賞金王12戦士の前検が、8・9Rの発売中に行われました。
超の付く評判モーター34号機の今垣光太郎は、
例によって足合わせなし。
他のメンバーはそれなりに特訓を繰り返し、
バカに良く見えたのがこの男。
★★井口佳典(12R1号艇)
ターン出口からターボエンジンが掛かったように突き抜けていく。
惚れ惚れする出足~行き足だった。
ほぼすべての相手が千切れる中、
スタート練習後の松井繁だけはしぶとく食いついていたので、
松井も上位級だと思われる。
続いて、スタート練習で目立った動きを見せた
3選手をピックアップしておきます。
★瓜生正義(11R2号艇)
2コースから3本行って、3本とも
イン太田和美を煽る勢いに見えた(スタートタイミングも、
太田より半艇身~1艇身突出してはいたのだが)。
艇界屈指の2コース巧者だけに、この行き足は怖い。
「太田の絶好の壁」と見るか「太田にとって脅威」と見るかは、
読者にお任せする。
★馬袋義則(11R3号艇)
その瓜生の外にぴったり貼り付いて、
千切れることなく1マークに向かった。
つまりは瓜生と同じような足色で、行き足が強い。
2、3号艇がこれだけ軽快だと、
ダッシュ勢にとっては「目の上のたんこぶ」になる可能性は高い。
★山崎智也(12R6号艇)
足はトライアル組では中堅以下かも。
だが、3本目のスタート練習で2コースを奪取。
それでコンマ03のガチンコSを決めたあたりが怖すぎる。
「奏恵ちゃんの引退に花を添える」という気合いは半端ないはずで、
こうと思えばFも辞さずに踏み込む勝負師だ。
今節の台風の目は、間違いなくこの男!
前検タイムです。
賞金王決定戦・前検時計
①井口佳典 6・44
②平尾崇典 6・47
③馬袋義則 6・50
④瓜生正義 6・52
⑤丸岡正典 6・54
⑥松井 繁 6・56
⑦峰 竜太 6・58
⑧太田和美 6・59 坪井康晴
⑩白井英治 6・61
⑪山崎智也 6・62
⑫今垣光太郎 6・64
今垣の時計はいつもワースト級なので、
気にする必要はないでしょう。
トップ井口の時計は、
チルト1・5度の中村亮太より速かった!!
出足~行き足だけじゃなく、伸びまで凄い
(photos/シギー中尾、text/H)