クイーンズクライマックスも枠番抽選! というわけで、12R後に競技棟で行なわれている。グランプリと違って記者の入室が許されていたので、その空気感もがっちり体感してまいりました!
印象的だったのは、やっぱり山川美由紀。初戦6着だから、抽選順はラスト。つまり残り福を願う立場だ。選考順位12位だったから、ボート、モーター抽選も同様で、今のところ抽選は他力が続いている。で、山川が属するA組は、2~5号艇が次々に出て、残り2人となって1号艇と6号艇が残る、という状況になった。グランプリでもあったなー。トライアル2nd第2戦の抽選がA組B組ともにそんなんでしたね。で、5番目の選手がともに6号艇を引いてしまうという。そんな状況になって、山川は特に表情を変えたりはしなかったけれども、5番目の選手が緑を引いた瞬間、破顔一笑。バンザイ! いい笑顔でした! そりゃやっぱり嬉しいですよね。逆に、緑を引いた海野ゆかりはがっくりと苦笑い。グランプリと同様の展開になったわけですね。これでパワークイーンにツキが回ってきたかも!
注目されたのは、やはりA組の平山智加。白球の女王! ここまでトライアルの枠番抽選では5回連続で白球を引いているのだ。なにしろ、第1回大会の第3戦からですからね。昨年は不出場だったが、足掛け4年、白だけを引いてきた平山なのだ。というわけで、選手も報道陣も誰もが注目した平山の抽選。平山自身も、ドキドキしていただろうなあ。カメラのフラッシュも心なしか多く焚かれるなか、出た球は……黒! あぁ、連続白が途絶えてしまった……。残念! 平山も、1号艇うんぬんよりも、途絶えたことが残念そうだった。それでも2号艇ゲットとは抜群の抽選運。こうなると明日の抽選がまた楽しみですな。
B組では、長嶋万記が2度柏手を打って祈りながら引いたが5号艇。こちらの1号艇は、寺田千恵だった。出た、テラッチスマイル! 6号艇を引いてしまった樋口由加里は複雑な表情。笑みを浮かべてはいたけど、内心ガッカリだっただろうなあ。(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩 TEXT/黒須田)