強くて、まさに「余裕あり」な節間でした。直近の勢いではトップ級ですかね。
 三島・第四席の19号機は、確か去年の夏場あたりは伸び型のモーターだったんですよ。松瀬弘美が伸びまくって優出5着とか……つまりは私のお気に入りの一機だったと記憶しておりますが、最近は手前に寄ってきて「出足中心に実戦足が強い」という短評どおりの足になった気がします。ま、それはそれで魅力的なパワーなんですけど、ね!
 さてさて、これら三島推奨機を引き当てるのは白組か紅組か、はたまたキレイに分配されるのか。抽選結果を待つとしましょ。

(いざ、抽選結果!)

 はい、午後13時16分現在、手元にモーター抽選結果が届きました。三島の推奨機をGETした10選手は、こんな面々であります。

三島十傑のパートナー
★41号機(48.0%)A+=浦野 海
★40号機(33.5%)A+=中尾彩香
★44号機(45.6%)A+=米丸乃絵
★19号機(40.0%)A=井本昌也
★55号機(41.9%)A=石丸小槙
★15号機(45.3%)A=嶋田有里
★27号機(38.8%)A=鎌倉 涼
★18号機(43.6%)A=倉持莉々
★9号機(41.7%)B+=飯塚 響
★4号機(40.4%)B+=魚谷香織

 誰が乗っても上位レベルになるであろう41号機を手にしたのは、124期ルーキーチームの浦野海。まだ優勝はゼロ、優出も2021年8月の1回きりという海クンにとって、2度目の優出&デビュー初優勝のチャンスとお伝えしておきましょう。
 舟券の妙味が高そうな40号機は紅組の中尾彩香、近況の勢いが素晴らしい44号機も紅組の米丸乃絵ちゃんが引き当てましたね。
(photos/チャーリー池上、text/畠山)