オーサカRUSH突入! パチスロ『レディースチャンピオン』なんて台があったら、こんなゾーンに突入したのではないかというくらい、初日は大阪支部の選手が連チャンで暴れまわった。
オープニングレースの1Rは原田佑実がイン戦で2着をキープ。続く2Rは支部を長年支えてきたベテラン五反田忍が5コースから鮮やかなまくり差しで1着!
4Rは3号艇の落合直子が展開をしっかり見極めての差し切り勝ち!
さらに5Rでは大ベテランで支部の支柱・高橋淳美が逃げ切って勝利!その後も6R原田と10R落合が2走目でも3着に入線した。
もうピットの大阪支部はお祭り騒ぎ! とでも書きたかったのだが、意外にピットの時間は淡々と流れていた。優勝戦や準優勝戦ならともかく、まだ初日だし、ピット内も蒸し暑いからね。
ただしピット内で、ナニワンレーサーの笑顔がよく見られたのは事実。大阪の男子選手は毎年のようにSGやG1を勝ちまくっているが、女子は1987年のレディースチャンピオン創設以降優勝がない。この勢いで、悲願のタイトルを持ち帰ることができるか!?
好調だった大阪支部に対して、今日の成績がイマイチだったのは静岡支部だ。まずは2Rの松瀬弘美が6着。
4Rはイン戦で人気を背負った池田浩美が大競りをして6着大敗。しかも不良航法のオマケまでついてしまい、初日からキビしい状況に追い込まれてしまう。
そして5R。評判機の62号機を引いた池田明美であったが、展示から動きがあまりピリッとせず、本番でも1マークで振り込んで6着に敗れる。
さらに8R。4カドの倉田郁美もブロックされて6着に沈む。なんと、静岡支部の「○美」がまさかの4連続で6着である。
その後のドリーム戦で長嶋万記が、道中で握りマイを連発して3着をもぎ取るが、結局3着以内に入線したのは長嶋だけという結果になってしまった。
勝った支部がお祭りモードではないように、負けた支部がお通夜モードだというわけではない。ただし当たり前だが笑顔は少ない。とはいえ、本日の静岡勢は総じて枠が悪く展開が向かなかった事実。明日以降に巻き返しに期待したい。
最後に。本日のドリーム戦を制したのは1号艇の中谷朋子。先ほど大阪支部はレディチャン優勝がないと書いたが、よくよく考えてみ兵庫の選手にも優勝経験がない。今回は兵庫の中谷に加えて大阪支部と上位着でまとめた。平成最後のレディースチャンピオン、大阪や兵庫に史上初のクイーンが誕生するかもしれないぞ!
(TEXT/姫園 PHOTO/中尾)