前半戦の勝負駆けTOPICS
【1R】三角が偉業達成!
★選手の背中を揺さぶるほどの強風突風が吹き荒れるなか、①三角哲男がインからガッチリ押しきって豪快な逃走劇。デビュー通算2500勝の偉業を成し遂げた。予選成績は残念ながら4.60でフィニッシュ。
★2着は差してすんなり2番手を取りきった②田中信一郎で、後半10Rは【4号艇2着】の勝負駆け。ボーダー6.00想定では信一郎以外はすべて赤信号だ。
【2R】F2太田暗躍で10万舟!!
★あまりの強風に安定板が装着。その影響かどうか、③天野晶夫のまくりが半端な玉突き状態になっている間に、外から⑤林美憲~⑥太田和美らがわらわらと内水域を差し抜け。2マークではF2持ちで最低人気の太田が先頭に浮上し、3連単⑥-⑤-②は1372倍のウルトラ大波乱となった。ミラクル1着の太田は【8R3号艇1着=6・00】の勝負駆けチャンスも残した。
★2着で10万舟の片棒を担いだ林も【10R3号艇1着=6・00】のメイチ勝負駆け。3着の上平真二は【9R4号艇で1着でも5.83結果待ち】となった。他3人は赤信号。
【3R】山本が6点フィニッシュ第一号
★さらに風が強くなって「展示1周、レース2周」に。強風に適応できかったイン①寺田千恵が立ち遅れ。②平尾崇典のジカまくり~③今垣光太郎のマーク差しを浴びた。ワンツーのふたりは準優へほぼほぼ当確ランプ点灯(今垣は5着条件)。パワー評価でいうなら、まくられ4着に敗れたテラッチ33号機は行き足主体に全部の足がアップしている。後半12Rや明日以降も要注意!
★5コースからゴキゲンなレース足で3着を取りきった新兵・山本隆幸は6.00で予選フィニッシュ。確定とは言いきれないが、暫定16位で準優に大きく近づいた。機力的に6号艇でもまったく侮れない存在だ。①寺田、②坪井、⑥坂口は赤信号。
【4R】古結にミラクルチャンス!
★ここもイン①仲口博崇が凹んで②古結宏のまくり展開だったが、追い風を嫌って?差しを選択。息を吹き返した仲口が1マークを先取りして先頭を奪いきった。完全に1-2隊形が出来上がった2周1マークでこれまた風のイタズラか、開いて差した古結の差しがズッポリ仲口を捕えきって逆転に成功した。初日3Rで痛恨の選手責任転覆(-5点)をやらかした古結だが、その後は1321着の固め打ちで5.80=暫定19位まで浮上。後半11R6号艇で2着に食い込めばミラクル当確が実現しそうだ。逆転の2着を喫した仲口は事実上の赤信号。
★安定板で自慢の伸び足を殺されている感のある④魚谷智之はソツのない走りで3着まで。後半9Rは1号艇で5着なら6.00だが、もちろんインから勝ちきって7.33を目指す戦いになるだろう。
★準優をスリリングにするであろう④江口晃生は2コースから差して粘り切れず4着。後半は【8R2号艇で4着=6.00】という微妙な条件を残してしまった。
【5R】東都のエースが3勝目
★やはり今日のイン選手にとってスタートは難関か。①秋山広一が完全に立ち遅れたところ、②濱野谷憲吾が容赦のないジカまくりで引き波にハメ込んだ。節間3勝目で暫定3位に浮上した憲吾は、後半10R5号艇を待たずに準優当確。上位着なら1号艇、はたまた予選トップも狙えるポジションだ。
★2着は③飯島昌弘、⑥赤岩善生、⑤佐藤大介の熾烈な叩き合いになったが、好ターン連発の赤岩が抜け出して9Rを待たずに当確ランプ。追い上げ及ばず4着に敗れた佐藤は【11R2号艇で2着なら6.00】。
【6R】トップ争い、瓜生が一歩後退
★予選トップの自力権利を持っていた④瓜生正義が、4カドからスタートを決めての絞めまくり。インまで呑み込んだものの強い追い風で流れている間に、⑤原田幸哉の同期マーク差しが炸裂した。③柴田光にも競り負けて3着に敗れた瓜生は予選トップの権利が消失。7R2号艇の中岡正彦にスライドし【2着でトップ確定】となった。
★瓜生に競り勝った柴田は6.20で予選フィニッシュ! 3着なら5.80で絶望的だったからして、二重に嬉しい瓜生に対する競り勝ちと言えるだろう。
(photos/シギー中尾、text/畠山)