今日は18人だけが笑い、他の面々が泣く勝負駆けデー。例によって速報スタイルも交えつつ、勝負駆けのあれこれをお伝えしよう。
まず、Ｖ戦線に多大な影響を及ぼす予選トップ争いについて。昨日も書いたとおり、暫定１位～５位はすべて一発勝負。出陣の早い順番に着順⇔得点率の変動をお伝えしておく。
１着 ２着 ３着 ４着 ５着 ６着
６Ｒ②菊地孝平 7.83 7.50 7.17
７Ｒ⑤磯部 誠 8.67 8.33 8.00 7.67 7.33 7.17
８Ｒ④寺田 祥 8.00 7.60 7.20
11Ｒ②平本真之 8.33 8.00 7.67 7.33
12Ｒ①石野貴之 7.67 7.33
この他、２回走の６位・茅原悠紀＆８位・片岡雅裕（ともにピンピン連勝で8.00）、７位の池田浩二（１着＝7.50）、９位・萩原秀人（１着＝7.60）にも逆転トップの可能性が残されている。
自力の権利は磯部で、１着ならその時点で文句なしのトップ当選。２着なら11Ｒの平本に自力権利がスライドする。その条件は磯部はじめ他の選手の着順次第だ。ちなみに、【磯部２着⇒平本１着】でともに8.33で並んだ場合は上位着が多い平本がトップに浮上する。このあたりのせめぎ合いは、７Ｒの磯部が走り終わった直後に速報としてお伝えしたい。
一方、準優ボーダー＝予選18位を巡るサバイバル戦は、３日目まで5.75が分水嶺に。ただ、10Ｒ１号艇の羽野直也や11Ｒ１号艇の桐生順平が逃げきれば６点を超えるため、「最終的に6.00に収束する可能性は高い」と想定している。これを踏まえて、６Ｒ～９Ｒまでの勝負駆け条件と私・畠山なりの見どころを想定ボーダー6.00でアップしておこう。
６Ｒ
①宮地元輝 ２走12点
②菊地孝平 完走当確
③島村隆幸 １着5.83結果待ち
④赤岩善生 ―
⑤上條暢嵩 ―
⑥萩原秀人 ５着
【見どころ】特訓では赤岩が動いて14・23/56という不穏な隊形もあり、時間のある方はスタ展に注目！ とにかく絶好枠の宮地は意地でも逃げきって、後半（11Ｒ５号艇）への貯金を蓄えたい一戦。上位着で予選トップ・準優１号艇の目がある菊地と一目散にワンツー態勢を固めるか。菊地が２コースか赤岩を入れるかで、その連動確率は大きく変化すると思う。６コース巧者・萩原も準優１号艇のチャンスあり軽視禁物だ。
７Ｒ
①坪井康晴 ３着
②関 浩哉 ―
③濱野谷憲吾 ―
④原田幸哉 １着
⑤磯部 誠 当確、１着トップ確定
⑥田口節子 ―
【見どころ】何はともあれ１着＝トップ確定の磯部（冒頭参照）に注目。１Ｒの一撃まくりで生き残った幸哉が再度のＳ攻勢で磯部に差し場を与えるかも？ インから強烈に伸び返す坪井との東海対決（元愛知の幸哉含むｗ）が、Ｖ戦線に多大な影響を与えそうだ。
８Ｒ
①椎名 豊 ２走14点
②篠崎元志 ―
③村松修二 ―
④寺田 祥 完走当確
⑤丸岡正典 ４着
⑥佐藤 翼 ３着
【見どころ】６Ｒの宮地同様、絶好枠の椎名は10点加算して後半12Ｒ４号艇に臨みたい。その野望を崩しに行くのは準優１号艇の目がある寺田か。元より４カドではまくり怪獣と呼ばれる男、昨日からアップしている伸び足もフル稼働して攻める可能性は低くない。ならば、悪くても中間着が欲しい丸岡・翼にも美味しい展開がありえる。
９Ｒ
①篠崎仁志 ―
②大上卓人 ２着
③深谷知博 ―
④辻 栄蔵 ―
⑥池田浩二 完走当確
※⑤田村隆信は欠場
【見どころ】５艇立てで準優脱落組も多く、２着条件の大上＆準優１号艇の目がある池田にとって与しやすい番組か。特に６号艇・池田にとって５コース想定は嬉しい誤算。鋭いまくり差しハンドルで上位に進出する光景が浮かぶ。転覆で足落ちした辻36号機に復調の兆しあり注意を払いたい。（photos/シギー中尾、text/畠山）
