BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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『期待の43号機は……??』

(抽選前のつぶやき)

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 謹賀新年、2022年もよろしくお願いしますっ!
 とこなめモーター群は、去年の12月9日が初下ろし。まだ1カ月も稼働していないヒヨッコエンジンだけに、パワー鑑定は難しいところ。ならば、「今年もあの男を呼べ!」ってなわけで、信頼度抜群の三島敬一郎『エン魔帳』の登場だ。それぞれ2、3節の鑑定だけに、短評はなし。代わりに足色の特徴を添付してくれたので、舟券作戦の参考にしていただきたい。

三島敬一郎推奨モーター
43号機(19.0%)S 出足、行き足系
10号機(50.0%)A+ 行き足、直線系
26号機(61.5%)A+ 行き足、伸び系
46号機(42.3%)A+ 行き足、直線系
29号機(52.2%)A 出足、行き足系
42号機(50.0%)A 出足、回り足系
8号機(50.0%)A 行き足、中間速系
19号機(68.4%)A 出足、回り足系
9号機(34.6%)A 出足、回り足系
30号機(35.7%)A キャリボ交換が吉
45号機(23.1%)A 出足、回り足系
38号機(64.7%)A 出足、行き足系
20号機(57.1%)A 行き足、直線系
13号機(25.0%)A?二の足、スリット足系

 おおっ、三島が唯一Sランクを授けたのは、2連対率19%の数字低調機。ちょいと調べてみたらば、なるほど、アレですよ、アレ! 地元の杉山正樹が大晦日の2Rに噴きすぎ(?)でコンマ04もハミ出したのに、元旦の10Rに6コースから一撃まくり! さらに、本人もその気になって、チルト角を元旦0度→1月3日0・5度→4日1・0度と跳ね上げて狂暴な直線足に仕上げたアレ。
 もう、1月4日の6R6号艇に至っては、③渥美卓郎までが露骨にマーク戦法を選んで12/6345という超変則隊形に。3カドを得た杉山は軽々とまくりきり、渥美との⑥-③という“モロスジ決着”と相成った。現状、この43号機の出否は分からないけれど、もしも参戦したらメチャクチャ楽しみだし、チルト角の変動にも注意する必要がありそうだ。もちろん、菅章哉、徳増秀樹、濱崎直矢、酒見峻介などのまくり屋の手に渡ったら、初戦からアタマ決め打ちで狙ってみたいなぁ。

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 で、伸び~~るフェチの私としては三島推奨の20号機・26号機・8号機、それから初下ろし節の伸び足が目立った37号機・34号機の都合5エンジンをこっそり応援しようと思っている。さてさて、三島推奨14基の中から参戦するモーターは、どれだ!?

(いざ、抽選会場へ!)

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 今日は、ジャスト1年ぶりにモーター抽選会場に足を運ぶことができた。とは言え、このご時世だからして、選手たちは黙食ならぬ“黙抽”という感じで淡々粛々と進行。もちろん、まだ下ろして間もないモーターなので、パワー相場が固まっていないという側面もあるだろう。遠藤エミと西橋奈未が仲良く並んで小声で会話してたり、関浩哉が「38」を引いた直後に「(正月開催の)優勝モーター」と嬉しそうにつぶやいたり、そんな程度しか書くべきエピソードがほとんどないまま、あっという間に48人の抽選が終わっていた。

三島推奨機のパートナー
★★★43号機(19.0%)S=不参加!><
★★10号機(50.0%)A+=中村 尊
★★26号機(61.5%)A+=廣瀬真也
★★46号機(42.3%)A+=村上功祐
★29号機(52.2%)A=井上大輔
★42号機(50.0%)A=日高逸子
★8号機(50.0%)A=西橋奈未
★19号機(68.4%)A=佐藤隆太郎
★9号機(34.6%)A=徳増秀樹
★30号機(35.7%)A=秋山直之
★45号機(23.1%)A=安河内将
★38号機(64.7%)A=関 浩哉
★20号機(57.1%)A=坪井康晴
★13号機(25.0%)A?=不参加

 そしてそして、↑あんなに煽った三島トップ評価=43号機は、なんとなんと今節は不参加に! 数字の低さが災いしてしまったか、残念だがこの魅力満点の43号機は次のシリーズの目玉パワーとして積極的に狙ってみたい。

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 こうなると、繰り上がりで三島推奨のトップに君臨するのは、中村尊10号機だ。正月開催の本多宏和がトップ級のストレート足で優出3着。その前に乗った畔柳俊吾もシリーズで5本の指に入るスリット足を魅せており、中村尊らしい強気な自力攻めに期待したい。(photos/チャーリー池上、text/畠山)