BOAT RACE ビッグレース現場レポート

BOAT RACE ビッグレースの現場から、精鋭ライター達が最新のレポートをお届けします。

江戸川レディースvsルーキーズTOPICS 4日目

 今日は団体戦のポイント争いに加えて、勝負駆けの推移も簡潔に追っていきたい。

【5R】
 昨日までレディース4位と奮闘していた③谷川里江が1マークを回った直後に転覆。5着条件をクリアできずに予選を終えた。2着で有望だった②富樫麗加も4着=5・00まで。1着はインからスタートをバチッと決めて逃げきった①宇野弥生。予選成績を富樫と同じ5・00まで引き上げた。女子のボーダーがぐんぐん下がるようなら、節間2勝が生きて滑り込み準優という可能性もわずかながらありそうだ。
 白組に1ポイントで通算19-6!

★浜先の白組トップ確定!!

【6R】

f:id:boatrace-g-report:20190214185619j:plain


 ⑤中田達也vs⑥浜先真範の同期節イチ決定戦かと思いきや……スタートが見事な横一線になってダッシュ勢が仕掛けられず、まさかの共倒れ! 特に中田はあれほど凄まじかった追い上げ足がまったく利かず、置き去りの6着に敗れ去った。この変調をどう考えればいいのか?? 浜先の5着ともども、パワー評価が急に難しくなってしまった。注目の予選トップは5着ながらも先着した浜先が、後のレースを待たずに確定ランプを点している。
 レースは①本部めぐみの逃げに③松瀬弘美、②宮本紀美がしっかり追随して超人気薄の紅組グランドスラム決着! 3連単は1-3-2で138倍のピンマンとなった。いやぁ、ボートレースはマジわからんす!!
 紅組/1・2・3着=24点
 白組/4・5・6着=7点
 紅組の7-19

【7R】
 ここもスリットが揃ってイン①金子萌がキッチリのイン逃げ。紅組のツートップ魚谷&香川が外から的確に捌いて2、3番手を取りきった。こうなると、団体戦の焦点は5・6着争いだ。6着を引いたチームが負けとなる後続争いは、⑥倉持莉々が5着に入線して紅組の連勝となった。
 女子の予選トップを走る香川素子は3着=7・33で終了。この数値を超える可能性がある選手は11Rの栢場優子(1着)と12Rの魚谷香織(1着)に絞られた。
 紅組/2・3・5着=16点
 白組/1・4・6着=15点
 紅組の8-19

【8R】

f:id:boatrace-g-report:20190214185643j:plain


 5Rからインの進撃が止まらない。①大塚康雅がしっかり押しきって、2番手も2コース差しの②外崎悟が順走。バックで後続をグングン突き放し、早々にワンツー態勢=白組勝利を決定づけた。準優勝負駆けは④渡邉優美が最低でも2着を確保したかったが3着止まり。5・50で険しい相手待ちとなった。
 紅組/3・4・5着=12点
 白組/1・2・6着=19点
 白組の20-8

【9R】
 ここも順当すぎるほど順当に①澤崎雄哉が逃げて②佐藤博亮が差して③松井洪弥が握って、バックまんまの白組123ダァー決着。3連単は今シリーズ最低の510円也。同時に準優勝負駆けを決めたのは澤崎と松井で、2着だった佐藤博は7・00の高率ながら今後の相手待ちとなった。
 紅組/4・5・6着=7点
 白組/1・2・3着=24点
 白組の21-8

【10R】

f:id:boatrace-g-report:20190214185706j:plain


 インの進撃は続く。いつもはスタートが慎重な①今泉友吾がキッチリ1艇身まで踏み込み、ゴキゲンな伸び返しで圧勝した。予選トップの浜先には及ばなかったが、8・17で2位通過だ。2着には3コースから握った③佐藤隆太郎。バックで白組の3連勝を決定づけるとともに、隆太郎自身も節間7・50で準優の当確ランプを点している。
 一方、女子の勝負駆けはグングン成績を上げて「ほぼ当確か」と見ていた④大豆生田蒼がまさかの6着惨敗。準優の好枠どころか、5・50で黄信号を点してしまった。
 紅組/3・5・6着=9点
 白組/1・2・4着=22点
 白組の22-8

【11R】
 準優ボーダー争いもいよいよ佳境に。このレースは①平高奈菜が1着、②森岡真希が2着が必要十分条件というメイチの対決だったのだが、1マークは森岡の差しが鮮やかにめり込んだ。が、1着を狙う平高も諦めない。ターンマークごとに追って追って追い回し、最後は渾身の差し一撃で逆転。6・17まで跳ね上げて自力での勝負駆けを成功させた。森岡も予選突破。

 紅組/1・2・5着=20点
 白組/3・4・6着=11点
 紅組の22-9

【12R】

f:id:boatrace-g-report:20190214185727j:plain


 予選の最後の最後に、節イチの大波乱が待ち受けていた。6コースの⑥板橋侑我が最アウトからスタートを決めて全速の絞めまくり! これにイン①魚谷香織が飛びついて大競りに。板橋はハンドル操作を誤って転覆するわ、とことん面倒を見た魚谷も流れて置き去りにされるわ、すったもんだの間に③藤原菜希~④鈴木諒祐~黒野元基がズボズボ差し抜け3連単は384倍に及んだ。団体戦は板橋転覆があって紅組に。
 勝負駆けは、魚谷が5着ながらも余裕の2位通過。1着なら準優1号艇だったのだが、今節の魚谷はサイドの掛かりが強烈なだけに、2号艇でも勝機はある。惜しかったのは1着の藤原で、節間成績は良い順から123356の5・50で暫定6位タイ。ただ、このレース4着で同じ5・50になった②喜井つかさが113456。2勝がモノを言って、最後の準優チケットは喜井の手に渡った。
 紅組に1ポイント。

トータル成績
紅組1022白組

 さてさて、明日の団体戦は1~8Rまで同じく内枠3艇vs外枠3艇のブロック戦で行われるのだが、なんとなんと紅組の1~3号艇が8レース中6回!! これはハンディキャップなのか、それとも最終日に帳尻を合わせるのか……まあ、とにもかくにも紅組にとっては巻き返しの大チャンス。好枠で大いに張りきってもらいたい。(photos/チャーリー池上、text/畠山)