BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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THE勝負駆け・前半戦ダイジェスト

 昨日まで5・50だった準優ボーダーが、2R終了後に6・00までジャンプアップ!! 当記事も準優推定ボーダー6・00として、前半戦のレース経過~結果をダイジェストでお伝えします(極端なボーダー変動あらば、後続の記事で修正します)。

【1R】素子はんが余裕の当確ランプ

 2走で2・2着ほ6・00の②細川裕子が、2コースからズッポリ差し抜けて圧勝。①池田紫乃が例によって「差されてもまくらせない握りインモンキー」で注文がハマった勝利ではあったが、後続を突き放していくレースっぷりは豪快そのもの。【7R6号艇で3着=6・00】と確かな可能性を残しつつ、パワー的にも狙って面白い勝負駆けになりそうだ。
 3着は3周に渡って2番手・紫乃を追いかけ回した。惜しくも逆転とはならなかったが、オール3連対をキープしつつ【5R2号艇で無事故完走なら当確】という安全圏に突入した。なお、メイチ1着勝負で結果待ちという境遇だった④小芦るり華と⑥清埜翔子はともに大敗して準優の夢は潰えた。

【2R】角が当確フィニッシュ・第1号!

 2コースの②原田佑実がドカ遅れ、勢い③山川美由紀が猛然と襲い掛かる波乱含みの1マーク。が、インコース①櫻本あゆみがぐんぐん伸び返し、「まくらんかな」の山川も直前にまくり差しにチェンジ。1マークを先取りした櫻本がしっかり逃げきった。櫻本の行き足がもう少し弱ければ、山川強攻から穴展開になっていただろう。昨日まで準優圏外だった両者がワンツーを占めたことで、前出ボーダーラインが6・00まで跳ね上がった。
 3着は今節の粘り足が半端ない④角ひとみがガッチリと守りきり、6・40で予選フィニッシュ! 暫定14位で予選完走者の当確ランプ第1号となった。

【3R】F2夏海が堂々の当確ランプ

 ほぼほぼ横一線のスタートから絶好枠①喜井つかさがインからキッチリ押しきり快勝。予選成績を5・40までアップさせたが、ボーダー6・00の争奪戦ではかなり厳しい予選フィニッシュとなった。行き足~伸びが日々アップしており、敗者戦に回れば上位パワーと言えるだろう。要注意。
 3コースから自在に攻めた③宇野弥生が2着を取りきり、後半は【11R2号艇で2着=6・00】の勝負駆け。3着にはF2持ちの松尾夏海が粘りきり、後半7Rを待たずに当確ランプを点した。台風の目と呼ぶべき大活躍だが、選手としての真の強さも実感させる5戦だった。

【4R】ピーチ姫、散る。

 自称・穴党の無理筋舟券を嘲笑うインコース天下。ここも①土屋実沙希がインから他を寄せつけずに圧勝。11661着=6・40というド派手な予選成績で当確ランプを点した。準優でも上位のストレート足だけに、センター筋なら一泡吹かせるかも? 2着の④堀之内紀代子、3着の⑤中村桃佳はボーダー6・00では遠すぎる成績に。外枠からガンガン前付けで攻めまくった桃佳だが、やはり6・6発進が厳しすぎた。

【5R】安定感光る万記

 トップ級のパワー誇る②香川素子が2コースからズバッと差しきって節間2勝目。312331のオール3連対を維持しつつ、暫定3位で予選を終えた。39号機の安定感、半端なし! このまま準優1号艇をGETできるかどうかは、まだ予断を許さない3位ではある。
 安定感と言えば、5コースから難なく2着に進出した⑤長嶋万記も危なげないレース足で着をまとめている。勝ち星こそないものの24222着で当確ランプ。9R1号艇でシリーズ初勝利&準優好枠を射止める可能性は低くないのだが、なかなかの乱戦ムードが漂うカードでもある。(後述)

【6R】エリー薄氷の逃げで6・00

 すでに赤信号の③今井美亜がド根性の強ツケマイを浴びせたが、1着6・00の①三浦永理が必死のパッチでブロック。その後も追いすがる美亜を振り切って、最低ノルマの6・00で予選を終えた。じわりじわりボーダーライン近辺が混雑しはじめており、まだ当確ランプは点灯しない状況ではある。
 一方、1着条件の②滝川真由子が3着、2走で16点が必要な高田ひかるが5着に敗れて絶望的に。昨日は平山を差しきる金星を挙げた④海野ゆかりは6着大敗を喫し、後半10Rは1号艇ながら【2着で6・17】というソコソコ厳しい条件を残した。(photos/シギー中尾、text/畠山)