まずは５Ｒ～８ＲのTOPICから。５Ｒ・10Ｒでピンピン＝磯部抜きを狙う③茅原悠紀が２マーク逆転差しでまずは第一関門突破。①森高×②辻がやり合う展開も向いたが、地元エースの気合が乗り移った逆転ターンだった。これで暫定２位に浮上した茅原は、【10Ｒ２号艇で１着なら準優１号艇確定】という貴重なアイテムを獲得した。
一方、予選突破へ最低でも２着が欲しかった⑥関浩哉は展開に恵まれず６着大敗。機力的には準優でも互角以上に戦える見え方だっただけに、本人にとって悔しすぎる６着だろう。２走で12点が必要な④菊地孝平も１マークで前が詰まり４着まで。【12Ｒ２号艇で２着】という微妙な条件を残した。
６Ｒは①西村拓也がしっかり逃げきって準優好枠を決めたのに対し、３着6.00の③西山貴浩は大苦戦。②山田康二、④田口節子との熾烈な２～４着争いで後手後手を強いられ、最終ターンマークは強烈な切り返しで田口にアタックしたが、それでもハナ差届かず４着終戦。さらには不良航法-10点もいただく泣きっ面に蜂の予選ラストバトルとなった。残念！
７Ｒはただひとりの予選突破勝負駆け②岡崎恭裕が⑤深川真二を入れて３カド勝負！ スタート一撃と言うよりスリット同体から強烈なツケマイでスロー２艇をなぎ倒し、12Ｒを待たずに準優当確ランプを点した。その12Ｒは５号艇から勝ちきれば、暫定３位の磯部超えで大逆転の準優１号艇がありえる（茅原・山口との兼ね合い）。
２着は６コースから慌てず騒がず的確な差しハンドルを入れた⑥桐生順平。昨日の４着で２着ラッシュの記録は途絶えたが、再び２着で準優好枠を確定させた。最近のＳＧではいちばんパワフルな見え方でもあり、もちろん最後の最後にどかーん１着というフィナーレもあり得る。
５人のガチ勝負駆けが揃った８Ｒは、なんとなんとただひとり圏外の②吉川元浩がズッポリの抜け出し。圧倒的人気の①羽野直也はさらに③池田浩二、⑤寺田祥にもズボズボ差し抜かれ最低ノルマの４着6.00での予選ゴールとなった。準優入りへ最後まで結果待ちとなりそうだ。
池田は２着5.83＝暫定18位、寺田は３着5.67＝暫定19位まで浮上。ボーダー下降で滑り込みの可能性を残した。３着条件の④守屋美穂は道中で揉まれに揉まれ５着フィニッシュ。尻切れトンボの４日間となり、女子のＶ戦線は長嶋万記に託された。
続いて、９Ｒ～12Ｒの勝負駆け条件と独断の見どころをどーぞ。
９Ｒ
①今垣光太郎 ―
②近江翔吾 ―
③魚谷智之 ―
④石野貴之 ―
⑤山口達也 当確、１着１号艇確定
⑥瓜生正義 ３着
【見どころ】なんと大外枠の瓜生だけが予選突破の勝負駆け。内４艇が圏外＆自身はダービー勝負でもあり、そこのけそこのけの前付けもありえる。足的には今日の１Ｒが節間でいちばん良い見え方だった。一方、地元の山口は準優１号艇を懸けた贅沢な勝負駆け。瓜生に連動してもしなくても、気合パンパンの前付けでイン強奪というシーンまでありえる。生粋のクセモノだけに、スタ展で動かなくても要注意！（笑）
10Ｒ
①前田将太 ―
②茅原悠紀 当確、１着１号艇確定
③平本真之 ―
④松井 繁 ―
⑤笠原 亮 ―
⑥長嶋万記 完走当確
【見どころ】なんとなんと、地元のエース茅原だけが「準優１号艇＆あわよくばトップ当選」の勝負駆け。児島番組さんの気合も感じさせる大一番だ（笑）。９Ｒ山口の結果次第では２着以下でも１号艇の可能性があるが、スッキリ１着で磯部超えで12Ｒ馬場の結果を待ちたいところ。得意の差しはもちろん、気合のジカまくりも想定しておきたい。
11Ｒ
①井口佳典 １着
②中島孝平 ４着
③石渡鉄兵 ―
④太田和美 ４着
⑤篠崎仁志 完走当確
⑥萩原秀人 ３着
【見どころ】６Ｒの５着大敗でメイチ１着条件となった井口。ここはブチ込み逃走が濃厚も、流れ的には盤石のイン戦とは言えない。上位着が欲しい偶数艇の猛攻を凌ぎきれるか。『穴・極撰』（今日はお休みします）にするほどではないが、６コース巧者のハギちゃんの２着付け【24-6-全】あたりで好配当を狙ってみまーす。
12Ｒ
①馬場貴也 当確、２着トップ確定
②菊地孝平 ２着
③濱野谷憲吾 ３着
④宮地元輝 １着
⑤岡崎恭裕 完走当確
⑥山田康二 ３着
【見どころ】最後の最後は超タイトなサバイバルカード。特に怖いのは「４カド宮地のスタート勝負～それをマーク山田の佐賀連動」だと思うのだがどうか。こっそり4-6-全を買ってしまおう。手前のレース結果次第で馬場のトップ条件が緩和される可能性＆岡崎に準優１号艇の可能性があり、そのあたりは直前速報で伝えるかも？（photos/シギー中尾、text/畠山）
