BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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江戸川レディースvsルーキーズTOPICS 初日

【5R】

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 インから遅れた①森岡真希を、伸び足いい②浜先真範が情け容赦ないジカまくり一撃! この先制攻撃に④井上尚悟、⑥大塚康雅も機敏に連動して白組がワンツースリーを独占した。やはり今節もルーキーズがスピードで圧倒してしまうのか??
 紅組/4・5・6着=7点
 白組/1・2・3着=24点

【6R】
 上位独占の勢いに乗って①③⑤号艇の白組連勝かと思いきや、インの①門間雄大が1マークで振り込み痛恨の転覆。明らかに選手責任失格で、この時点で紅組の1ポイントが確定した。レースはこの事故に他艇が巻き込まれている間に④宇野弥生がズッポリ差し抜けている。注目すべきは⑤澤崎雄哉64号機の展示タイム=6秒39!!!! 門間転覆の影響をモロに受けて5着に沈んだが、ストレート足は文句なしの節イチだ。
 紅組1ポイント

【7R】

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 ①小池礼乃がしっかり逃げきったかに見えたが、②板橋侑我がバック追い上げて絶品の2マーク差し。板橋は前半1Rでも離れた6番手から凄まじいターン足で4着まで追い上げており、今節の台風の目になりそうな鬼足とお伝えしておく。団体戦としてはこの1・2着の逆転がモノを言って白組が接戦を制した。再び1ポイントリード。
 紅組/2・4・5着=14点
 白組/1・3・6着=17点

【8R】
 1Rでも抜群の行き足を魅せていた③中田達也が、スリットほぼ同体から力強く抜け出して一撃まくり! 伸びでは澤崎に一歩譲るとしても、行き足だけなら節イチ級のパンチ力だ。差してまくっての連勝発進で、中田がV戦線の有力候補に躍り出た。もちろん明日以降も徹底マークすべきだろう。インからまくられた①大谷健太もしぶとい走りで3番手を確保し、白組の勝利を決定付けた。
 紅組/1・3・6着=17点
 白組/2・4・5着=14点

【9R】

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 イン①富樫麗加が2コース②黒野元基のジカまくりを抑えてまんまの逃げきり。ただ、スリットからの行き足は黒野が断然上で、やや不安の残るイン逃げにも見えた。サイドが掛からず強襲が失敗した黒野は、2マークでもターン直後に艇が暴れて転覆(選手責任)。回り足には?が付くものの、スリット前後の行き足の良さは常に警戒しておきたい。
 それから、前検横綱に指名した香川素子27号機は、期待したほどのストレート足ではなかった。かと言って弱いわけではなく、上位のど真ん中レベルか。前節・後藤翔之と同じくチルトを跳ねていたのだが……明日以降の調整&足色に注目したい。
 紅組が1ポイント返して2-3。

【10R】
 ここも紅組ならば3-3のタイに持ち込めたのだが、やはりルーキーズの壁は厚い。今シリーズで唯一のA1戦士③佐藤博亮が、3コースから覗いて②倉持莉々を絞め殺し。そのまま鋭角のまくり差しハンドルを突き入れてA1レーサーの貫禄を見せつけた。インに優しいまくり差しだったため、①松尾充もしっかり残して早々の3-1態勢。この時点で白組の勝利がほぼ確定、4-2と突き放した。
 紅組/1・4・6着=15点
 白組/2・3・5着=16点

【11R】
 三国同様の大差は避けたい紅組。①渡邉優美がインからきっちり逃げきって意地を見せたが、後続が続かない。道中の混戦から②権藤俊光~⑥上田龍星~④新開航の白組トリオが抜け出して2・3・4着を取りきってしまった。パワー的には先行する新開を余裕あるターン足で楽々と交わした龍星のレース足が光る。
 紅組/1・5・6着=13点
 白組/2・3・4着=18点

【12R】

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 11Rで勝ち越しを決めた白組がさらに突き放すか。紅組が一矢を報いるか。白組団長の①渡邉雄朗がトップスタートから鮮やかな逃走劇。ただ、2番手が②原田佑実、3番手が⑥平高奈菜で、2マークを回った時点では紅組に分のある展開だった。そこに割って入ったのが「追い上げの魔術師」とでも呼ぶべき③今泉友吾だ。レース足の厳しい平高を鋭角差し一閃、並ぶ間もなく交わし去っている。その回り足は7Rの板橋に匹敵する節イチクラスかも? 「スタートで無理せず道中ゴボー抜き」という個性派ユーゴの真骨頂と言うべき3着だった。
 紅組/2・4・5着=14点
 白組/1・3・6着=17点

団体戦ポイント
紅組26白組

 白組の8戦全勝だった三国の2日目ほどではないが、やはりここ一番の勝負強さでルーキーズが圧勝。明日こそは、紅組の巻き返しに期待したい。(photos/チャーリー池上、text/畠山)