BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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シリーズ戦TOPICS 2日目

キタキターーッ住之江SGモード突入!!

 

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 こ、これが住之江のSGだっ! 今日の2連単は、服部幸男が逃げた1Rの1-2にはじまり1-3、2-1、2-3、1-2、1-2、2-1、1-2、1-2、1-2、1-3、1-6……3進法というか何というか、11Rまですべて123のオンパレード! 最後に1-6で“法則”が崩れたが、⑥吉川元浩も前付け3コースだったし。つまり、今日の1・2着のべ24人は、すべてスロー進入の選手だったのだ。ダッシュを1・2着に絡めた舟券は、漏れなく紙屑に(←私の大半の舟券です、はい><)。やっぱ住之江、本気を出すと?内枠が強い。強すぎる!!

 

 

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 まあ、郷に入っては郷に従えで、私は今日の結果を「内寄りばっかでいいのかーー!?」などと批判するつもりはない。今日は賞金王の前検チェックのため6R~9Rまでスタンドにいた(すべて1=2決着)のだが、地元の舟券オヤジたちはレースが終わるたび「イチニィ、ニィイチの他にな、イチサンまで買うてもうたん。余計やったわぁ」「そら余計や」と実に楽しそうに1-2ラッシュを満喫していた。イチニィ勝負、これがファンにしっかり定着した『住之江スタイル』なのだ。

 それにしても、スロー24連対とは極端な1日だった。明日はその反動もありそうだが、無理筋の穴を狙い続けるより、「1のアタマからヒモを絞って何レースかコロがす」という戦法の方が、勝ち組に近づけるのでは?? などと心が揺らぐ1日でもあった。

 

 

 

 

ミスター賞金王、独走。

 

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 シリーズ戦では、格が違うわっ!!

 そんな雄叫びが聞こえそうな、田中信一郎の快進撃だ。昨日のドリーム戦は、4カドから一撃まくり。2日目までの全24レースで、実にこの信一郎の4カドまくりだけが唯一の「ダッシュ選手の勝利」なのである。その勢いは今日も止まらず、7Rでズッポリの2コース差し、12Rは堂々のイン逃げを決め、無傷の3連勝で予選を折り返した。まだ5・6枠を残している身の上ではあるが、誰が選手班長の首に鈴を付けに行けるのか……賞金王3V、シリーズ1V、賞金王男の胸にに、もうひとつのエンブレムが付け加わる可能性が、日々高まってゆく。

 

 

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 若手では、茅原悠紀は気を吐いた。信一郎と同じく1・2号艇の好枠をキッチリ生かしきって連勝。昨日の6着のビハインドを一気に跳ね返し、予選9位に躍り出た。ちなみに、2着を3本並べている岡村仁&桐生順平が5・6位を分け合い、吉田拡郎が7位などなど、18位圏内にいるやまと軍団は8選手。絶対本命となった信一郎に、怖いもの知らずのスピード戦で挑んで欲しいぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

足踏みっ><

 

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 昨日、①①②③着と大活躍した女子レーサートリオ。今日の前半でも、2Rの3コース金田幸子が2着、4Rの3コース三浦永理もこれまた2着に入線し、「チーム女王」の連続3連対記録を6に伸ばした。

 

 

 

 

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 そして、その記録を7に伸ばすべく水面に下りたのが、5Rの平山智加だ。試練の6号艇6コースから、どこまで上位に食い込めるか。智加ちゃんはコンマ11のトップスタートで攻めたが、さすがにスロー絶対の今日の水面では、展開がなかった。6着、完敗。

 

 

 

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 ダッシュ戦の苦難は、他の2人にも襲い掛かる。10Rの金ちゃんは5コースから6着、11Rのエリーも5コースから攻めきれずに6着……今までの潤沢な貯金を、この大敗で一気に吐き出してしまった。

 それでも! 金田が予選13位で、三浦が14位(このふたり、艇番もコースも着順もまったく同じ)。平山だけが圏外の23位だが、勝率5・00は十分に巻き返せる成績だ。この3人揃っての6着を「束の間のバカンス」くらいに考えて、また明日から前へ上へと突き進んでもらいたい。(photos/シギー中尾、text/畠山)