８Ｒ／絶対エースの底力
８Ｒ
①西村 歩 ―
②堀之内紀代子 ③着条件→３着6・40
③松尾夏海 ②着条件→６着
④深尾巴恵 ―
⑤永井聖美 ―
⑥長嶋万記 完走当確→１着8・67
※推定ボーダー6・33
見てくれ、この足、これが宮島の11号機だ！
初日から５戦連続２着だった長嶋万記11号機が、待望の初白星をゲットした。今日は６号艇の１回走り。大敗でも喫するものなら予選トップ争いから脱落もありえたが、そこは絶対エースの底力。５コースから内の永井聖美にツケマイを浴びせ、そのまま豪快なまくり差しでバック突き抜けた。昨日まではバック直線で先行艇に届かなかった（または逆転された）から、今日はこのレース足が仕上がっていたかもしれない。喉から手が出るほど欲しかった10点増しで、予選勝率8・67。他力ではあるが、「９Ｒの川野が②着以下～10Ｒの山川が③着以下」という条件が揃えば予選トップに躍り出る。
準優ボーダー争いでは、③着条件の堀之内紀代子が粘り強く立ち回ってガッチリ３着をキープ。6・40という勝率で予選を終えた。肉食系?のまくり屋だけに、準優ではキーウーマンになりそうだ。
繰り上がり出場からミラクル予選突破を目指した松尾夏海は、道中で揉まれに揉まれて６着大敗……ここではまだ家賃が高かったか。
９Ｒ／ひかる散る
9R
①守屋美穂 ―
②高田ひかる ②着条件→６着
③大山千広 ―
④村上奈穂 ―
⑤川野芽唯 完走当確→４着7・60
⑥三浦永理 ④着条件→２着7・00
初日の５・４着から粘り強い走りで成績を押し上げ、最後に２号艇②着条件というチャンスを残した高田ひかるだったが……ここも家賃が高すぎた。スタートで凹み、川野のまくりに強引に飛びついて空振り、厳島方向にぶん流れて６着に敗れ去った。スタート負けがすべて、本人にはいい勉強になったはずだ。
一方、①着なら予選トップの可能性を残す川野は、３コースから自力まくりで勝負したがその高田の飛びつきにターンロスを余儀なくされて４着まで。暫定７位までダウンした。この結果、予選トップ争いはすでに8・67で予選を終えた万記と、10Ｒの山川のどちらかに絞られた。「４号艇の山川が②着以内なら山川、③着以下なら万記」というわかりやすい二者択一となった。
９Ｒを終えて、予選ボーダーは6・40。先に「有力」と報じた樋口由加里は次点の19位、水野望美が20位という状況だ。（TEXT/畠山、PHOTOS/シギー中尾）
（TEXT/畠山、PHOTOS/シギー中尾）
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