クイーンズクライマックス出場の12選手が、どかどかどかっと一気にレース場入りした。昨夜は前夜祭があり、全員が現地泊。チェックアウトの時刻にあわせてホテルを出発すれば、まあこうなりますわね。通常のレース場入り取材に比べて超短時間で記者席に戻ってきた次第であります。
それぞれの選手がみな明るい表情で、高揚感や選ばれし者の恍惚が伝わってくるような気がした。まあ、女子選手は笑顔でレース場に入ってくる選手が多いのはたしかだが、その笑顔がいつも以上にはじけているように感じられた。樋口由加里も、いつもに比べてずっと笑顔が大きい。すでにレースが始まっているところに重役出勤、という特別性も自然と顔をほころばせるものとなっているかも。この経験は毎年12人しかできないわけで、樋口もこれが初めて。意識しなくても、心は弾んでいるということだろう。
昨夜の前夜祭では酔っ払っていた(笑)長嶋万記も、スッキリした表情で登場! 頭が痛いと言っていたけど、そのわりにはいつも通りに陽気だった。前夜祭ではそんな長嶋に対して「シラフの松本です」と挨拶していた松本晶恵も笑顔で登場。頭は痛くないものと思われます(笑)。グランプリシリーズにも参戦していた松本は、こちらに向かって「住之江ではお世話になりました」と丁寧に頭を下げてくる。ほんと、誠実な人ですね。住之江最終日はレース後に即東京に移動し、昨日は朝から開会式に参加、夜は前夜祭で、本日から平和島と強行スケジュール。で、今節は31日まで走って、1月1日は桐生正月シリーズの前検という松本。いやあ、なんという忙しさ! 応援するしかできませんが、体に気を付けて頑張れ!
どかどかどかっとやってきた選手たちの大トリは、海野ゆかり。昨日の前夜祭もタカラジェンヌばりに決まっていたが、今日もバリッと絵になる装い。レディチャン、クイクラの女子GⅠ完全制覇を狙え!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)