“賞金王”といえば、トライアル2戦3戦の枠番抽選!
というわけで、12R終了後、全員が初体験となる枠番抽選が、
特設会場で行なわれた。 まずはA組から。
11R1着の日高逸子から、12R2着・中谷朋子、11R3着・横西奏恵、
12R4着・宇野弥生、11R5着・寺田千恵、12R妨害失格・平山智加
という順番でガラポン。B組も12R1着・田口節子→…………と
同じ流れだ。なお、永井聖美はB組の6号艇固定。3戦も同様となる。
で、A組一番手の日高がいきなり白い球を出した!
2戦連続1号艇! ということで、会場はざわざわざわ。
続く中谷が黒い球を出して、
内枠はさっさと奪われてしまったのだった。
ならば3号艇が欲しい横西奏恵は、あぁ、黄色……。
次にガラポンする宇野弥生に「4引いて!」と懇願していた。
それだったら美味しい5号艇ですからね。
残念ながら宇野は3号艇。 ここで全員の脳裏をよぎったのは、
公開モーター抽選で2分の1の確率で16号機を外した
寺田千恵のこと。そう、次の寺田に残されている枠番は4と6。
今度は2分の1の確率で2走連続6号艇の可能性が出てきたのだ。
祈りながらガラポン回すと、出たのは……青!
寺田は少女のようにきゃっきゃとはしゃいでいたのだった。
ラストは当然、6号艇。平山はなんだか意気上がらない
抽選をしなければならなくなった。しかも、ガラポンから
緑の球が出てこない! 何度回しても外に転がり落ちてくれず、
選手代表の鵜飼菜穂子は「もう出さなくてもいいんじゃない?」と
平山を気遣ってもいた。20回くらい回して、ようやく転がり落ちた瞬間、全員が「出たーっ!」と叫んだのでありました。
緑ですけどね……。
つづいてB組。騒いでいたのはなぜかテラッチで、
「角さんに1を残してください、皆さん!」と祈りながら
笑いをとっていた。
そんななか、後輩の田口節子が真っ先に引いて
2号艇。少しだけ顔がゆるむ。 沸いたのは、
3番目に引いた三浦永理。白い球が出た瞬間、笑顔!
そして、後ろのほうから「おぉぉぉぉっ!」と歓声が沸いた。
振り向くと、遠目に抽選の様子を眺めていた静岡勢が、
仲間の1号艇ゲットを大喜びしていた。
で、がっかりしたのはテラッチ&ひとみん。
5着の角は、もちろん5番目の抽選で、
しかも永井の6号艇が決まっているから、実質ラストガラポン。
山川美由紀が赤、香川素子が黄を出していたので、
残る色はもうわかっているのに、ガラポン回して青が出ると
ガッツポーズ! だはは、ナイスパフォーマンス!
主役はテラッチ&ひとみんでしたかな、今日の抽選は。
(PHOTO/池上一摩 TEXT/黒須田)