BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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エース14号機は中田夕貴!

(抽選前のつぶやき)

 蒲郡のモーター群は、去年の7月7日=七夕に産声をあげました。それからたっぷり7カ月半の実戦で、あの男の眼を惹きつけた抜群機はどれなのか? そう、今節も出し惜しみすることなく、『目利きのK』こと三島敬一郎の推奨10基をどどーーんとアップしちゃいますっ!! 

三島敬一郎の蒲郡十傑
★14号機(50.0%)S 温水パイプが呼び水に! 行き足、直線系がパワーアップ
★45号機(40.8%)A++ 全体的に上位の足で行き足系良機! ストレスはなさそう
★27号機(41.0%)A++ 実戦足が上位級の印象で、道中の競りでも負けない足色
★52号機(46.2%)A+ 足色的には伸び型だが、全体的に強めで力感は抜群だ!
★73号機(44.7%)A+ 出足も伸びも強めの動きで好印象! 実績もあり狙えそう
★12号機(43.5%)A+ 直線系に調整を振ると良い動き!? 女子向きの仕上がり
★24号機(43.2%)A+ 出足の良さがレース足に反映していて、ターン回りが強め
★62号機(43.9%)A 初下ろし時の強直線足はないが、本体素性の良さ変わらず
★58号機(38.4%)A 手前にも直線にも幅広く対応。ペラ調整次第でさらに↑
★61号機(37.9%)A 事故と大整備が続くも、近況は出足中心に動き戻った!

 はい、三島が唯一のSランクを授けた第一席は、数字もトップ50%を誇るエース14号機! これはもう、「良いもんは良いんだから、仕方ないっしょ」という三島の声が聴こえそうな選択っすね。初下ろし2節目に地元の大瀧明日香が活躍(優出3着)した頃からずーっとスリット足がしっかりしていて、昨12月は三浦洋次朗の3着~渋谷明憲のV!~西村拓也の準Vと3連続優出。
 直近の山地正樹はちょいと手前に寄せた感はあるけど、それでも上位級のスリット足でした。今節は、その山地から受け継いだ足をどっち方面に持っていくか、がひとつの鍵になりそうも、機そのもののポテンシャルは間違いなくトップ級と見て間違いなさそうっすね。ちなみにこの14号機、前出・大瀧&宇野弥生の地元コンビ、三浦永理の3人がすでに乗り込んでおり、もしも“再会”すれば「織姫×彦星」レベルの超抜セッティングになるかも?(笑)

 第二席は「Sを付けたいけど、もう1ミリ足りないかも」的なA++の45号機。前節、75歳の高塚清一様が6号艇ながら準優出を果たしたアレっすね。さすがに準優は6コースから何もできなかったけど、シリーズ前半のスリット足はウムムと唸らせました。数字は14号機よりも10ポイントほど低いけれど、地元記者さんのモーター番付も横綱の14号機に次ぐ「大関」! このあたりは三島とぴったりリンクしており、「現在の蒲郡ツートップ」という様相を呈しておりますな。ちなみに、この45号機は昨9月に清水愛海ちゃんとタッグを組んでファイナル3号艇で2着! 再会すれば、もうひとつ上の着順も狙えることでしょう。

 同じくA++を授けた三島第三席は、直線より実戦のしぶといパワーに着目した27号機。ほうほう、アレっすね、前操者の吉田俊彦が低調機シリーズながら12戦10勝、最後は破竹の6連勝でVゴールを突き抜けたアレ! 確かに「全部の足が強めの実戦向きのバランス型」ってな感じで、あのシリーズでは無双モードの強さでありました。この27号機は昨10月に三浦永理が乗って、やや煮え切らない成績に。再会するようなら3カ月ぶりのリベンジマッチとなります。

 さてさて、伸びフェチの私・畠山にとって気になって仕方がないモーターが、ひとつだけ存在します。三島八席の62号機。初下ろし緒戦=七夕の第6R、渡邉和将の6コース一撃まくりの伸び足を観てLOVEずっきゅーーーーんの一目惚れ!! 思い込みの激しい性格も相まって、「ボクは彦星、キミは織姫」などと勝手に決めつけ、翌月の『BOATBoy』誌には「この62号機は蒲郡の歴史的な名機になるっ!!」などと胸を張って書き込んだのでありました。
 あれから半年あまり……現在の織姫62号は「ガマの歴史的名機」と呼ぶにはまんま25光年もかけ離れ、誰がどう見ても「伸び主体に悪くはないけど、上位級のひとつ」という下馬評が固まってしまった。三島の第八席しかり、地元記者さんの「前頭」しかり。ラッパを吹いた私自身も、今では同じような見立てに収まりつつあります。
 だがしかし! それでも今節の私は“初恋の織姫さま62号”を舟券で追っかけよう、と心に決めております。伸びはトップ5に入るレベルなんだから。見限って優勝でもされたら彦星の名折れ、一生寝覚めが悪いから(笑)。おヒマな読者がおられたら、この62号機が誰とペアを組んで、どんな成績を収めたか……私の出来の悪い七夕物語にお付き合いくださいませませ。ちなみに、彦星アルタイルと織姫ベガの直線距離は15光年。地球-ベガの25光年より、10光年も近いのであります。どーでもいい余談ですけど。

(いざ、抽選結果!)

 さあ、今節もモーター抽選結果を速報スタイルでお届けします。信頼度抜群の三島十傑をまんまと引き当てた強運女子レーサーは、この10人だっ!

三島敬一郎の蒲郡十傑
★14号機(50.0%)S =中田夕貴
★45号機(40.8%)A++ =勝浦真帆
★27号機(41.0%)A++ =大豆生田蒼
★52号機(46.2%)A+ =高田ひかる
★73号機(44.7%)A+ =田口節子
★12号機(43.5%)A+ =遠藤エミ
★24号機(43.2%)A+ =川井 萌
★62号機(43.9%)A =生田波美音
★58号機(38.4%)A =川野芽唯
★61号機(37.9%)A =岩崎芳美

 栄えある三島の第一席にして地元記者さんも「横綱」の太鼓判を押す14号機は中田夕貴がGET! 先の芦屋レディースvsルーキーズでも予選トップとリズム上々だけに、一気の優勝まで不思議はないっすね。

 三島がA++を授けた45号機は勝浦真帆、27号機は大豆生田蒼の手に。そしてそして、私にとっての七夕の契り(←勝手な妄想)で今節の舟券パートナーと極めている62号機は、ここ1年ほど随所に穴をこじ開けている生田波美音ちゃんとタッグを組みます。うむ、織姫に相応しい美女だとお伝えしておきます!(text/畠山)