賞金女王決定戦から中1日。
記憶もまだ生々しいなか、住之江のピットに入る。
う~ん、妙な感覚だな~。
例年、東京から「今年も賞金王!」と
意気込んでやってくるわけだが、
大村から「一節間、疲れたね~」「負け疲れたよな~」などと
シュー長と話しながらの住之江入りは、
どこか違和感を覚えるものであります。
そしたら! 一番乗りは日高逸子!
そう、グレートマザーもまさに中1日で、
今度は賞金王シリーズ戦に参戦するのである。
一昨日に優勝戦を走り、今日からはSG!
いやはや、本当にお疲れ様です。
こりゃ、こっちも違和感うんぬんなどと言っていられない。
というわけで、日高さんの笑顔に喝を入れられた次第でありました。
もうひとり、山川美由紀もシリーズ参戦!
日高から20分ほど後に、颯爽と住之江に乗り込んできました。
美由紀姐さんもお疲れ様です!
ところで、住之江も大村同様、
なんとも寒いわけでありまして、
選手たちも予防のためなのか、
本当に風邪気味なのか、マスク姿がわりと目立ちました。
福岡イケメンコンビの一人、岡崎恭裕もマスクをかけて登場。
女性ファンは残念だっただろうな~。
同じタクシーから降りてきた篠崎元志はマスクなし、
そのご尊顔を存分に見せつけておりましたが。
で、岡崎と篠崎が降りると、
タクシーがそのまま帰ろうとする。
ちょいちょい、まだトランクから荷物下ろしてませんがな!
危うく私物検査に間に合わなくなるところだった。
マスクといえば、濱野谷憲吾も
でっかいマスクをかけての登場。
チャレンジカップでの濱野谷は、
ヒゲをはやしていたのが印象的。
今節はどうなのかなあ、
と興味津々だったわけですが、
とりあえず判明せず、です。
大阪、兵庫の選手は、
愛車でやって来るケースも多い。
湯川浩司が奥様を助手席に乗せて、
ブイーンとピットに乗りつけた。
奥様を見せびらかしに来たわけではございません。
帰りは奥様が運転して帰るわけです。
荷物を持ってくる関係上、
ワンボックス系の大きな車で来る選手が多いですね。
田中信一郎も石野貴之、吉永則雄も同様だった。
そんななか、ド迫力のポルシェがピットにあらわれた。
うおぉ~、すっげえ車!
誰の車かと運転席を覗き込むと
……えっ、マ、マ、マジッ!? 王者じゃないか!
日程を間違えたんでしょうか?
んなわけないか。
賞金王決定戦のスケジュールを
誰よりも知り尽くした王者なのである。
そう、王者はある選手を送ってきたのですね。
誰を送ってきたと思います?
服部幸男? ブーッ。残念でした。
後部座席から降りてきたのは横澤剛治!
前日にプライベートで用事があったようで、
今日はあの王者を運転手にして、
住之江入りしたという次第。
「いろいろ刺激になりましたし、パワーもらえましたよ」と横澤。
車内での会話が横澤を後押しする力になるかも!
それにしても、今日、池田浩二の住之江入りを
見ることになろうとは……。
日高さんに喝入れられても、
これについてはやっぱり違和感、ですね。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)