BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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THE勝負駆け②7R~9Rダイジェスト

【7R】中岡、トップチャンス逃す

★2着以内でトップ確定だった②中岡正彦がスタート凹み。本人(コンマ18)が遅かったというより、ボーダー勝負駆けの外4艇がすべてゼロ台まで踏み込んで内2艇を叩き潰した。速報にも書いたがも中岡はなす術なく6着に敗れ、暫定9位まで後退した。
★勝ったのは、3コースからコンマ03!!!で一気にまくりきった③後藤正宗。メイチ1着=6.20だからこそのスタート攻勢は、文句なしの「勝負駆けMVP」を授けていいだろう。
★他の4選手は明暗を分かち、2着の④吉川元浩(7.00)と4着の⑤松井繁(6.17)はボーダー突破。インで3着に敗れた①齊藤仁&5着・村田修次の東京コンビはV争いから脱落した。

【8R】今垣、余裕の7点突破

★①徳増秀樹以外が大なり小なり勝負駆けという“ハンデ戦”は、4カド④今垣光太郎がシャクリまくりで侵攻。最後は冷静なまくり差しハンドルを突き刺して7.33、余裕の暫定7位でフィニッシュした。このままの順位で準優3号艇なら、伝家の宝刀にして大好物の3カドまくりの可能性が増幅するだろう。悪くても好物の4カド濃厚か(笑)
★まだ確定ではないが、2コースから必要最低限の4着に粘り込んだ②江口晃生は6.00=暫定16位で準優圏内をキープ。たとえ18位(6号艇)でも台風の目になる男だけに、最終順位⇒準優の番組が楽しみでならない。

【9R】中澤、6.80フィニッシュ

★ホーム追い風が徐々に弱まり、このレースから3周走に復活。スタートも今日イチしっかり横一線に揃い、人気の①魚谷智之がインからしっかり押しきった。今垣と同じ7.33フィニッシュで準優は2、3号艇あたりか。イン戦の今日は手前に寄せた印象だが、明日はどんな調整で臨むか。行き足~伸びのパンチ力があるモーターだけに、乗り手の方向性を把握したい。
★ここ1着ならわずかに予選トップの可能性があった⑤中澤和志29号機は、1マークでまくり差しの展開なく4着まで。予選6.80は準優4号艇あたりに落ち着きそうで、それはそれで舟券的な狙い目が十分のポジションではある。

 さてさて、第10Rは速報でも触れたように、自力権利を有する②瓜生vs⑤濱野谷の直接対決。1着を獲ったほうが文句なしのトップ当選となり、両者ともに2着以下だった場合は11Rの①井口佳典と⑤守田俊介のふたりに自力の権利がスライドします。10Rで決着がつくのか、11Rまでもつれ込むのか……シリーズリーダーの行方に注目しましょう! 両レースの結果は後ほどアップします。(photos/シギー中尾、text/畠山)