BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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エキシビションレースは、立山一馬の豪快ツケマイ!

 

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エキシビションレース 11R発売中

①淺香登(三重)

②村田瑞穂(三重)

③立山一馬(大阪)

④鈴木弓子(愛知)

⑤長嶺豊(大阪)

⑥野中和夫(大阪)

 

 いやはや、盛り上がりました、エキシビションレース! 今日もピットは選手、関係者で鈴なり状態。選手控室の水面際アリーナ席には選手がずらり並んで、大先輩の戦いを見守っておりました。11R発売中には、帰宿1便が出発するのですが(ピットの目の前に宿舎があるので徒歩移動です)、本来なら1便で帰るはずの今村豊が居残って先輩たちに拍手を送ったり(その後は手持無沙汰そうにブラブラしてました・笑)。ある意味、今節の裏メインレースでしたな。

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 レースは、スタート展示→本番レースの順で行なわれています(周回展示はなし)。発走は展示用ピットから。スタート展示では、長嶺が敢然と前付けに出ますが、淺香が譲らず、内は①⑤の並び。鈴木は6コース決め打ちで、最終的に①⑤・②/③⑥④となっています。それはいいんだけど、内の2人がぐんぐん前に出ていってしまい、なんと45mを切っての超深インに! で、実はピット内にはスタート展示→本番の手順が周知されていなかったため、あまりの深さに全員がざわざわしていました。そして、6人が1マークでスピードを緩めたのを見て、これがスタート展示だと知った瞬間、「展示かい!」と一斉にずっこけた(笑)。長岡茂一も声をあげてました。

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 さあ、本番レース。並びは展示と同じで、淺香と長嶺は今度は100mを切るくらいの起こし。スタートはその2人がハナを切るかたちで、これは内寄りの決着か、と思った瞬間に、4カド立山がツケマイ一閃! 決まった! お見事! 淺香と長嶺が落としたところにタイミングよく華麗なまくり一撃を浴びせました。2番手は差し残した長嶺と、スタート後手ながら的確に小回りした村田で併走となり、2マークで村田が捌いています。

 2周1マークでもドラマが。3番手競りで先に回った長嶺に、差した野中が接触! ダンプのような格好となり、野中が逆転3番手に! 長嶺は大きく流れて、結果シンガリ負けとなっています。

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着順 選手       コース

1着 立山一馬(大阪) 4

2着 村田瑞穂(三重) 3

3着 野中和夫(大阪) 5

4着 淺香登(三重)  1

5着 鈴木弓子(愛知) 6

6着 長嶺豊(大阪)  2

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 レース後はみな爽快に笑いながら、レースを振り返る様子がありました。長嶺は「まくりに行こうと思ったけど、行けませんでしたわ~。情けないですわ~」と1マークの展開を悔やんでいましたが、顔はニコニコ。御年73歳、ボートに乗るだけでもすごいのに、まくれないことを悔しがるとは、さすが勝負師です!

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 ちなみに、エンジン吊りにはマスターズ出場選手が駆けつけていました。先輩たちがピットに上がってくるときには拍手! 偉大なる先達の大奮闘に、誰もが酔いしれたエキシビションでありました。ここまでは敬意をこめて敬称略とさせていただきましたが、登番順に、長嶺さん、村田さん、立山さん、野中さん、淺香さん、鈴木さん、本当にお疲れ様でした!(PHOTO/中尾茂幸 黒須田 TEXT/黒須田)