BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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平和島クラシックTOPICS 3日目

 初日、2日目とかなーり根を詰めて実戦チェックし続けたので、今日はまったり全レースを眺め、日記のような感じで思うところを書き殴っておりました。ところどころ昨日のパワー診断と付け合わせ&修正を加えつつアップしておきます。

1R
★まくり不発も菊地孝平のパンチ力アップ! 準優赤信号でもモチベーション下がるとは思えず、めちゃくちゃ怖い存在。とりあえずトータル【B+】→【A】。
★水神祭の末永和也、レース後のインタビューで「冷えて回転が合った、特に回り足アップ」と語ったが、それにしても2周1マークはありえない悶絶逆転ターン!! 

2R
★スリット足が弱めだった篠崎元志が、4カドからしっかり出て行った。カド受け関浩哉と同じくらいの見え方。気温低下の影響なのか、調整による上積みなのかはまだ不明。しかも、高く評価しているターン回りはしっかり据え置きで、トータル【B+】→【A】。この足なら久々のSG戴冠もありえる。
▼前検から出足も伸びも弱めと見ている⑥稲田浩二は、ここもやっぱり追い上げが利かず。ただ、それ以上に酷かったのが⑤徳増秀樹で、周回ごとにどんどんずり下がって大差のシンガリ。かなりの重症かも??【C+】→【D】

3R
★恐ろしく強い松井繁が還ってきた! バック3番手の最内からじんわり伸びてギリギリ舳先を突っ込み、2マークは窮屈な小回りを強いられたがしっかり舟が返って先頭に躍り出た。知ってはいるが、29%とは思えない出口からの押し足!! 初日から2・1・1着という成績はもちろん、6号艇での10ポイントはV戦線で大きなアドバンテージになりそうだ。
▼3コースから先攻めした遠藤エミは、イン久田に弾かれて5着。今節の弱点と見ていた行き足がアップした分、昨日までゴキゲンだった回り足が大幅ダウンした見え方。こっちの29%モーターは数字どおりのポテンシャルかも?

4R
★うーーーーん、いつものこととは言え、分からなすぎます、ブス君の日替わり弁当パワー!!?? 昨日は完全にソーンを外した見え方で【B】&「このままの足で優勝は難しい」などと書いたらば、今日は5コースから引き波を超えるパンチ力の凄まじいこと!! 明らかに昨日より水を掴んでいる出足~行き足だった。
 ただ、気になる点もちらほら。先頭に立った毒島は例によってフルッ被りの全力疾走でゴールを駆け抜けたが、上りタイムは毒島としては案外な1分49秒2まで。1Rの末永よりコンマ1だけ速く、6Rの山田康二よりコンマ1遅かった。機力が完備したブス君なら、コンマ5以上もぶっちぎるのが通例なのだが。同じような理由で、6秒89というワースト級の展示タイムもちょいと気になるところ。1マークはド派手な勝ち方だったけど、実はまだ完調にはほど遠いのかも? ま、なんにしても【B+】まで昇格する必要はありそうだ。

5R
★3号艇3コースの山田康二69号機が覚醒モードに突入だ。4カド桐生順平に煽られつつ、これをブロックしながらの先制攻撃。内から②椎名豊の迎撃を浴びたが、鋭い伸び足でそれを飛び越えイン上平までギリギリまくりきった。去年の11月あたりの猛烈なスリット足は望むべくもないが、全部の足が強力なバランス型として据え置きの【S】が相応しい足色だった。

6R
★①太田和美が④深川真二にインコースをおすそ分け。F2持ちとして苦肉の策ではあったが、2コースからのスタートは天晴れの一語。3コース香川素子よりはるかに遅い起こしから握りっぱなしで猛烈な伸び返し。スリットラインは【太田16×香川11】だったが、その後の加速感は太田が圧倒的に優勢で、インで凹んだ深川をズッポリ差し抜いた。「遠回りの1着」と見るファンもいるだろうが、F2持ちであの質の良すぎるスタートは絶賛に値する。パワー的にエンストの影響もなさそうで、昨日の【?】→【A】にスライドしておきたい。

7R
▼①塩田北斗がインから大失敗のターンミスで横流れ、②吉田俊彦が2コースからすんなり差し抜けた。ミスった北斗も含め、全体的に道中ターン回りの足色にも迫力のない劣勢パワーのレースだったと思う。

8R
★昨日のターン回りでずる滑り→あえての【C+】評価を与えた③馬場貴也が伝家の宝刀・3コースまくり差しで一気に突き抜けた。なんじゃありゃ。2コースからやや凹んだ松井がじわじわ伸び返し、見た目には10cmくらいしかない隙間に舳先を突っ込んでいた。いや、実際にはもっと空いてるけど、あの窮屈な隙間に舳先を突っ込んで勝てる選手がいるか? いるんだよなーー3コースの怪物が。どなたか、あの恐ろしいまくり差しの何パーセントが機力に拠るものなのか、教えてください。私はさっぱり分かりません!
▼それから、ここまで2・1・1着で先にも絶賛した松井繁が、4戦目にして5着と大きく崩れた。しかも、1周バック2番手から2マークは余裕の差し回りで「4戦オール2連対、間違いなし!」と思った直後、馬場クンの引き波をなぞって失速。左右からドカドカ抜かれて悔しい5着となった。慎重に落とし過ぎたが故のプチキャビテーションだったのか、あるいは28%エンジンが馬脚を現したのか……どちらにせよ、V街道に暗雲たちこめる2番手→5着だった。

9R
▼椎名、お前もか! ここまで666着の「オーメン」を喫した椎名にとって、流れを変えたい待望の一戦。が、初動が早すぎたかハンドルを切って緩めてターンマークに直進→真横にぶん流れ、みたいなチグハグな旋回になり、2コース濱崎直矢にズッポリ差し抜かれた。見た目には7Rとよく似た「イン失敗⇔2コースのラッキー差し抜け」ではあったが、ボートレースは誰かしらが必ずミスするゲーム。デビュー20年目で悲願のSG初参戦~初勝利を遂げた濱崎には、実力のSG水神祭GETとして天晴れを贈りたい。おめでとう、直矢さん!

10R
★良くも悪くも、道中でド派手に立ち回ったのが⑥石野貴之だ。ターンマークによって外から外への全速ぶん回し、はたまた外から内へのスピード差し。2~4着争いでもっとも激しく暴れまくったが、努力も虚しく4着に敗れた。今日も行き足~伸びに関しては節イチ級の見え方で、外→外の握りマイは迫力満点。一方、差し回ると引き波でやや失速減速しており、昨日と同じ【出B・直S】でトータル【A】が妥当だと思う。

11R
△特記事項なし。スリット同体から①桐生順平が逃げ、③池田浩二が握り、⑥羽野直也がアウトから差し……人気の3人が1マークから5秒ほどで3連単3ケタ配当の隊列を作っていた。逆に⑤吉田俊彦~④松田あたりは周回ごとに千切れ、彼我のパワー差がはっきり水面に反映されるレースだった。

12R
△特記事項なし。毒島が逃げて連勝も、機力的にまだ信頼しきれないのは私だけか。遠藤は4着に敗れたが、前半3Rよりはるかにターン回りがしっかり。ストレートよりも出足・回り足という昨日までの調整に戻したのかも知れない。現時点ではコッチの方がしっくりしている見え方だ。

※追記/今日の全レースを観て、明日の舟券で狙ってみたくなった選手は【菊地孝平、篠崎元志、太田和美】の3人。枠番と照らし合わせて臨機応変に絡めてみたい。(photos/シギー中尾、text/畠山)