BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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多摩川ツートップは流心&翔吾!!

(抽選前のつぶやき)

 多摩川に超大型の台風14号が近づく中、嵐を呼ぶ20代レーサーの祭典が開幕だぁぁぁ!! 多摩川モーター陣は5月19日が初下ろし。ぴったり4カ月だけ稼働した若いパワー相場だからして、やはり頼りになるのは我らが『BOATBoy』三島敬一郎の鑑定眼ですな。何はともあれ、三島『エン魔帳』から多摩川(←三島のホーム中のホーム、ガキの頃からのお庭)のトップ10を紹介しておきましょ。

三島敬一郎の多摩川十傑
★52号機(62.8%)S すべての足に力強さと余裕がある。特に直線足は超抜級
★22号機(65.7%)S 全体的に◎がつく。二の足、スリット足と直線系抜群
★29号機(45.3%)A+ 出足型で抜群。ターン出口の繋がりが早く、押しがエグい
★26号機(46.8%)A+ レース足が良く、回り足のグリップ感や出口の押しも◎
★60号機(34.2%)A+ ほんのり余裕のある直線足と上位クラスの出足力で注目
★42号機(46.4%)A+ 強めの出足型で、引き波を苦にしない押しとグリップ感
★11号機(51.3%)A 出足系のポテンシャルが良い。調整合えば上位級も!
★50号機(36.6%)A 直線に向いてしまえば割増の印象で、ペラ調整次第だ!
★48号機(41.8%)A 出足はしっかりしていて、実戦で活きる後伸びもゴキゲン
★17号機(33.8%)A 揉んでもすぐについてくる直線足とグリップが良い出足型

 や、やはり52号機! 7月に入ってから坂元浩仁・準V、永井彪也オール3連対V、坂口周オール2連対Vなど戦績はもちろん、とにかくスリット近辺の行き足~伸びが凄まじいこと! 伸びフェチの私もただいま発売中の『BOATBoy』10月号で「伸び足・全国トップ」の称号を授けております。

 ただ、三島と先週ちょこっと多摩川モーターについて話したんだけど「(直近の)浅見宗孝52号機がちょいと期待外れやんなぁ」みたいな見解で一致。節間3勝は挙げたものの、怪物級だったスリット近辺の行き足がなんだか頼りなかったんだよなぁ。もちろん、ほんの1節だけで見限ったりはしないけれど、ほんのちょこっと不安材料ではあります。杞憂であって欲しいんだけど……。
 もう一基、三島がSを授けた22号機(=11シリーズ10優出3V!!!)も短評どおりストレートが強烈。記憶力のいい読者におかれては、6月上旬に浜田亜理沙がケタチの直線足で【111111231①】~6月末に吉田俊彦が異次元のスリット足で【121111111①】と暴れまくったアレっすよ、アレ。最近も長野出身の金児隆太を伸び~~るパワーで優勝に導いたり、B級の森晋太郎と優出(5着)したりと相変わらずの絶好調モード。
 つまりは私の大好物パワーでもあり、今節は「三島×畠山のツートップがぴったり合致!!」というレアな直前鑑定になっております。ま、2連対率も断然のツートップだからして舟券的な妙味は希薄なんだけど、「この双璧があまりにゴキゲン過ぎて、他に喧嘩すべき候補が見当たらない」ってな感じですかね。52号機のちょこっと不安さえ解消できれば、この両機を引いた2選手がすんなりファイナルまで駆けあがる、と予言しておきます!

 で、数字的に穴っぽいところでは、34%の60号機ですかね。ほとんど伸び足にしか興味のない私が先月あたり「おっ!?」と唸ってマークしたところ、三島は三島で「上位級の出足」と私とは別の部分を評価。この両方の見立てが正しければ、この60号機は数字以上のゴキゲンパワーってなことになるのですが、どうでしょう。誰とタッグを組むか、密かに愉しみにしつつ、人気薄の外枠あたりでこっそり大穴舟券を狙ってみるとしましょう。

(いざ、抽選結果!)

 はい、今節もなんだかんだでモーター抽選の結果だけ、速報スタイルでお伝えします! 三島・畠山の共通ツートップは……?

三島十傑のパートナー
★52号機(62.8%)S=山下流心
★22号機(65.7%)S=近江翔吾
★29号機(45.3%)A+=井上忠政
★26号機(46.8%)A+=竹田和哉
★60号機(34.2%)A+=板橋侑我
★42号機(46.4%)A+=宮之原輝紀
★11号機(51.3%)A=中村泰平
★50号機(36.6%)A=黒野元基
★48号機(41.8%)A=仲谷颯仁
★17号機(33.8%)A=中村かなえ

 52号機が広島の山下流心で、22号機は香川の近江翔吾!! おめでとう、と言うのは早すぎるかもだけど、前検の段階で流心&翔吾に目に見えないポイントが10点くらい積み立てられたとお伝えしておきまーす。
 なお、女子で三島十傑をGETしたのは東都の才媛・中村かなえ。直前にF2を切った足枷は軽くないけれど、穴パワー17号機とともにどかーーん超大穴をぶち開けるかも??(photos/シギー中尾、text/畠山)
※お写真は時間の都合でイメージ仕様、本文の流れと合致しない部分は悪しからず!(苦笑)