BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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THE勝負駆け! 前半レースTOPICS

 今日は個人戦の勝負駆けデー。レディース&ルーキーズそれぞれのBEST6=準優メンバーの推移を、前後半の2回に分けてお伝えします。まずは、各チームの3日目までの順位と勝負駆け条件を再掲しておきましょう。

レディース

1中田夕貴  3・3着
2魚谷香織  4着
3鎌倉 涼  3・3着
4高田ひかる 3着
5倉持莉々  2・2着
6川野芽唯  2・2着
7西橋奈未  1着
8渡邉優美  1・2着
※推定ボーダー8・00

ルーキーズ

1砂長知輝  完走当確
2廣瀬篤哉  4・6着
3井本昌也  完走当確
4中野仁照  1・6着
5梶山涼斗  2・3着
6三村岳人  2・3着
7伊藤尚汰  2着
8竹下大樹  2着
9山本稔太朗 2・2着
10前原大道  1着結果待ち
11山口広樹  1・2着
12中 亮太  1・2着
15篠原飛翔  1・1着
※推定ボーダー6・50

 レディースは女傑8人衆だけに特化された少数精鋭の激戦、一方のルーキーズは伏兵&群雄割拠の戦国時代という様相を呈しております。まずは前半戦のトピックから(レディース推定準優ボーダー8・00、ルーキーズ推定準優ボーダー6・50))

★1R/V候補・亮太の巻き返し

 初日から明らかなパワー劣勢で455着と這っていた①中亮太。ただ、昨日の1着あたりからじわじわ機力の上積みが見られ、ここもインから圧倒的な逃げきり。遅ればせながらの2連勝で、【後半11R4号艇で2着】という勝負駆け条件を残した。地力的にはまったく問題のないハードルで、あとはパワー的にどうか。
 2着は5コースから突出スタートを決めた⑤三村岳人。最後はまくり差しに構えて中を捕えきれなかったが、今節はスタートから獰猛に攻める姿が際立っている。後半は【10R1号艇で3着】の勝負駆けだ。スタートで遅れない限りはかなり有力だろう。

★2R 芽唯一歩前進、莉々二歩後退!?

 昨日まで紅組6位の①川野芽唯が堂々のイン押しきりでポイントアップ。後半9R2号艇で3着なら8・00と準優がはっきり見えてきた。逆に同5位の③倉持莉々は3コースまくり差しが不発(サイドが掛からない見え方)で、4カド④寺島美里の差しにまったく追いつけずに3番手まで。

 それどころか、残り1周で4番手⑤中尾彩香の全速マイを2度浴びてハナ差の逆転負け。「準優ボーダー8・00とすると、後半10R4号艇で1着でも届かない」という激痛の4着だし、パワー的にもやや不安の残るレース足だった。それはそれとして、殊勲の3着を勝ち取った中尾の猛攻に天晴れを贈りたい。

★3R/廣瀬に当確ランプも?

 賞典除外の①安河内健がインから難なく押しきり圧勝。昨日まで白組2位の③廣瀬篤哉は握りマイでバック2番手を取りきったかに見えたが、2マークで②篠原飛翔に抜かれて3着まで。それでも貯金たっぷりの身の上、後半12R5号艇を待たずに余裕の当確ランプを点した。ただ、足的には篠原の方がやや強めに見えたのは、明日に向けて気になるポイントではある。

★4R/安定のワンツー決着

 昨日まで8位の①渡邉優美が1マークを先制したが、同3位の③鎌倉涼がえぐり込むようなまくり差しでバック突き抜け! ターンも強烈だったが、優美7号機のレース足の甘さも感じさせる1マークではあった。
 圧勝の鎌倉はポイントを大きく伸ばし、後半12R2号艇は5着で8・00。逆に絶好枠で8ポイントに留まった渡邉は後半8R4号艇でメイチ1着が必要になった。芦屋では3連続優出、2連続Vのドル箱水面だけに、4カドからスタート勝負で突き抜けるかも?

★5R(団体戦)/順当なポイント上乗せ

 昨日までシリーズリーダーの②中田夕貴がズッポリ差し抜けてさらに得点アップ。【11R1号艇で5着=8・00】とほぼほぼ当確ランプの身の上となった。逃げきれば、もちろん自力の総合トップ確定だ。準優1号艇~ファイナル1号艇の花道が見えてきた??
 2着はルーキーズを力強く牽引する井本昌也で、勝負駆けとしては極めて安泰なワンツー決着。すでに当確ランプを点している井本は、砂長知輝~同期の廣瀬に次ぐ暫定3位で予選を終えた。相棒の19号機が噴きまくっているだけに、明日のセンター枠?が楽しみだ。

★6R(団体戦)/魚谷8点フィニッシュ!

 昨日まで2位の④魚谷香織がこれが予選ラストラン。上位着で準優好枠が見える4号艇だったが、1マークで内枠ルーキーズを超えられずに枠番通りの4着まで。確定ランプとは言いきれない8・00=暫定4位で予選を終えた。

 ルーキーでは何気に伸び足が強力な③中野仁照が、魚谷の攻めを完封しつつ握って攻めての2着=7・00で準優当確ランプ点灯! 明日はセンター枠が濃厚で、節イチ級に伸びーるパワーは超不気味な存在だ。台風の目になるか??

 さてさて、前半を終えてレディース組のトップ争いは体感的に【9・20中田か9・00鎌倉か?】ってな感じの一騎討ちムードが漂っております。逆にルーキーズは上位組の多くが後半外枠に組まれており、まだまだ予断を許さぬ攻防が続きます。最後に笑うのは、砂長か廣瀬か、はたまたすでに走り終えている井本19号機なのか?
 後半戦は基本的に速報スタイルでお伝えしま~す。(photos/チャーリー池上、text/畠山)