三国３Daysの前検作業が終わりました。特訓時の三国水面は名物？の強いホーム追い風（５ｍ前後）。これだけ強いとスロー勢も風に押されるため、ダッシュの乗りが分かりにくい環境ではありました。良さげな順に列挙しておきます。
松田祐季＝43号機
今日になって追加斡旋が決まった自称『北陸のペーパーナイフ』祐季ｸﾝ。さすが三島敬一郎の第二席と言うべきか、特訓の３本ともスリット近辺でスーーーッと覗いていく軽快さ。すぐに減速したのでその後の伸び足は不明も、あれだけ覗いて行くんだから脅威の一語。明日の１回戦６号艇は６コースでもスリットで主導権を握り、自在に攻めて３着ノルマを達成できそうな見え方だった。
三浦永理＝50号機
三島十傑以外でかなーり良さげだったので、今節の「バカに良く見えたもんは仕方ないでしょう」に決定。祐季43号と同じくスリット近辺の行き足がやたら軽快で、「明日の６Ｒ５号艇は５コースでもぜんぜんイケそう！」ってな見え方だった。１回戦の前に肩慣らしとして１Ｒ３号艇があるので、まずはそっちでスリット足をガン見しておきたい。
海野康志郎＝38号機
メモリアル大減量のリバウンド？で58キロに戻ったけど、そんな体重とは思えないくらい軽快に覗いていった。元よりスリット近辺の行き足を重宝するタイプでなんの不思議もないのだが、今節も「ヘビー級だから」なんて軽視しているとシッペ返しを喰らいそうな見え方だったな。１回戦は10Ｒ６号艇。６コースでも十分に不気味な足色だが、前半４Ｒ１号艇の出足系統を眺めつつ、前付けのあるなし×それぞれの勝機を推測してみたい。
佐々木康幸＝56号機
三島一席のエースモーター、特訓だけの見え方はこの順列か。スリットからやんわりじんわり1/3くらい覗く感じ。そのあたりのパンチ力で松田43号が上に見えたが、３本ともやんわりじんわり出て行ったあたりにエースの底力を実感させた。トーナメント１回戦は11Ｒ３号艇。枠番的にも狙い目だが、まずは４Ｒ４号艇でエースのパンチ力をしっかり計測しておきたい。
武井莉里佳＝18号機
とにかく特訓一本目、６コースからの突き抜け感にビックリ！ スリット写真で１艇身ハミ出してたから割り引いたけど、今日イチ脳裏にインパクトを残す６コースではあった。スローからは目立たなかったので、現状は三島短評「直線系の伸びは余裕あり」がぴったりハマりそう。１回戦の莉里佳姫は11Ｒ５号艇。足色的には前半２Ｒ２号艇よりコッチに妙味があると思うのだが、どうか。
下出卓矢＝40号機
『チルトの冥界王』菅と同班（１回戦の同レース！）という注目のプレ直接対決、今日のところは『チルトの魔術師』下出の方がチョイ伸び加減に見えた。地元水面の利があったかどうか。特に三本目６コースからギュンと出て行った勢いは↑莉里佳18号と双璧。さあ、明日の12Ｒ【①菅vs⑤下出】はどんな並びになるのか、どっちがどんだけ伸びるのか、今から楽しみでならない。
他では、佐々木56号、莉里佳18号と同班の藤原啓史朗47号機の行き足もしっかり強めに見えてました。前検タイムです。
前検時計TOP10
①武井莉里佳 6.62
②海野康志郎 6.65
下出卓矢
④森 悠稀 6.67
⑤小林孝彰 6.68
⑥藤原啓史朗 6.69
青木 蓮
⑧藤堂里香 6.70
⑨佐々木康幸 6.71
長嶋万記
三浦永理
福田宗平
金田智博
宮田龍馬
なななんと、莉里佳姫!! ６コースからギュンと伸びてはいたけど、まさか異次元の時計を出しやすい下出やあのスピード違反野郎をブッ千切るような数字を叩き出すとは……つか、あのスピード狂はいったいどこに??
前検時計ワースト５
①菅 章哉 6.91
②船岡洋一郎 6.86
坂元浩仁
勝浦真帆
⑤古賀繁輝 6.83
あららーーー何がどうなかったか、コッチのダントツでありました。特訓では下出にチョイ負けくらいだったんで、この数字は笑うだけ笑ってガン無視してくださいね！（photos/チャーリー池上、text/畠山）
