BOAT RACE ビッグレース現場レポート

BOAT RACE ビッグレースの現場から、精鋭ライター達が最新のレポートをお届けします。

THEピット――しょっぱなから濃い!

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 2Rで4カドまくりを決めた徳増秀樹、これで通算2000勝! ピットに帰還した徳増は、祝福の声をかけられて、ボート上で敬礼! うーーーん、濃いっ! 当初は東海陣営のみが沸き立っていたものが、徳増のアクションで全体に伝播。気づけば、リフトに集まったほとんどの選手が、拍手で徳増を称えたのだった。いやーーー、濃いっ! もしかしたら濃い水神祭があるかもしれないので、その場合は後ほどお伝えいたします。

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 一方、SG初勝利の水神祭を狙って1号艇で登場した丸野一樹は大敗。SGデビュー戦は苦いものとなってしまった。これまでヤングダービーの舞台でしか丸野を見ていないが、敗れてこんなにも悔しがる顔を見たのはこれが初めてだ。SGという舞台の、それこそ濃さや厳しさ、そしてSGで戦い、敗れるということを、全身で経験した格好となった。これがまた丸野を大きく成長させる糧になると信じたい。いや、今日は6Rも待っている。水神祭、別に1号艇でやる必要はないんだよ、マルちゃん!

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 SGチャレンジカップのオープニングは、なんにしても水神祭をめぐっての幕開けとなった。そして、GⅡレディースチャレンジカップのオープニングは、魚谷香織の逃げ切り! こちらはしっかり人気に応えてみせている。レース後は福岡勢に囲まれて笑顔。優勝でも年末には届かないからといって、緩めない戦いは続く。

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 レディース組では、ドリーム選手インタビューから帰ってすぐ、守屋美穂が整備室に飛び込んでいる。本体整備だ。前節、岡山支部の先輩にして、寺田千恵先輩の旦那さんである立間充宏が苦戦したモーターで、寺田から手応えやまだ手をつけていない部分など、“伝言”があったとか(本来はテラッチが引いたときのために立間は教えたのだろう)。1R発売中には整備を終えて試運転へ。不安点は解消できただろうか。

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 守屋と入れ替わるように整備室に駆け込んだのは、毒島誠だ。昨日につづいて、今日も本体を割っているのだ。地元で、ドリーム1号艇で、責任感を覚える状況で迎える初日。徐々に立て直すというより、まさに責任を果たすために奮闘しているように見える。で、よく考えると、ドリーム1号艇が男女とも本体整備だ。レースまでにどこまでパワーアップしてくるか、注目しよう。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)

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前年度覇者の馬場貴也。昨日は「微調整くらい」と言っていたけど、今日はけっこうペラをガシガシと叩いていました。仕上がれば6枠でも怖いぞ!