BOAT RACE ビッグレース現場レポート

BOAT RACE ビッグレースの現場から、精鋭ライター達が最新のレポートをお届けします。

THEピット――ピンク旋風!

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 どうしても、山地正樹に目が引かれてしまうのである。レース場入りの際、髪色がピンクだったことはお伝えしたが、なんと乗艇着もピンク! マスクもピンク! 曲者軍団=サスピシャスパースンおそろいの乗艇着であり、さらにはマスクも同じ仕様! 全身ピンクなのだから、そりゃあ視界に入ってきたら目を奪われるというものである。

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 池上カメラマンは「原田幸哉とかぶってますね」と言う。たしかに原田も上下ピンクの乗艇着である。だが、マスクも頭髪もピンクの山地のほうがよりピンクで、ピンク対決は山地に軍配! 聞けばもう半年ほどもこの色の髪だそうで、筋金入りのピンクマンである。レースではヘルメットをかぶるのでファンの方はなかなか目にする機会がないかもしれないが、1着を獲ったときなどぜひ、JLCで勝利者インタビューをご覧ください。

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 で、その山地が寺田千恵を持ち上げて振り回していた! キャーーーッという寺田の悲鳴がピットに轟く。なんでも、テラッチが「スノーマンのナントカくんかヨコハマリューセイくんかEXITのカネチカくんしかピンクに染めたらいけないんだよ」(すみません、芸能人に詳しくないので合っているか微妙です)と挑発したところ、山地が怒り狂った(?)そうで、あはは、岡山勢、仲がいいですなあ。立間充宏はその頃、整備室で作業中。その様子を見ていたとしても、立間もアハハと笑ったんだろうなあ。某映画イベントのようなことはなかったと思われます(笑)。

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 さてさて、調整作業のほうで目立っていたのは地元の大エース。今垣光太郎だ。1班でスタート練習とタイム測定を終えると、速攻で整備室へ。そして本体をバラバラに! いきなりの本体整備だ。それだけでなく、ギアケースなどの調整も行なったから、ドリーム戦出場選手インタビューはぶっちぎりでラストの収録となっていた。前検から気合が違うぞ、光ちゃん!

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 バラバラにしていたのは、あと赤岩善生と白水勝也。赤岩に関しては、前検日の本体整備は珍しいことではなく、赤岩も「いつも通り」という感覚だろうか。整備士さんが見守っていたが、アドバイスを送るという感じではなく、本当に見守っているという雰囲気。赤岩流の方法論には口を差し挟む必要はなかっただろう。

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 一方、白井英治はタイム測定&スタート練習後は、かなりゆったりと過ごしていた。前検日に急いで手をつけるべき部分はなかったということだろう。3班か4班のエンジン吊りが終わった後、白井ら数人が輪になって大きな笑い声をあげていた。近くで見ていた池上カメラマンによると「ルーキー白井」をいじっていたとのこと。その後、モーター架台を運ぶという“新兵仕事”をしていた白井。ルーキーらしい動きですね(笑)。それにしても白井の新兵姿はなんとも新鮮である。

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 もうひとり、西島義則も早々に通勤着に着替えて、ゆっくりと過ごしている様子だった。前検で異常を感じたときにはすぐさま本体を分解して整備に取り掛かるのが西島のルーティン。とにかく本体を触る決断が早いのだ。そして作業も手早い。それをしていなかったということは、悪くない感触だったということだろうか。昨年は優出している西島、今年はそれ以上を期待できるかも!?(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)