
うーん、惜しいっ! 魚谷香織が地団駄を踏むような感じで悔しがった。10Rだ。得意の3コースまくりを放っていき、いったんはイン寺田千恵を超えたようにも思われたが、内からするすると差した平山智加に伸びられ、また寺田にも粘られ、2マークは外マイで交わしにいったものの追い風にあおられるように流れてしまった。うーん、惜しいっ! 本命にしていたワタシも一緒に地団駄踏みたかった(笑)。魚谷は道中も寺田の2番手を必死に追い上げたが及ばず3着。なおのこと悔しさは増しただろう。そんな魚谷を優しく見つめる川野芽唯。そうした仲間の慰めが癒やしになっていくわけである。芽唯ちゃんの笑顔にワタシも癒されました。

見事に先頭を奪った平山智加は、爽快な笑顔だ。初日連勝! もちろん勝利の喜びもあるだろうが、出迎えた山川美由紀がまたニッコニコだったのだ。山川先輩が笑ってたら、嬉しくなっちゃうよね! 平山が引いた27号機は先月の浜名湖参戦時、平山自身が優出したときの相棒。これはアドバンテージになるはずで、明日からも快走が期待できそうだ。

前半の快勝時はあれだけゴキゲンだった寺田千恵は、1号艇での勝利を落としたことでやはり不機嫌。いや、不機嫌というか、かなりのボリュームで若狭奈美子に語り掛けてレースを振り返っているのだった。この、声の大きさは寺田の悔しさのボルテージに比例する。敗れたときほど、大きな声を出す傾向にあるのだ。そう、前半の1着時はむしろ、テラッチの声はピットに響いていない。しかしこのレース後は、かなり大きく響いて、寺田の声だけが目立って聞こえてくるという感じだったのだ。大ベテランになっても、しっかり悔しがるテラッチ、むしろカッコいいと思います! 1号艇を落としたのは痛恨でも、1着2着の好発進。暑さに負けず、女子レース界の偉人らしさを明日からも発揮してください!

ところで、9R6着大敗の中谷朋子がレース後、整備室にこもった。昨日、早くも本体を割っていたことを書いているが、これはピストンリング4本の交換。しかし前付けもむなしく6着大敗。そして9Rは2コースから握って2番手争いも、2マークでは追い風にあおられたか大きく流れてまたもや6着。リング交換で一変とはいかなかったということだろう、レース後はさらに本体を割ってパワーアップをはかっていたわけである。次の勝負手は果たして。

整備では、西橋奈未も本体整備だ。1Rはスタート後手を踏んで大敗。6Rはなんとか3着には食い込んだが、やはり足的には納得の域ではなかったということだろう。中谷が女子ビッグで機力の劣勢ぶりに苦吟しているのもよく見かける気がするが、西橋が序盤で大きな着を獲ることも時折見かけるような気がする。だが、そこから立て直して巻き返し、賞典に間に合わせるのもよく見かけるような。今回もここからどこまで巻き返せるかに注目しよう。

あと、8Rで1号艇ながら6着大敗の川野芽唯も本体を割った。敗因はスタート後手に尽きると思うのだが、前半も特に見せ場なく4着に敗れており、足自体に違和感もあったということか。なにしろ、三島敬一郎が2番手にあげている43号機なのだ。川野のなかでは納得できる足色にはなっていないということなのか。1号艇での大敗はたしかに痛い。それだけにこの分を巻き返すためにも、まずは機力の立て直しに力を尽くす。(PHOTO/中尾茂幸 黒須田 TEXT/黒須田)