本日から3日間、普段はピットを担当している黒須田
がボー誌の校了作業があるためにレポートはお休み。
かなりひさしぶりに姫園が担当することになりました。
最近はもっぱらスタンド側から賭けて書くのがメインになっており、
拙い部分があるかもしれませんがなにとぞご容赦ください。
駅を降りたときの第一印象は「寒い!」。
気温自体はたいしたことはないのかもしれませんが、
吹き付ける風が寒い。日本一の静水面の吹流しも、
真横になびいています。 そんな寒空にも負けず、
ピットの入り口は大勢の人でごった返している状態。
取材陣と、入り待ちのファンのみなさんです。
女子王座ということもあり、男性のファンが
8割くらいを占めている様子。
選手たちも、時間が許すかぎり
コミニュケーションをはかっていました。
朝イチからピットに張り付いていたC池上情報によれば、
一番乗りは樋口由加里と守屋美穂の岡山初出場組の2人。
余談になりますが、今から4年半ほど前、当コーナーのGⅠ取材で
児島を訪れたとき、ピットでデビュー前の挨拶を
ハキハキと行なっていたのが守屋でした。
感慨深いという少し大袈裟ですが、色々と思うものがあります。
樋口と守屋に加え、山下友貴と鎌倉涼の4人が100期台クインテット。年齢が若いということもあるのか、
入り待ちファンの間で大人気で、それに初々しく応えていました。
群集の中からは、「AKBよりもカワイイよなぁ」との声も。
AKBより……かどうかは別にして、
4人とも外面だけでなく内面から溢れてくるキュートさがあるように
感じました。
7日間の戦いなので、みなけっこうな荷物を抱えて場に入ります。
そこにファンからの花束やプレゼントを抱えてピットに入るので、
さらに大荷物になります。身長の低い選手が多いのも、
大荷物にみえる影響かもしれませんが。
ペットボトルの入ったダンボールを2箱もかかえて
ピットにやってきたのは宇野弥生。
パッとみた感じでは2Lの水が6本入りそうなダンボールなので、
推定重量は約24キロ。プレゼントしたファンもさぞ重かっただろうなと思いきや、自らの持ち込みとのこと。
水効果、レースで出るでしょうか。
女子王座決定戦は女性レーサーの晴れ舞台。
ピット入りの衣装も輝いていました。
海野ゆかりは、ジャケットに王冠のブローチ。
前回の多摩川女子王座で王冠を戴いたのは彼女。
多摩川女子王座連覇を目指してください。
平山智加のオレンジ色のコートは、
春っぽい装いで華やいでいました。
横西奏恵は11時くらいの遅めの入り。
カジュアルなコートにストライプのブラウス。
久しぶりに会う中尾カメラマンに向かって「痩せた?」と逆質問。
そして、独断と偏見で選んだ
12年女子王座決定戦ベストドレッサー賞は、永井聖美。
寒色系のコートを着た選手が多い中、
この白のコートは周りを圧倒する美しさを感じました。
まるで、スタンド向こうに見える富士の頂の白雪のよう……って、
今日は曇りで富士は見えませんが。
私服から戦闘服に着替え、いよいよエンジン抽選。
女子たちの至高の戦いがいよいよはじまります。
(TEXT姫園 PHOTO中尾)