BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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1R~4Rの結果&5R~8Rの勝負駆け情報

 今日は勝負駆け情報やTOPICを何度かに分けて早め早めにお伝えします。
 まず、予選トップ争いは暫定1位の馬場貴也が圧倒的有利。2R終了現在でとりあえず【12R1号艇で2着以内ならトップ確定】。この条件が4R・11Rの篠崎仁志、9Rの山口達也などの成績次第でさらに緩和される可能性があります。体感温度としては馬場トップ確率80%あたりか。

 一方の準優ボーダー争いは例によって6.00を巡る争い。1Rは昨日まで29位と出遅れていたドリーム戦士・瓜生正義が、鮮やかな2コース差しで待望の1着。節間成績をジャスト6.00として後半9R6号艇に向かいます。ダービー勝負駆けでもあり、前付けがあるかも?

 2Rは絶好枠の笠原亮がインから実に強い勝ちっぷりで初勝利。15点の減点があって準優には届かないけれど、後半10R~明日以降に弾みがつく1勝ですね。機力的にも怖い存在とお伝えしておきます。
 2走で9点が欲しい地元の守屋美穂は、道中の接戦で湯川らに競り負け4着まで。後半8Rは4号艇で3着が必要な状況です。ちょっと2日目あたりまでより足落ち(特に回り足、回転が合っていないかも)しているムードが気になるのですが……?

 3Rはドリーム戦士にしてV候補のひとり磯部誠が、恐ろしい追撃足で大逆転の1着!! この10点の意味はかなり大きく、暫定4位⇒2位(準優1号艇圏内)にジャンプアップして予選フィニッシュ。篠崎・山口・茅原らの成績次第で逆転される可能性もありますが、勢い的にこのまま3位以内に踏みとどまる可能性は高いと思われます。ちなみに、12Rの馬場が4着以下なら、磯部がこの絶対的V候補を飛び越えることになります。

 4Rは2着条件の①松田祐季がスッキリ予選突破を確定させるイン逃げ快勝。一方、準優1号艇を狙う⑥篠崎仁志は6コースの不利を克服できずに4着まで。11R5号艇でワンチャン狙えるけれど、暫定2位の磯部を上回る可能性は消滅しました。つまり磯部の1号艇がまたグッと近づいた!
 
 続いて5R~8Rの勝負駆け条件と独断の見どころをどーぞ。

5R
①森高一真  ―
②辻 栄蔵  ―
③茅原悠紀  4・6着
④高田ひかる ―
⑤菊地孝平  3・3着
⑥関 浩哉  2着

【見どころ】準優1号艇を狙う茅原にとって、2R磯部の1着は大きな障壁に。これを追い抜くには10Rとの2走でピンピン連勝が必要になった。地元のエースにとって負けられない一戦だ。予選突破へタイトな勝負駆けの菊地、関がこの茅原の気合駆けにどう連動するか。1マークの攻防が楽しみだ。

6R
①西村拓也 4着
②山田康二 2・3着
③西山貴浩 3着
④田口節子 1着5.83
⑤井口佳典 1・6着
⑥島村隆幸 1着5.80

【見どころ】ボーダー勝率の変動を含みに6人全員が勝負駆け。それぞれ厳しさは違うが前半戦でもっとも残酷なサバイバルカードだ。久々にSGで好モーターを引いた西山は、最低限の3着=準優外枠では満足できないはず。3コースからの猛攻がレース全体の鍵を握りそうだ。

7R
①原田幸哉 ―
②岡崎恭裕 4・5着
③片岡雅裕 ―
④佐藤 翼 ―
⑤深川真二 ―
⑥桐生順平 完走当確

【見どころ】6Rとは一変して岡崎だけが予選突破の勝負駆け。しかも12Rとの2走で6点と緩めの条件だけに、ここで完走当確ランプを点したい。深川を入れての3コース強襲がありそうだ。また、準優1号艇の可能性がある桐生の存在も不気味。深川に連動しての前付けも警戒しておきたい。その場合は156/234までありえる。

8R
①羽野直也  4着
②吉川元浩  ―
③池田浩二  1着
④守屋美穂  3着
⑤寺田 祥  2着
⑥田中信一郎 3着

【見どころ】吉川以外が簡単ではない勝負駆け。3~6号艇の猛攻を想定すれば、羽野にとっても気の抜けないイン戦だ。3着欲しい田中が動いたりすると、ダービー勝負駆け寺田も連動してしっちゃかめっちゃかの進入隊形もありえる。(photos/シギー中尾、text/畠山)