ニュージェネレーションのウェアといえば、でっかくスカルがあしらわれているのがおなじみ。今節、そのニューバージョンがお披露目です! ニューニュージェネシャツ……言いにくいな。平本真之が着用していたので、撮影させてもらいました!
こ、こ、これは! 女子レーサーの似顔絵でおなじみ、静岡の某画伯の作品ではありませんか! この独特なイラストのニュージェネバージョンが登場とは、これはボート界を揺るがす大ニュースだ!
この似顔絵、それぞれ誰の似顔絵かおわかりになりますか? 平本自身は上段右から2番目。上段のいちばん左、下段のいちばん右がわかれば、ある法則にしたがって並んでいるのがわかると思います。これが現在のニュージェネのフルメンバー! いつかグランプリのトライアル2ndをこの12人で争う日が来るんでしょうかね。
なお、よく見たら岡崎恭裕も同じウェアを着ており、茅原悠紀と篠崎仁志が白地バージョンを着ておりました。篠崎元志は、結成当時のオリジナルバージョンを着ており、桐生順平は昨年お目見えした濃いブルーのバージョン(メンバーの名前が英字で記されたもの)を着用。峰竜太は、ニュージェネウェアじゃなく、自分の名前がでっかく記されたTシャツを着て、本体整備に勤しんでおりました。
そう、峰は本体整備に着手。昨日の午後イチで「良くなった」と言っていた峰だが、前検時のひどい状態を脱したという意味だったようで、ドリームを走ったら「やっぱり厳しい」と感じたらしい。そこで本体整備、というわけだ。ペラ調整の腕には定評がある峰が本体を触っているのだから、これは異常事態だ。どこまで底上げができたのか、5Rで確かめたい。
そういえば、毒島誠が着ていたのは何だっただろうか。特に気にも留めなかったということは、いつも着用していることが多い、桐生が着ていたのと同じバージョンだっただろうか。あるいは、毒島の様子はそれを確認する暇もないというか。プロペラ調整と試運転にとにかく忙しそうだったのだ。2R発売中にモーターを装着した山崎智也のヘルプをしていた以外は、水面にしろ陸の上にしろ、走っている印象しかない、というのが今日午後イチの毒島だ。毒島も足的にはかなり厳しい様子で、前半の6Rまでにはなんとか立て直さんと、忙しい時間を送っていたのだ。その活躍ぶりはとにかく印象に強いものの、実はこのところSGでは結果を出し切れていない毒島。そのリズムを変えるためにも、懸命にパワーアップをはかっているのだ。
さて、今日のオープニングを制したのは西山貴浩。世代的にはニュージェネと一緒だが、打倒ニュージェネを旗印に曲者として暴れる男だ。1Rには茅原、岡崎とニュージェネが2人もいたから、まとめてしりぞけた格好。お見事!
ピットに戻り、ニッシーニャはどれだけおどけてくれるだろうか……と思っていたら、西山は意外と笑顔を見せず、他の1着選手と同様に、粛々とエンジン吊りに取り組むのだった。実際はこの男、レースには生真面目な勝負師なんです。6Rが控えているため、着替えたあとも素早く次の準備に取り掛かってもいる。単なるパフォーマーではないことを、改めて実感した次第だ。(PHOTO/中尾茂幸 黒須田 TEXT/黒須田)